愛の輝きとつぶやき

写真、アート(絵画、書、詩)日記

「足るを知る」

2015-09-14 22:32:26 | 今に生きる

「足るを知る」

「足るを知りなさい」と子供の頃に言われました。また、

「人間は足るを知る事が大事」と物の本にも書いてあります。

「分相応に生きなさい」とよく聞きますし、諭される言葉です。

人間のサガで、現状に満足できず、次から次へと欲望が移って行き易いです。

一つ願望が叶えば、飽き足らずまた一つ別の願いが湧いてきます。

それまでの願望がつまらない物に見えてくるからです。

良い意味で考えれば、物やシステムの進化に繋がっていきますので、

それはそれでいいと思うのですが、自我の欲望は、現状の不満からきています。

それは、他人と比べてどうか、という外に比較対象を求めて生きているから

ではないでしょうか。

今の自分の現状は自分が招いたことであり、その中で努力し継続していくことで

新たな道が表れてくるのであって、目を次々と移していっては堂々巡りになって

いつまでたっても不満が解消できていきません。

 

よく言われる言葉に、

“結婚はゴールではなく、スタートラインに立っただけである。”

それを結婚生活が始まると、あれこれ見えてきた事柄に不満が増えてきて、

こんなはずでは無かったと思い、視線は常に外に向かっています。

「足るを知る」は、自分の身の程を知って判断し、目の前の現状を精一杯

生きることでストレスが無くなっていくことになります。

結局は感謝の思いで生きることに繋がります。