踊らないのに大ヒット!
監督:シュリラーム・ラガバン、アーカーシュ役を演じたアーユシュマーン・クラーナー
盲目を装っているピアニストが殺人事件を目撃してしまったことをきっかけに、クセの強い登場人物たちが繰り広げる裏切りや騙しあいを描いたインド製のクライムコメディ。
本当は目が見えるが、芸術のために盲目で通しているピアニストのアーカーシュは、ある日、大スターのプラモードから演奏を依頼され、彼の豪邸を訪ねる。しかし、そこでプラモードの妻シミーが、不倫相手と結託してプラモードを殺害している現場を目撃してしまう。死体も犯人も見えないフリでその場を切り抜けたアーカーシュだったが、駆け込んだ警察の署長こそ、現場にいた犯人だった。
登場人物ほぼ全員悪いヤツという稀な映画でした。
そもそもなんで盲目のフリをするのかが謎。芸術の為?障害者の為のメリットを受ける為じゃないのか?
メインキャストの半分以上が「悪人」という、とんでもない映画である。
(1)盲人を装うピアニスト(アーカーシュ)、(2)浮気妻(シミー)、(3)警察署長、(4)外科医、(5)三輪タクシーの運転手、(6)その母(?)。(7)少年まで入れれば、7人もの“悪人”である。
対して、“善人”は3人しかいない。(1)ピアニストの恋人(ソフィー)、(2)元スターの寝取られ男、(3)隣人のお婆さん。
人生を決めるのは、生者(liver)なのか、肝臓(liver)なのか。