砲塔を仮組みして全体の輪郭や仕上がり具合をチェックしました。とくに問題は無かったので、次の工程に進みました。今回の制作にて最も手間がかかる履帯の組み立てでした。
製作前の下準備にて、半数が不良や破損となっていた履帯パーツを苦労して修理し、必要な分は一応揃えてありました。上図右端のように、誘導輪に巻き付ける部分も作ってありました。
製作前の下準備にて、履帯パーツを修理していた時点の画像です。履帯だけでなく起動輪も御覧のように割れていたのですが、これは繋ぎ合わせて直しました。
実車画像を見ると履帯も大振りで非常に目立ちます。キットでも同様ですので、履帯だけはなんとかして完全な状態にして組み立てる積りでした。
今回は履帯も塗装前に組み立てておくことにしました。塗装後に組み付けるのが難しい形状であるうえ、下手に破損するとやり直しがきかなくなってくるからです。
レジンパーツは脆くて壊れやすいため、一個一個のパーツを慎重に繋いで組み付け、爪楊枝などを差し込んで接着固定しました。
左右とも組み上がりました。ここまで組み立てるのに2時間を費やしました。レジンパーツですから瞬間接着剤を使いましたが、最初はうまくくっつかずにバラバラと外れ落ちたりして、難儀しました。
この時点でも反対側の履帯の一部が外れたりしました。繋ぎ直してテープで仮留めしつつ、二度目の接着を行ないました。
再び砲塔をセットして、塗装前の組み立てを全て完了しました。全ての作業工程が苦労の連続でしたので、達成感よりも疲労感と虚脱感のほうが強かったのでした。 (続く)