木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 445 わかっているが

2006-11-18 | 感情ストレス
今日で2回目の腰痛の患者さん。高校2年生の剣道の選手である。2ヶ月前から腰痛で練習を休んでいる。

整体、整骨院、整形外科に受診し治療を受けている。一向に良くならない。身体的問題はない。明らかに心意性の腰痛である。なぜ見抜けないのか?

2ヶ月も治療をしていて改善しなければ身体的問題以外に原因ががないのか疑わなく手はならないはずだ。治す気がない治療だからだらだらと治療を引き伸ばす。治さず壊さずの医療が見える。

検査して出てきたのは、中学までの剣道に対する価値観と高校に入ってからの剣道に対する価値観の違いに悩んでいる。指導者に言えず、同僚にいえない。言えばライバルが一人いなくなったくらいにとられる。競技スポーツの宿命である。

レベルの高い競技の剣道と子供達に指導し、一緒に稽古をして楽しさの中にも厳しさがある稽古とは違う。高校生にしてこの違いに戸惑いを感じ、悩んでいる。その悩みが「腰痛」となって現れている。

治療後はだいぶ痛みは改善した。早速、練習を再開させる。練習をさせながら治療継続し、深い感情的なストレスから抑圧されたエネルギーを解放させる。剣道に対する戸惑いを感じているがどうにも術がない。そこが原因と気づいている。賢そうな選手である。

拳骨