ひでさんの気まぐれ日記

旅の様子や趣味を書いていきます

中仙道15 3日目

2024-11-06 20:05:00 | 日記

中仙道15 3日目 最終日

昨日の続き草津からスタートです。
 

ここ草津宿は日本橋、三条大橋に次いで重要なポイント、駅から少し進んだところにこのような碑が有ります。
「左中山道、右東海道」つまり東海道と中山道はここで合流し京都へと進みます。東海道が先にできたので中山道はここが終点とも言えますが、中山道六十九次はこの後も含まれるので中山道はここで東海道と合流して先へ進むと解釈し旅は続行です。

  

草津を過ぎると東海道(ここから一応道案内が東海道になるのでそう呼びます)は琵琶湖の南側を迂回するような形で京都へと向かいます。

琵琶湖から流れ出す瀬田川にかかる瀬田の唐橋のたもとでしばし休憩。
実はここに来る前、街道沿いで見つけた朝早くから開いているパン屋さんKOPPEであんバターコッペパン(注文してから作っていただける)を買ってバッグに忍ばせていたので休憩がてらエネルギー補給。


瀬田の唐橋はとても趣のある橋です。

この橋をはさんだ草津と大津はかなり賑やかでホテルや飲食店もたくさんあります。

ホテルもビジネスホテルからリゾートホテルまで盛りだくさん、彦根で美味しい夕食に有りつけたので結果オーライではありましたが、草津、大津あたりを宿にするのも有りだったかもしれません。

 

通りには立派な瓦屋さんが有りました、どうやら鬼瓦などの装飾瓦屋さんのようです。
 

京阪の踏切で電車を待っていたらこんなかわいらしい電車が通り過ぎていきました。
 

JR東海道線を潜るのに車はぐっと潜りますが歩道は少し高い所で潜るのであまリアップダウン無くて済むのはありがたい。
 

街中のただの路地っぽい道を通って東海道は右に折れます。
 

ちょっとバージョン違いの飛び出し坊や。
東海道は真っすぐ、東海道に入ってから道幅が狭いと思うのは気のせいでしょうか?
 

大津の道路には線路が有りました、通った時に電車の通過は無かったのでわかりませんでしたが、普通の道路の上に有ったので路面電車だとおもったら京阪京津線で普通の電車だそうです、かなり大胆なつくりの一般道を走る電車は国内唯一らしいです。通過を見たかった。
 

この電車が先ほどの道路を走るのですね。

大津から先は峠越えになります、結構交通量多い道路わきの緩やかな歩道をひたすら進みます、ちょうど峠の頂点を過ぎたあたりで3日目にして初めてきちんとした昼食を頂くため歩道を渡って旧道に入ります。

きんし丼のお店「かねよ」、本店は改装中とのことで「かねよレストラン部」に入りました。
きんし丼とは卵焼きと鰻のコラボどんぶりで関東では見たことのない取り合わせです、きんし丼の感想はまた後程。
 

おなかも膨れたところで旅の再開です、峠を下りて少し進むと「髭茶屋追分」という分帰路に差し掛かります、数日前にブラタモリでやっていた所で実はここで東海道が2つに分かれるそうです。
一般的に有名な東海道はここを右に入って京都三条大橋までの道、もう一つの知られざる東海道はここを左に入って大阪まで行くそうです。
 

山科の町に入ると至る所にこのような茄子らしきバルーンが色々な所にぶら下がっています。
これは何なのか全くの謎のまま町を通り過ぎましたが後で調べたら「もてなすくん」という「京野菜の山科なすをモチーフにしたゆるキャラ」という事でした。
 

この洒落た建物は「スイス菓子 ローヌ本店」、「京都山科 地元では知らない人はいない!?チーズケーキが自慢の洋菓子店ローヌ」だそうです、なぜこんな店にふらっと立ち寄れないのか、毎度毎度ですが歩くことが楽しくて早く先へ進みたい衝動が強すぎます、気になったところにふらっと立ち寄る心の余裕を持ちたいです「前回も言ってた」。
 

東海道脇の小さな公園で猫たちがまったり。
 

れっきとした東海道です、昔はもっと広い道だったのだろうと想像します。
 

狭い道幅のまま上り坂、東海道最後の峠は本当に裏路地といった感じで車が来ると止まって避けなければならない道幅です。

  

峠を越えると広い道に、いよいよ京都市街に入ってきます、ゴールはもうすぐです。
 

少し進むと何やら道の向こうに見覚えのある風景が飛び込んできました、どうやら中山道は少しの間「蹴上インクライン」の横をすすむようです、
 
せっかくなのでインクラインの見学、京都には何度か来たことが有りますがここは初めてで、思いがけなく来ることができました。
 

インクラインを観光して後は三条大橋まで一本道、途中雰囲気の良い感じの古川町商店街横を通り過ぎ、
 

いよいよ中仙道ゴールの三条大橋に到着です。
12年前に日本橋をスタートした時は日光街道の次は中山道を歩こうという事で完歩するという事までは想像していなかったので感無量です。

 

これにて中山道の旅は完結。
ゴールした時はどんな気持ちになるのだろう、旅を終える寂しさがこみ上げるのかな等と想像していましたが清々しい気分です。
今までいろいろな場所を歩いてきました、歩いていると自動車、自転車では気づかないような風景や音、風などを感じることができます。人は歩く生き物なので人間の五感は歩くスピードでそれらを感じられるようにできているのだと思います。中山道沿いには沢山のいい所が有りました、歩くのに夢中でもっとゆっくりしたかったところも多かったので次はポイントを絞っての中山道旅をしたいです。さて東海道はどうする? 

今日はこのまま三条大橋そばのホテルにチェックインしてゆっくりした後、京都の街を堪能します。

 

 

 



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