「秋分について」
関東地方は陽射しが眩しく青空が澄んでいます。
9月23日の今日は秋分の日。お彼岸の中日で、先祖を敬い御霊を偲ぶ日です。
昼夜の長さがほぼ同じで、この日より夜が長くなる。
この頃になると秋の七草も見られるようになります。
萩・尾花・葛花・撫子・女郎花・藤袴・朝顔
萩(はぎ) 尾花(おばな)→ 薄(すすき) 葛花(くずばな)→ 葛(くず)
朝貌(あさがお)→ 「朝顔」ではなく「桔梗」であるとの説が定説。
「秋の七草」は、
山上憶良が万葉集の歌で選定し今に至っている。
万葉集の山上憶良が詠んだ歌
・秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数(かぞ)ふれば
七種(ななくさ)の花
(山上憶良 万葉集 巻八 一五三七)
・萩の花 尾花葛花(をばなくずはな) なでしこが花 をみなへし
また藤袴(ふぢはかま) 朝顔(あさがほ)が花
(山上憶良 万葉集 巻八 一五三八)
(尾花)薄(すすき)
ウィキぺディアより参照
秋の七草[編集]
秋の七草は以下の7種の野草のことである。
画像 |
よみ |
現在の名称 |
英名 |
科名 |
おみなえし |
Patrinia scabiosifolia |
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おばな |
Miscanthus sinensis |
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ききょう |
Platycodon grandiflorus |
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なでしこ |
Dianthus |
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ふじばかま |
Eupatorium fortunei |
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くず |
Pueraria lobata |
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はぎ |
Lespedeza |
マメ科 |
山上憶良が詠んだ以下の2首の歌がその由来とされている(2首目は旋頭歌)。
- 秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花(万葉集・巻八 1537)
- 萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花(万葉集・巻八 1538)
「朝貌の花」が何を指すかについては、朝顔、木槿(むくげ)、桔梗、昼顔など諸説あるが、桔梗とする説が最も有力である。
春の七種と違い、秋の七草に直接何かをする行事は特にない。秋の野の花が咲き乱れる野原を「花野」(はなの)といい、花野を散策して短歌や俳句を詠むことが古来より行われていた。秋の七草はそれを摘んだり食べたりするものではなく観賞するためのものであり、ゆえに「秋の七草がゆ」というものも存在しない。