ステップ9およびステップ10では、車体前面部の各部品や装備品を取り付けます。両方のステップをまとめて一気に進めます。
ステップ9にてC25に掛けてセットするワイヤーは劇中車にありませんので、C35も不要となります。またステップ10にて取り付ける予備転輪A12も劇中車にありませんので不要です。
また前面に付ける予備履帯のA5は、留め具もモールドされていますが、14枚連続のパーツです。劇中車の予備履帯は10枚なので、両側2枚ずつをカットして修正します。
ステップ9および10で組み付ける各種のパーツです。
予備履帯のA5以外は全て組み付けました。A14、A22、A23のような、タミヤキットでは省略されている細部のパーツがあることで、より精密感が増しています。このあたりは最近の製品だな、と思わせられます。
後ろから見ると、A14、A22、A23の存在感がよく分かります。A14、A22は前照灯の電線なので、それがパーツで再現されているわけですが、タミヤやドラゴンのキットではこれらのパーツはありません。
予備履帯のA5です。御覧のように留め具もモールドされていますが、14枚連続のパーツです。劇中車の予備履帯は10枚なので、両側2枚ずつをカットして修正し合わせます。
こんな感じで、左右の履帯を2枚ずつカットしました。留め具は残しました。
車体前面に仮組みしてみました。こんなもんでしょうか。
ステップ11およびステップ12では、車体の後部の各部品を取り付けます。こちらも両方のステップをまとめて一気に進めます。
A24の右の通気グリルは、劇中車と違って縦向きです。今までの他社キットで横向きに改造しているので、それに合わせるか、メーカー毎の差別化を付けるかで悩みましたが、アカデミー製品の本来の状態を一ヶ所だけ残しておくのも面白いかと思いつきましたので、そのままにします。
また、キットにはパーツが入っていないハッチのハンドルを2個、ジャンクより調達してA24にモールドされているエンジン点検ハッチに取り付けます。この追加工作は後で行ないます。
ステップ11および12で組み付ける各種のパーツです。
組み上がりました。
ステップ13およびステップ14では背面部の各部品を組み付けます。マフラーのパーツにはエッチングパーツも使用します。
ステップ13および14で組み付ける各種のパーツです。このあたりのパーツが細かく再現されている点も、タミヤやドラゴンの先行製品にはない特徴のひとつです。C9やC31のパーツなどは初めて見ました。アカデミーの意気込みがよく分かります。
マフラーの組み立てにおいてエッチングパーツの排熱板を組み付けました。少しずつ曲げを付けて、B6の本体に仮組みしながら調整しました。
組み上がりました。
細部がよく再現されていて精密感が増しています。
劇中車の公式設定図を調べると、このキットの出来栄えとほぼ一緒でした。劇中車が基本的には実車準拠の仕様になっていて、ガルパン独自の要素が前述の通気グリルの向きぐらいであることが、改めて理解出来ます。 (続く)