言霊の幸(さき)はふ国、日本
「宇宙の真理を歌っている天の数歌」
今ではものを考えるとき、数をかぞえるときは、「ひとつ、ふたつ、みっつ……」と言うのが
一般的ですが、年輩の方であれば「ひ、ふ、み、よ……」と数えるかも知れません。
この素になっているのが、古来よりわが国に伝わる天の数歌です。
ヒ(ト) フ(タ) ミ(ツ) イ(ツ) ム(ツ) ナナ ヤ(ツ)
ココノタリ
モモチヨロズ
これは、万物の生命が生成化育するさまをうたった御神歌です。
六言四節の言霊の至極のことばであり、祝詞の中にも神様に申し上げる言葉として
あります。また神楽歌にも歌われています。
天の数歌は、太陽も地球も、地球上の万物も、すべて大自然のはたらきであり、
単なる物質ではなく大生命であることを言います。
それは、この世のすべては、宇宙意識の現われた現し世であり、
神の偉大なる力によってすべての生命が生み出され、力を与えられているという
ことであります。
ゆえに、この天の数歌は、肚(はら)の底から元気良く力を込めて唱えると、
全身に力が湧いてくるはずであると言われます。
日本は古代から、”天の数歌”に見られるように、言葉(言霊)と数(数霊)の関係を感得し、
宇宙万物の生成の理を理解してきました。
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