ステップ9では上下の車体を貼り合わせ、ベルト式履帯を組みます。ステップ10で砲塔をセットして出来上がりです。
履帯は塗装後に取り付けますので、ステップ9とステップ10の工程は一気に進めて完了しました。キットには牽引用ワイヤーのパーツも含まれますが、作中車は未装備ですので不要です。
塗装を行ないました。車体および車輪は全てミスターカラーの69番のグランプリホワイトを吹き付けました。履帯は28番の黒鉄色で塗りました。
履帯を取り付けました。ベルト式履帯ですから起動輪にかませておいて起動輪と一緒にはめ込むだけでした。なぜ最近のキットはこのような楽なベルト式を避けて難しい連結式のパーツにしているのか、よく理解出来ません。
出来栄えが良くなるから、塗装しやすいから、というのが主な理由だそうですが、連結式の難しさに辟易して戦車プラモの製作から遠ざかってゆく方が少なくないという事のほうが大問題ではないかと思います。
機銃は上下とも28番の黒鉄色で塗りました。前照灯のレンズ部は8番のシルバーで塗りました。
これで塗装は完了です。なんと楽なキットでしょうか。
校章マークのデカールを、作中車に合わせた位置に貼りました。砲塔の左右側面に1枚ずつ、2枚貼りました。
最後につや消しクリアを薄く吹いて仕上げました。つや消しクリアは一種の保護膜にもなるので、塗装面やデカールもコーティングされて、破損や退色などの劣化をある程度防ぎます。
以上で、コミック「プラウダ戦記」のプラウダ高校チームのKV-1が完成しました。製作日数は、2022年4月27日から28日までの2日間で、組み立てから塗装まで全て通して実施しました。私のガルパン車輌再現製作の日数としては最短となりました。
作中車はほぼ実車準拠で独自の要素も無く、車外装備品が一切無いシンプルな姿ですので、組み立て易いタミヤの製品を使えばすぐに組み上がります。履帯もベルト式ですぐにセット出来ました。こんな楽なガルパン戦車というのも滅多に無い気がします。