BLOWING WIND・風のふくまま

風の吹くまま気まぐれな日々     
  明日も良い日になりますように。

映画「サウンド・オブ・フリーダム」

2024-09-28 16:50:38 | 映画

映画「サウンド・オブ・フリーダム」

映画『サウンド・オブ・フリーダム』公式サイト

映画『サウンド・オブ・フリーダム』公式サイト

映画『サウンド・オブ・フリーダム』公式サイト

 

児童誘拐、人身売買、性的虐待など、国際的性犯罪の犠牲となった少年少女を救い出すミッションに挑んだアメリカの元政府職員ティム・バラードの奮闘を、実話をもとに描いたドラマ。

子どもが売られている……そんなショッキングな児童性的人身売買の闇に挑む捜査官の実話をもとにした社会派サスペンス

現在奴隷として囲われている人数は、あろうことか、奴隷制度が合法だった時代も含めて、史上最多。そのうち数百万人が、まだ年端もいかない子どもたちだと言われている。

子供たちは売り物ではない !  主人公ティムは児童誘拐、人身売買、性的虐待といった、国際的性犯罪の犠牲となった少年少女を救い出すため、過酷なミッションに挑んでいく。

劇中のほとんどの時間が、身分がバレたら即殺される極限状況、ドライブ感満載のヒリつく瞬間の連続で、最後まで目を離すことができない。(映画Com.)

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映画「あんのこと」

2024-06-11 11:18:03 | 映画

映画「あんのこと」監督・脚本:入江悠

 香川杏:河合優実   多々羅保:佐藤二朗

 桐野達樹:稲垣吾郎  香川春海:河井青葉

事実に基づく映画との事で、アル中の毒母親と足の不自由なおばあちゃんと、娘(杏)の生活が杏の犠牲(万引きや売春、覚せい剤使用等)の上で成り立っている凄惨な状況が公的な補助や支援を得られずに有る事事態にショックを受けます。

杏の河合優実の好演と毒母の河井青葉の怪演が見どころです。

救いの無い絶望的な映画です、人には二面性が有る事を見せつけられます。

心身が健康な時に見て下さい。

 

 

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映画「関心領域」

2024-05-31 17:44:55 | 映画

 

映画「関心領域」監督:ジョナサン・グレイザー

第96回アカデミー賞(2024年)受賞:国際長編映画賞・音響賞

ホロコーストを題材にした映画として画期的なのは、強制収容所内の出来事を一切映像で描写しない点。ただし銃声や叫び声などの音と、高い煙突から上がる煙などの背景映像によって、すぐ隣でユダヤ人収容者の虐殺が延々と続けられていることを示唆する。そして、そんな煙や音を見聞きしながら意に介さず楽しげに暮らすヘス一家と来訪者らの姿が、観客を戦慄させもする。

そして、映画の眼差しは、単に80年以上前のドイツ人家族に向けられるだけでなく、ロシア・ウクライナ戦争とイスラエル・ガザ戦争で大勢の兵士と市民が日々戦死し犠牲になっている世界に生きる現代の私たちをも射抜く。そうした世界の悲惨な状況をニュースやSNSで見聞きしても、すぐに意識が日々の衣食住や身近な人間関係などに移っているのなら、ヘス一家に恐怖したり批判の目を向けたりする資格はないのかも。あなたの関心の領域はどこまでか、関心の壁は今のままでいいのかと、映画が問いかけてくるようだ。

映画。Comレビュー、高森 郁哉さん のレビューが秀逸でコピーさせて頂きました。

   
 

 

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映画「異人たち」

2024-04-24 16:03:04 | 映画

映画「異人たち」監督:アンドリュー・ヘイ

 アダム:アンドリュー・スコット   ハリー:ポール・メスカル

 アダムの父:ジェイミー・ベル     アダムの母:クレア・フォイ

日本を代表する名脚本家・山田太一の長編小説「異人たちとの夏」を、アンドリュー・ヘイ監督が映画化。1988年に日本でも大林宣彦監督で映画化された喪失と癒やしの物語を、現代イギリスに舞台を移してヘイ監督ならではの感性あふれる脚色と演出で描き出す。

12歳の時に交通事故で両親を亡くし、孤独な人生を歩んできた40歳の脚本家アダム。ロンドンのタワーマンションに住む彼は、両親の思い出をもとにした脚本の執筆に取り組んでいる。ある日、幼少期を過ごした郊外の家を訪れると、そこには30年前に他界した父と母が当時のままの姿で暮らしていた。それ以来、アダムは足しげく実家に通っては両親のもとで安らぎの時を過ごし、心が解きほぐされていく。その一方で、彼は同じマンションの住人である謎めいた青年ハリーと恋に落ちるが……。

アダムの固まった心の原因は、親を早くに亡くしたのだけが理由なわけではない。彼は「それ以前から孤独だった」のであり、自分が他人と馴染めなかったこと、ゲイであることを含めさまざまな恐れが自暴自棄をもたらし、人生に希望を持つのをやめていた。果たしてそんな人間に、転機は現れるだろうか。だがハリーもまた、彼と似た者同士だったからこそ、その痛みを共有することができる。

もっとも、本作が観客をそのセクシュアリティによって選ぶような作品だとは思って欲しくない。孤独と、誰かを必要とする気持ちは普遍的なものだから。

映画。Comより 抜粋 : 映画評論・批評(佐藤久理子

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映画「オッペンハイマー」

2024-04-16 20:34:45 | 映画

映画「オッペンハイマー」

監督:クリストファー・ノーラン

キリアン・マーフィ J・ロバート・オッペンハイマー:キリアン・マーフィ

エミリー・ブラント キャサリン(キティ)・オッペンハイマー:エミリー・ブラント

マット・デイモン レスリー・グローヴス:マット・デイモン

ロバート・ダウニー・Jr. ルイス・ストローズ:ロバート・ダウニー・Jr.

第96回アカデミー賞では同年度最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、編集賞、撮影賞、作曲賞の7部門で受賞を果たした。

原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。2006年ピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く。

第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになる。

冷戦下に吹き荒れた赤狩りを背景に、スパイ容疑をかけられたオッペンハイマーは、機密保持許可を問う「聴聞会」で“取り調べ”された。

(映画。Com. )

モノクロとカラーの場面が使い分けられるが良く意味が分からなかった、後半の聴聞会の場面も含めて3時間の大作だ。

 

 

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映画「ビニールハウス」

2024-04-06 19:32:27 | 映画

映画「ビニールハウス」脚本・監督・編集:イ・ソルヒ

キム・ソヒョン ムンジョン:キム・ソヒョン

貧困や孤独、介護など現代の韓国が抱える社会問題に根ざした物語が展開するサスペンス。

貧困のためビニールハウスに暮らすムンジョンは、少年院にいる息子と再び新居で暮らすことを夢見ていた。その資金を稼ぐため、盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。

半地下はまだマシ、という宣伝文句の通り本人の必死の努力も貧困から始まる負の連鎖は止められず更に悪い方向へと転がり続ける救いの無い物語。

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映画「12日の殺人」

2024-03-27 20:19:00 | 映画

映画「12日の殺人」

2023年・第48回セザール賞で作品賞・監督賞・助演男優賞・有望若手男優賞・脚色賞・音響賞を受賞。

監督:ドミニク・モルヨアン:バスティアン・ブイヨン、マルソー:ブーリ・ランネール

10月12日の夜、女子大学生クララが焼死体となって発見された。捜査を担当するのは、昇進したばかりの刑事ヨアンとベテラン刑事マルソー。2人はクララの周囲の容疑者となり得る関係者に聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係を持っていたことが判明する。殺害は明らかに計画的な犯行であるにも関わらず、容疑者を特定することができない。捜査が行き詰まるなか、ヨアンは事件の闇へと飲み込まれていく。

容疑者の男たちが、クララの奔放な交友関係を赤裸々に明かす一方で、彼女の友人であるナニーは、事情聴取に訪れたヨアンに対し「殺された理由知りたい?」と投げかけ、彼女のひと言は「奔放だったクララにも非があった」と言わんばかりの“男社会”に対する痛烈な問題提起である。

また、途中から男だらけの捜査チームに配属された女性捜査官が、「罪を犯すのも捜査するのも男性って変」と本音をもらす場面も。行き詰った捜査の再開を後押しする女性裁判官の存在も印象的だ。

「12日の殺人」が浮き彫りにするのは、未解決では済まされない男女の関係性。それは現代社会の縮図でもあり、本作を「今見るべき理由」にほかならない。

映画Com.レビューより佐阪航さん のレビューをお借りしました。

男が罪を犯し、
男が捜査し逮捕する。

殺された理由は女の子だから。

なんとも悲しい世界です。
犯罪に限らず、
政治や経済、紛争まで、
全て男達の戯れ事なのかもしれません

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映画「ドッグマン」

2024-03-21 19:55:17 | 映画

映画「ドッグマン」 監督:リュック・ベッソン  

ダグラス:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ

「レオン」のリュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て監督・脚本を手がけたバイオレンスアクション。

子どもの頃に父親から虐待され、犬小屋に閉じ込められ暴力を浴びて育った少年時代。父親の銃弾を浴びた時に脊髄を損傷して以来、車椅子での生活を余儀なくされるが、彼の側にはいつも最愛の友である犬たちがいた。

職を探して辿り着いたキャバレーでダグラスを出迎える心優しいドラァグクイーンたち、キャバレーのステージでシャンソンの女王、エディット・ピアフになり切り、拍手喝采を浴びるダグラスが素晴らしい。

バイオレンス映画の皮をかぶったヒューマンドラマ

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映画「犯罪都市」NO WAY OUT

2024-02-27 21:17:20 | 映画

「犯罪都市」NO WAY OUT

マ・ドンソク演じる型破りな刑事が犯罪組織と壮絶な戦いを繰り広げる人気クライムアクション「犯罪都市 」シリーズ第3弾。
主人公マ・ソクト役をマ・ドンソクが演じるほか、日本の殺し屋リキ役を青木崇高、日本のヤクザの親分役として國村隼が顔をそろえる。

まずは冒頭から、マ・ドンソクの自己紹介代わりのメガトンパンチが炸裂!
機敏で無駄のない動きから繰り出される破壊力抜群のパンチは、本作でも健在。
そうそう、これを観にきたんだよ!と期待どおりの暴れっぷりでワクワクさせてくれます。
ストーリーはともかく、みててスカッとする作品です。説得力抜群の佇まい彼しか出来ません。

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映画「ゴールデンカムイ」

2024-02-22 15:46:30 | 映画

映画「ゴールデンカムイ」監督:久保茂昭 原作:野田サトル(漫画・全31巻) 脚本:黒岩勉

・杉元佐一:山崎賢人、・アシリパ:山田杏奈、

尾形百之助:眞栄田郷敦、・鶴見篤四郎:玉木宏、・土方歳三:舘ひろし

明治末期の北海道を舞台にアイヌ埋蔵金争奪戦の行方を描いた野田サトルの大ヒット漫画を実写映画化。

日露戦争での鬼神のごとき戦いぶりから「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一。ある目的のため一獲千金を狙う彼は、北海道の山奥で砂金採りに明け暮れていた。そんなある日、杉元はアイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った「のっぺら坊」と呼ばれる男は、捕まる直前に金塊を隠し、その在処を暗号にした刺青を24人の囚人の身体に彫って彼らを脱獄させた。金塊を見つけ出すべく動き始めた杉元は、野生のヒグマに襲われたところをアイヌの少女アシリパに救われる。彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、その仇を討つため杉元と行動をともにすることに。一方、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉と、戊辰戦争で戦死したとされていた新選組副長・土方歳三も、それぞれ金塊の行方を追っていた。(映画。Com)

冒頭の戦闘シーン、迫力満点で手抜きなく過酷な状況が描かれる、これからの物語にどう繋がるのか思わず引き込まれる。場面毎に丁寧に時間を掛けて描いているので物語の進行はややテンポを欠く感じがする、全31巻の物語をどうやって納めるのかと思ったらやはり続きが有る、また続きを楽しみにしよう。

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映画「パーフェクト・デイズ」

2024-02-01 21:08:47 | 映画

 

映画「パーフェクト・デイズ」

監督:ビム・ベンダース  役所広司平山正木:役所広司

2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。
 
主人公平山(役所広司)はスカイツリーの見える下町の木造2階建てのアパートで一人で生活し、トイレの清掃をする仕事をしている、仕事ぶりは熱心で丁寧だ。
カセットテープで古い音楽を聴き、夜は古本屋で探した好きな本を読みながら眠る。
公園で見つける木の芽などを見つけては、家で鉢植えにし育ててもいる。
仕事終わりには自転車で銭湯に行き、酒場で一人で飲むのが日課だ。
彼はこの日常を規則正しく繰り返し生活を送っている、何の無駄も無く自然体の毎日だ。
彼のこれまでの人生や、なぜこの仕事をしているのかの説明は一切無い。
平山の生い立ちやどんな人生を歩んできたのか、回想やセリフではなく映画のシーンでそれを想像させる。時折平山の生活とオーバーラップする木漏れ日の映像が象徴的だ。

田中泯、石川さゆり、三浦友和らが演じる平山を取り巻く人達とのシーンが少ないながら印象的だ、三浦友和とのエピソードは強烈な余韻を残す。平山は一人で静かに暮らしているのだが周りの人との関係性は豊かだ。

ラストシーンは役所の顔のアップの長回しだが泣いている様でもあり、笑っている様でもある、諦めた様でもあり、希望を感じている様でもあり、微妙な表情が彼の人生をワンシーンで表現した名シーンだ。(映画.com レビュー・kozukaさんよりコピー編集しました。)

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映画「ロスト・フライト」

2023-12-16 21:21:04 | 映画

映画「ロスト・フライト」

監督:ジャン=フランソワ・リシェ

ジェラルド・バトラー ブロディ・トランス/ジェラルド・バトラー、

マイク・コルター ルイス・ガスパール/マイク・コルター、

ヨーソン・アン サミュエル・デレ/ヨーソン・アン

最大の特徴は、航空機パニックと脱出サバイバルのハイブリッド。“コントロールを失った航空機”だけでも1本の映画ができるところを、そこへさらに島でのサバイバルをのっけ、さらにゲリラの包囲網からの脱出も加えてくる……!過酷な状況に絶望的な展開が重なり、日常のストレスをぶっ飛ばしてくれる。

主演はジェラルド・バトラーである、今回は一転して「ごく普通のパイロット」という設定に。主人公の機長・トランスは元英空軍所属であり、退役後は大手航空会社に勤めていた。

普通というからには、その自慢のアクションは封印して……いるわけがない。極限状況では、真っ先に死地に切り込み、自らの命を賭して乗員・乗客を守ろうと奮戦するのである。(映画。Com)

ハラハラ・ドキドキのてんこ盛り、大いに楽しんでください。

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映画「理想郷」

2023-12-09 13:57:54 | 映画

映画「理想郷」

2022年・第37回ゴヤ賞で主要9部門を受賞するなど、世界各国で数々の映画賞を受賞。

第35回東京国際映画祭では「ザ・ビースト」のタイトルで上映され、東京グランプリ(最優秀作品賞)、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞を受賞。

監督:ロドリゴ・ソロゴイェン

ドゥニ・メノーシェ アントワーヌ:ドゥニ・メノーシェ マリナ・フォイス オルガ:マリナ・フォイス

理想郷」は、1997年に終の棲家を求めてスペインの小村に移住したオランダ人夫婦を襲った悪夢のような事件を基にしたフィクション。原題の「As bestas」は「獣たち」の意。

スペインのガリシア州には野生の馬に刻印を施す慣わしがある。屈強な男たちが荒馬を力で捻じ伏せる。その行為は何を意味するのか。

知性と野性、教養と無学、よそ者と地元民、寛容と不寛容、理想と現実、豊かさに対する認識の差違。6年を費やした脚本と光と影を対比させる撮影で世に蔓延る醜行を焙り出す。

日本でも全国の僻地(?)に原発や風力発電が作られてきたり、小さな町に再開発の名の下に立派な道路や商業施設が出来てきた。映画の中のスペインの田舎の話がこれらの出来事の理由を明かしてくれている様に感じた。

 

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映画「ゴジラ−1.0」

2023-12-01 16:23:19 | 映画

映画「ゴジラ−1.0」

日本が生んだ特撮怪獣映画の「ゴジラ」の生誕70周年記念作品、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズをはじめ「永遠の0」「寄生獣」など数々の話題作を生み出してきた山崎貴が監督・脚本・VFXを手がけた。

主演・神木隆之介、ヒロイン・浜辺美波

今回のゴジラ映画は、戦中から終戦直後にかけての日本を舞台としている。1954年に公開され、同時代を舞台とした初代『ゴジラ』に年代設定は近い。ゴジラの描写も、原点回帰ともいえる、純粋に人々に恐怖を与える怪獣として描かれている。

舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。

元特攻隊員・敷島(神木龍之介)を主人公にし、空襲で廃墟と化した東京で出会った女性(浜辺美波)と彼女が保護していた幼子の3人で疑似家族として暮らす。戦争で仲間を死なせた自責の念や戦後期の生活の苦しさ、超強力な怪獣に対峙する恐怖や不安などが描かれる。(映画。Com)

彼は物語の後半、命を捨ててゴジラを倒すことを決意するが、「命を捨てる」ということについては最終的に考えを改める。この命の価値をめぐる議論は、映画を通したメインテーマの一つだ。戦前・戦中の、多くの人々の命を軽く扱いながら誰も責任を取らない国の姿勢を、登場人物たちは事あるごとに非難する。そして国への対抗意識から、対ゴジラ作戦を行う際も、命を大切にしようと主張する。ゴジラとの戦いは、戦前の軍国主義体制と決別し、新たな日本の基盤をつくるための戦いでもある。この映画でのゴジラとの戦いから受ける印象は、作中でしつこいぐらい強調されている戦後日本の新たな希望の勝利ではない。むしろ戦前の日本に対する未練を引きずった男たちの敗者復活戦なのだ。対ゴジラ作戦に関わるのは、見事に男性しかいない。(藤崎剛人・埼玉工業大学非常勤講師、批評家)

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映画「ドミノ」

2023-11-20 20:44:22 | 映画

映画「ドミノ」

監督 ロバート・ロドリゲス

  • ベン・アフレック ダニー・ローク/ベン・アフレック
  • アリシー・ブラガ ダイアナ・クルーズ/アリシー・ブラガ
  • ウィリアム・フィクトナー ルレーン/ウィリアム・フィクトナー

“どんでん返しの映画”「冒頭5秒、既に、騙されている」。「想像の3周先を行く驚愕のラスト」。まるで「あなたは予想できる?」という挑戦状を突き付けられているようです。

主人公は、行方不明の娘を探す刑事のローク。ある時、銀行強盗を予告するタレコミがあり、現場に向かったロークは、そこに現れた男が娘の行方の鍵を握っていると確信する。

しかし、男はいとも簡単に周囲の人々を操ることができて……。この“絶対に捕まらない男”を追い、ロークは現実と見紛う“世界”に踏み込んでいく。

終盤に“ドミノ”のように謎解きが連鎖していくなかで、映画序盤に立てた予想は外れ、騙されて、驚いて、気付いたら沼にどっぷりハマったことに気がつく。

何が本当なの?自分の世界は見せられているモノ?現実?どうなん?って、予想が外れ夢うつつな感じのどんでん返しを楽しんでください。

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