映画「PLAN 75」
第75回 カンヌ国際映画祭(2022年)カメラドール(新人監督賞)受賞
監督・脚本:早川千絵、主演:倍賞千恵子
舞台は「満75歳から生死の選択権を与える制度『プラン75』が国会で可決・施行された」日本。
この制度に人生を左右される人々を、「対象者」と「施行する側」「その間に立つ人間」といった様々な立場で描いている。
「プラン75」という制度が導入されると、人々の生活や思考はどのように変化していくのか。多様な年齢・立場から多角的に映し出していく本作は、見る者それぞれに「自分だったらどうするだろう」と考えさせ、共感させる“受け皿”の広さを有している。つまり誰が見ても“自分事”として刺さる作品なのだ。