ひでさんの気まぐれ日記

旅の様子や趣味を書いていきます

中山道11 おまけ

2022-11-27 23:39:56 | 街道歩き

中山道11 おまけ

今回の旅の本編で紹介しなかった食と3日目のお話を中心に。

1日目の昼は藪原宿でお蕎麦を頂きましたが、夕食は宿泊した上諏訪のホテルから歩いて2〜30分のところにある「ステーキハウス カナディアンロッキー 諏訪湖畔店」へ、ここはリーズナブルな価格でステーキが食べられるお店ですが私が目に入ったのが「ラムステーキ&ハンバーグ」、ステーキハウスと言ったら一般的に牛だと思いますがここのお店では牛だけでなくラム肉もメニューにあります、最近ジンギスカン欲しているので迷わずラムステーキ&ハンバーグを注文しました。ステーキソースは何種類もあり迷いましたが結局どちらも「ガーリックみそ味」、そしてこのお店はセットメニューのライスが大・中・小・メガとあるだけでなく、無料でカレーのトッピングができます、つまりステーキ&カレーライスとなるわけで大満足の夕食となりました。

朝食はホテルのバイキングですが、この日は7時43分上諏訪発の列車に乗るので(この次の木曽福島行は約3時間後)7時のOpenと同時にレストランに入り軽めの?朝食となりました。

2日目のお昼は。
この日の工程は30km弱、休みなしで歩き続けても6時間くらいなので実施は7時間くらいかかりゆっくりと昼食をとっていると本当に日が暮れてしまうので道の駅で購入したきんつば(4~5個入りだったかな)を休憩の時にほおばるという形で進みました。(きんつばの写真は2日目)

夕方は上諏訪に戻る前に塩尻の山賊で山賊焼を頂きました、前回の旅で街道を逸れて大回りしたのに開いて無かったので隣の食堂に入ったのですが(こちらも美味しかった)実は塩尻駅そばという事がわかったのでこちらで夕食です、メインは山賊焼ですが他にも美味しそうなメニューが目白押しなので贅沢に馬刺しC定食(山賊焼C定食+もつ煮ハーフ+馬刺しハーフ)を注文、A,B,Cは山賊焼の大きさでCはこれでも一番小さなもの、大満足でした。
 

3日目の朝はゆっくりとホテルで昼食、ここのホテルでは目の前で小さ目おにぎりを握ってくれるので温かいふっくらおにぎりが頂けます、その他信州蕎麦や地の物が色々ありこの日は時間もるので何度かお替りして大満足です。

今日は真っすぐに帰らずに寄り道します、パンセ小松で牛乳パンを予約しているのでお昼くらいを目途に松本に行けばよいため松本を通り過ぎて安曇野へ行きました。
目的は大王わさび農園、来たかったところです。
ここに来たらという事で生わさびやチューブ式の生おろしわさび購入した後、わさびソフトを頂き広大なわさび畑を見ながら美味しいわさびを堪能しました。それにしても大きすぎる、わさびソフトの後ろに写っているのはごく一部でこの先にはこの何倍ものわさび畑が広がっていました。
 
  

松本に戻ってパンセ小松で牛乳パンを購入、ここの牛乳パンはこれでもかという具合にクリームが乗っていてTVとかでも度々紹介されるので事前予約しないと買えません、とにかくボリュームが凄いのでだいたい2日かけて食べますが、私的には初日に木曽福島のかねまるパン店で購入した牛乳パンのほうが好みです。かねまるパン店が牛乳パンの元祖といわれています、パンの包みの絵がかわいい町にある普通のパン屋さんといった佇まいがまた足を向けたくなります。

お昼は高速道路の梓川SAにあったわさび蕎麦を頂きました、流石そば処のSAとあってしっかり蕎麦屋さんのお蕎麦といった感じでした。(写真無し)
このまま帰るのもという事で以前から気になっていた佐久平PAにある日帰り温泉へ、なが~いエスカレーターに乗って着いた温泉施設からの景色は絶景でした。

 

次の旅は温かくなってからですかね。


中山道11 2日目

2022-11-27 21:32:53 | 街道歩き

中山道11 2日目
今日は木曽福島からスタート。
ここにもD51、昨日木曾福島からの帰りに車窓から駅そばにSLが見えたので朝一で行ってみました、昨日のは238番、こちらは775番、除煙板のふちが白くペイントされていたりライトが少し大きくなっていたりと微妙な違いはありますがほとんど同じ形のようです。川場村でみたD51は煙突の形から全く違ってましたので、D51といっても色々な形の物があるようです。

少し歩くと塩渕の一里塚が地元の集会所のような場所の庭に有りました。

 
先ずの目的地は道の駅木曽福島、ここに昨日行った日野製薬の木曽市場店があるので物色してみます。

ここの名物は色々な地の物のほか「木曽路の国道19号沿では唯一木曽御嶽山を望める場所」だそうで、広々したウッドデッキから見渡すと御嶽山は既に雪化粧でした。

で、目的の入浴剤というと売り切れ入荷待ちとの事でした、来週入ってきますとの事でしたが待つわけにいかないのでwebで購入することにします、webだと何か味気ないんですけどね。
実はここの道の駅に寄るために少し中山道を外れています、旧中山道は国道を挟んで向こう側なのですが一人旅なのでここは臨機応変に行きましょう。
旧中山道を辿ると時々このような線路わきの道も通ることになります、ちょうどいい具合に特急しなのの通過に会えました。特急しなのは前がとがっているのが長野方面、平らなのが名古屋方面とお顔が違います、関東以北ではあまり見かけない形なのですが名古屋や大阪(サンダーバード等)ではよくあるようです。

本当に木曽路はいい景色でいっぱいです、川面に映る橋の姿が何とも美しい。
もしかしたら木曽路が中山道のハイライト?いやいや、まだまだいい所はたくさん控えていると期待を持って旅を続けます。

暫く行くと立派な新しい橋が見えました、その橋の下をくぐって階段を上ると国道に戻るはずです。
 

ところがこのような看板が有り先に進めません、ガイドアプリではここを進むはずですが。。。
どうやら今は歩行者が通れなくなっているようで迂回路の標識がありました、ということはさっき見た大きな立派な橋を渡って対岸に渡り大回りをしなければならないということです。

こんな感じでしょうか、緑っぽいのが旧中山道で赤い線が迂回路です、距離的には5~600mくらいの大回りですが実は上って下るのです、旧中山道をそれて迂回するのは何となく体力的、精神的なダメージが大きいですが行ってみるととても見晴らしがよい楽しい道でした。
  

迂回路を渡りきるとそこは上松宿、上松宿を過ぎてしばらく進み国道19号を跨ぐ陸橋に差し掛かった辺りで通りかかった車が私の横で止まりました、何かなと思ったら「この先サルがいるから気を付けてください」と。少し進むと左先方に子猿を連れた母猿らしき数匹の群れが居ました、道を挟んだ反対側には一回り大きな体をした目つきの悪いなんかボス猿っぽい姿が、気を付けて刺激しないようにやり過ごしました。

少し歩くと突然歴史のありそうな建物があるエリアが出現、ここ越後屋は創業寛永元年(1624年)の超々老舗蕎麦屋さんで今も蕎麦屋として営業されているそうです。開いている様子が無かったのでスルーしましたが、立ち止まってもう少しきちんと確認するべきでした。ここまで歴史のある蕎麦屋さんってめったにお目に掛かれません。

またまたいい感じのエリアに、旧中山道を辿っていくと時々木曽古道という看板に誘導されます、木曽古道は中山道が整備される以前からある古道らしいです。

ここ木曽路はもう紅葉の時期を過ぎ冬支度を始めた感じの山並みですが何故かここだけ真っ赤に紅葉していました。

いよいよ須原宿へ、木曽路はどこに行っても水が豊富なところではありますがここには「水船の里」の看板が、木曽谷の中では一番古くに栄えた宿場町で清水の豊富な地域だそうです。
綺麗な水と言ったらという事でやはり老舗の酒蔵がありました、西尾酒造でお店の方と色々お話を聞きながら「純米吟醸 木曽の桟」という酒を購入してリュックに、少々重量は増えても後のお楽しみが増えるので重くはありません。
 

須原宿を過ぎるとあとは今日の目的地の野尻宿ですが11月末の日の入りは早い、なるべく16時頃までには着きたいので先を急ぎます。
既に14時半を過ぎているのであと1時間半くらいで着きたいところですが、旧中山道は伊奈川を過ぎたあたりで国道をそれて山の中に入っていきます、少しずつ日が落ちてくる不安の中で
こんなところで真っ暗になったら危ないなと思いながら、今度秋冬に歩くときはリフレクタ的な光る素材の物とか懐中電灯を準備するべきだなと反省。
日が傾く中何とか暗くなる前に野尻宿に到着しました。
 

といってもすぐに帰れるわけでなく、実は野尻から塩尻方面の電車は17時半までありませんので事前に調査していたCafeで電車待ち。2件チェックしていましたが手前の「山里のカフェテラス」は閉まっていたので、暗くなった中その先に明かりのついていた「刀」に入りました。ここ「珈琲 刀」のオーナーはバイク乗りで移住者、店名の「刀」はスズキのバイク「刀」と元々鍛冶屋さんの建物だったという事でこの名前にしたそうです、電車までの待ち時間オーナー婦人といろいろお話し楽しい時間を過ごすことができました。次回の出発地はここ野尻、刀でCafeした後に中山道12をスタートすることに決めました。

 

ん?
お昼がない。
事前に距離と時間を計算して1日の目的地を決めるのですがお昼時間を計算に入れないこともしばしば。
そう、今日は時間に迫られる旅だったのできちんとした昼食はとっていません、道の駅でゲットした菓子を小休憩時にほおばりながら歩きました。
何て名前の菓子だったか、たぶん「きんつば」?豆の味がしっかりとして素朴な美味しい菓子でした。

本日の歩行データ
木曽福島-野尻
距離:29.92Km
時間:7:04 (休憩含む)
歩数:45200


中山道11 1日目

2022-11-26 16:21:56 | 街道歩き

中山道11 1日目

5月の旅の続きは今年のうちにと考え、雪が降る前にということで11月末の街道旅となりました。
前回の目的地である奈良井宿からのスタートです。
前回奈良井宿到着後に電車で木曽福島まで行ったのですが、その時奈良井駅を過ぎてすぐ大きな木製の橋があるのが見えたのでまずはそこから攻めてみます。
「木曽の大橋」という橋で「美しい総檜造りの太鼓橋は、橋脚を持たない橋としては日本有数の大きさ」だそうです。

奈良井宿の街道に戻り先ずは日野百草本舗でお買い物、前回の旅で物色しましてはみがき粉「百草はみがき」の小さいサイズを購入したのですが今回はしっかり普通サイズの百草はみがき、日野百草丸(国内産オウバク配合)とティーバックタイプの入浴剤を購入しました。
本当は粉の入浴剤も欲しかったのですが、このお店には無かったので明日通る道の駅にある日野百草本舗木曽市場店で探すことにします。
 

山越え前にエネルギー補給ということで駒屋で五平餅を頂きました、こちらの五平餅は丸くて3種類のたれを楽しめました。
一般的に五平餅は小判型で串に刺さった姿を連想しますが(前回食べた店はそうだった)ここの五平餅は丸く串に刺さっていないもので朝一出来立てで美味しかった。
私が店に来たときはまだ開店準備中、奈良井は朝から雨だったらしく「雨でお客さん来ないよね」とのんびり開店準備をされていた所を急がせてしまったようです。

 

この日の奈良井は朝から雨が降ったりやんだり、早朝はかなり本降りだったそうですが私が着いた時から時々パラっと降る程度で今回の難関山越えにも支障のない程度の雨でした。
奈良井からさきは鳥居峠越えとなりますが、事前調査ではコースは整備されていてスニーカーでも大丈夫とあったので、本格的な山靴は持参せずライトなトレッキングシューズで来ましたが正解でした。

  

石を敷き詰めた街道は雨の中ちょっと滑りやすいですが、水はけがよいのか落ち葉に救われたのか石の敷いていない山道もぬかるむことなく歩くことができました。
峠の上には休憩場所(トイレ付)も有ってしばし休憩、ふうーっと一息つくと息が白い、寒いのか湿度が高いのか?

峠を降り始めると、とても幻想的な風景がお出迎え、鳥居峠のトチノキ群という場所には何本ものトチの木や山肌に苔が生えてとても美しい風景をかもし出していました。


  
鳥居峠の後半でやっと太陽が顔を出しました、今日これから雨の心配はなさそうです。

鳥居峠を下ると藪原宿なのでここで昼食とします、荻野屋さんは蕎麦の名店、とても古い建物が旅情を擽ります。
注文したのは鴨せいろ、地元にも美味しい蕎麦屋が沢山あり行きつけの蕎麦屋でも鴨汁蕎麦は定番ですが、ここの蕎麦はより細身でお上品な蕎麦でした。
お蕎麦を頂いている間にストーブのそばで靴を乾かしてくれていました、
何というやさしいお心遣い。


 
荻野屋を出発して靴を履き替え、
通常舗装路を延々と歩くときはリーボックのDMX MAXでないと踵をやられてしまうので山道以外はこれを愛用しています。
暫く進むと藪原一理塚、何故かそこにはSLが鎮座していました。
この旅では多くの静態保存されたSLを見かけます、地元にはD51も含め観光列車として現役で活躍するSLがありますが眠っている機関車が全国にはまだまだあるようです。

山を下りると中山道は暫く国道歩きとなります、関東圏ではこれが一番きつい工程(ただの街中や町はずれの車が行きかう国道沿いを延々と歩くので気が滅入る)ですが木曽では飽きさせません、川のせせらぎに太陽の光が反射してとてもいい感じ。

 
巴が淵のすぐ上には鉄橋があり、ちょうどいい具合に電車が通過していきました。

いよいよ宮ノ越宿に入ります、ここでは本陣が公開されており中を見学することができます、のちに資料を見るとこの建物は貴重なものだそうです。
「明治16年2月に旧中山道宮ノ越宿は大火にあい、90軒の家が燃えています。この大火で本陣の主屋部分が焼失しますが、客殿部分は焼失を免れました。
 木曽11宿の中でたった1宿残されたこの客殿部分の再生工事が終了し、平成28年4月15日(金)より一般公開されています。」
とのことでした。

宮ノ越の次は今日の目的地の木曽福島へ向かいます。
木曽路はほぼ一本道、そこに川が流れ道を作り線路を敷くということで行程では線路や川沿いを歩くことが多く列車によく遭遇します、山はすでに雪化粧となっていて冬の到来を予感させます。

  

暫く進むと道沿いにこのような標識が、信じて進むと何やら怪しい雰囲気に、
川に掛かった半分崩壊しかけ?の橋を渡って

何とか普通の道に戻ったのも束の間でこのような標識にも遭遇、でもここ木曽路は中山道歩き旅の人たちにとても優しい道です。 

いよいよ今日の目的地木曽福島に入ります、ここには関所跡があり見学して外に出てみると猿が塀の上を歩いていました。

福島は大きな町でした、塩尻以降では一番大きいのでは?特急が停まる駅でもあるのでそう言うことなのでしょうきっと。
その中にも一部古い町並みが残る区間も少しながら残されていました。
 

今日は峠越えも有ったのでもう少し短い工程でも良かったのですがここを選んだのは交通の便が良いこと、特急が停まるので列車の本数が多いのです。
木曽福島からは16:25の特急しなので宿のある上諏訪に戻ることにします。

 

本日の歩行データ
奈良井駅-木曽福島
距離:23.36Km
時間:6:30 (休憩含む)
歩数:39100