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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く24 その14  勝沼ぶどう郷駅の下

2022年11月24日 | ゆるキャン△

 塩山の慈雲寺は、桜の時期には境内の各所に花が咲き、花見客が大勢訪れるため、参拝者駐車場は閉鎖となって近くの小学校のグランドを臨時駐車場に開放するなどの手配をしたうえで、そこから徒歩で寺まで移動する形になるそうです。人数によっては通行規制や入山制限などの処置もある、とタクシーの運転手さんが話して下さいました。

 なので、上図の山門からの道も混雑するそうです。この道幅ですから、通行規制や入山制限などの処置は必須だろうな、と納得しました。

 

 とにかく、地元では桜の名所として有名な禅寺です。現に塩山駅でも観光案内所でもタクシーでも、慈雲寺と言うと「ああ、枝垂桜の」という答えが返ってきました。だから各務原姉妹もわざわざやってきたのでしょう。実際に桜の時期に聖地巡礼するという選択肢もありますが、個人的にはこのような静かな落ち着いた時期に訪ねるのが好みです。

 

 参道脇の上図の説明板には、当地が五千円札でお馴染みの樋口一葉の両親の地元である旨が記されています。樋口一葉(本名樋口奈津)は東京生まれですが、その両親樋口則義と多喜は当地の出身で、二人ともここ慈雲寺の寺子屋に通っていて知り合ったのだそうです。
 それで、境内に樋口一葉の文学碑があるわけか、と納得しました。

 

 慈雲寺の周囲は農地が広がっていて、民家は疎らでした。「昔からあんまり変わっていませんよ、この辺りはねえ」とタクシーの運転手さんが言いました。それから塩山駅まで戻っていただき、15時8分に駅北口でお礼を言って降りました。次の列車の時刻は、その6分後の15時14分でした。塩山での巡礼滞在所要時間は一時間2分でした。

 

 4分後の15時18分、この日の最終目的地である勝沼ぶどう郷駅で降りました。昨日の京都からの切符をここまでで購入して三日間有効となっていたので、それまでの全ての駅で途中下車が可能だったわけです。

 ゆるキャン聖地巡礼で鉄道を利用する場合は、身延線でもそうでしたが、最終目的地までの一枚を買っておいて途中の駅で途中下車して巡礼スポットを回ります。たいていの場合はどこかに泊まりますので、日にちをまたいで利用することになり、切符購入の際にそれを申し出ると、三日間または四日間有効になりますので、今回のように富士宮で前泊して身延線、中央本線と乗り継ぐことが出来るわけです。

 

 かくして、この日の巡礼行動のラスト、勝沼ぶどう郷駅に無事着きました。事故も遅延も思わぬアクシデントもなくてホッとしました。この日はここでの聖地スポットを幾つか回り、折り返して甲府へ戻って宿に入る予定でした。

 

 最初の聖地スポットは、志摩リンが訪れた場所でした。駅を出て右手に行き、線路の下の園地の散策路をたどって上図の「勝沼ぶどう郷駅前公園」に入りました。

 

 駅の北側の県道38号線上の鉄橋を渡りました。歩道の橋にしては立派な造りですが、かつてここにあった旧勝沼駅の線路の鉄橋を模しているのでしょうか。鉄橋の奥が旧勝沼駅のホームにあたります。

 

 鉄橋をわたる途中で、右上にいまの勝沼ぶどう郷駅のホームが見えました。降りた際に撮った駅名標も見えました。えらく高い所に線路を移したのだなあ、と思い、同時に勝沼ぶどう郷駅のホームが傾斜地に建っていて北(上図の左側)が低く南(上図の右側)が高くなっていることにも気付きました。

 なるほど、列車の性能向上によって傾斜地でも駅に停まれるようになったから、現在の位置に線路を移して駅も新たに設けて勝沼ぶどう郷駅としているわけか、と納得しました。かつての勝沼駅は、傾斜地で列車が滑って停まれないために地盤を水平化してスイッチバック方式で建設された駅であったからです。その跡地が、ゆるキャンに登場して聖地のひとつになっているわけです。  (続く)

 

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