映画 『ヤギと男と男と壁と』@シネセゾン渋谷
製作国 : アメリカ=イギリス
監督 : グラント・ヘスロヴ
出演 : ジョージ・クルーニー 、 ジェフ・ブリッジス
ユアン・マクレガー 、 ケヴィン・スペイシー
オフィシャルサイト『ヤギと男と男と壁と』
「ヤギと男と男と壁と」- goo 映画
原作は実際にアメリカ軍に存在したという超能力部隊の関係者に取材したノンフィクション。
アメリカ軍でも大まじめに超能力の開発をしていたのだが、その名が“ジェダイ計画”。
果たして“ジェダイ計画”は成功を収めるのか、4人の超大物俳優が名を連ねる映画が
面白くないはずが無い。
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70年代は、ソ連が多くの超能力者を軍事目的に使っていると信じられていた
それに対抗してアメリカ軍でも大まじめに超能力の開発をしていたのだ。
ジェフ・ブリッジスは地獄のようなベトナム戦争で不思議な体験をして帰還する
その体験をもう一度得る為に軍隊の許可を得て修行に出て超能力で敵に勝てる
方法を上申する、その作戦こそは“ジェダイ計画”である。
ジェフの優秀な部下がジョージ・クルーニー で思わぬ超能力を発揮する
クルーニーのライバルであるケヴィン・スペイシーも適わない。
アメリカの地方紙の記者であるユアン・マクレガーは妻にも浮気される冴えない男だ
そんな彼が一発でかい記事を当てて妻を見返してやりたいとイラク戦争の取材に出掛ける。
クエートでユアンが偶然クルーニーと出会い冷戦時代の“ジェダイ計画”の話を知る
事になる、イラクの記事より面白そうだと食いつくユアンだったが・・・。
“ジェダイ計画”の話を取材しようとクルーニーと行動を共にするユアン
だが二人の行く先には次々とトラブルが発生する
それもクルーニーの超能力らしき物が原因のようだ。
ノンフィクションを原作にしているというが超能力を軍事目的に使う
というかなり怪しい設定だ、超能力を信じる上司が隣の部屋に壁を抜けて行くと
言って思いっきり壁にぶち当たる、がめげてない未だ修行が足りないと思っているようだ。
こんな怪しい設定の役柄を4人の大物役者が楽しんで演じているようだ
スターウオーズでジェダイを演じたユアンの前でクルーニーが私がジェダイだと
告白するのも笑ってしまう。
戦争という過酷な現実の中にこの様な超能力研究が真面目にやられていたことに
驚くが、LOVE & PEACE のヒッピー文化を軍隊に持ち帰り超能力で戦わずして
敵に勝つ事が出来ると信じられていたようだ。
先日見た「特攻野郎Aチーム」が正面から攻めた戦争アクション物とすれば
この映画は裏口に回ってさらに斜めから見た戦闘場面の無い戦争映画なのかも知れない。
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