組み立てが完了したので塗装作業に移りました。サーフェイサーを薄く吹き付けた後、ミスターカラー37番のRLM75グレーバイオレットで履帯以外全てを吹き付け塗装しました。履帯は28番の黒鉄色で塗りました。
続いて転輪のゴムタイヤ部分をポスカの黒で塗りました。
車輪類を車体に組み付けました。
ベルト式履帯パーツをはめ込みました。
車外装備品や予備転輪を塗りました。金属部分やワイヤーは28番の黒鉄色、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。
予備転輪を後部にセットし、D16のシャベル、B2のワイヤーカッター、B34のパール、B14の消火器を左側フェンダー上の指示位置にセットしました。作中車はワイヤーを除いてタミヤキットの姿に準拠しているようで、ワイヤー以外の装備品は、ガイドの指示通りに組み付けました。
戦闘室の背後に、D1とD3を組み合わせたクリーニングロッドを取り付け、その留め具D4を取り付けました。
右側フェンダー上にはB20のジャッキ台、D2のハンマー、D13のクランクロッド、D12の斧、A3のシャックル、そしてジャッキを取り付けました。
ワイヤーは作中車のセット状況に合わせて取り付けました。
左右ともワイヤーの位置はガイドの指示よりも前後に伸びる形になっています。留め具は普通は有る筈ですが、作中車にも見えませんので、不要としました。
これで塗装後の組み立てが完了しました。
校章マークはモデルカステンのガルパンデカールセットから適当な大きさのものを選びました。上図のようにシュルツェンに貼りました。車体のほうには作中車の各シーンを見てもマークが認められなかったので、このⅢ号突撃砲G型においてはシュルツェンにのみ校章マークがあるものと見なしました。
最後につや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。
以上で、伯爵高校チームのⅢ号突撃砲G型(4号車)がコミック「樅の木と鉄の羽の魔女」の仕様にて完成しました。製作日数は、2022年2月16日から2月20日までの5日でした。組み立てに4日、塗装および塗装後の組み立てに1日かかりました。
今回はタミヤのキットをほぼストレート組みで作りました。作中車に合わせて二、三のパーツを不要としたほか、左右フェンダー上のワイヤーのセット位置を変更するだけで済みました。気楽に組み立てることが出来ましたので、おそらく伯爵高校チームの所属車輌の中では一番作り易いのだろう、と思います。
Ⅲ号突撃砲G型に関しては、継続高校チームのスナイパー、ヨウコの搭乗車も同型であろうと推測されますが、外観がフィンランド軍仕様になっているかどうかの確定は、最終章第4話の公開を待たねばなりません。仮にフィンランド軍仕様になっていれば、タミヤの同仕様のキット(商品コード35310)が適応キットの一つになるでしょうが、そうでない場合は、おそらく今回と同じキットが候補にあがってくると予想されます。