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ゆるキャン△の聖地を行く33 その6  三峰神社鳥居前の大島屋へ

2023年09月26日 | ゆるキャン△

 三峰神社の奥宮遥拝殿からの景色です。右に聳えるゴツゴツした山が、奥宮が鎮座する標高1329メートルの妙法ヶ岳です。奥宮までは参拝用の登山道が通じていて、約1時間で登れるそうですが、険しい山道や岩の急斜面に鎖が備え付けてある鎖場もあって、登山用の装備で行くことが勧められています。

 似たような登山ルートの霊山として、鳥取県の三仏寺を思い出しました。20代後半の頃、鳥取市に住んでいた時期に、麓の境内地へは何度か行きましたが、奥の院である投入堂までの遥拝登山は一度だけしか体験していません。山道が険しいのと、鎖場が幾つかあるのと、悪天候や雨天の後は立ち入り禁止になるため、なかなか機会が得られなかったからです。そして本格的な登山装備で登りましたが、それでも何度か危ないポイントがあって怖い思いをしました。
 その記憶を辿りつつ、ここ三峰神社奥宮への登山の大変さも似たようなものだろうな、と思いました。

 

 奥宮遥拝殿から引き返して参道筋へと向かいました。鳥居の奥に随身門が見えました。よく見ると、上図の鳥居はこちらが本来の正面であったことが扁額の向きで分かります。本来はここから三峰神社境内地に入っていたのか、と理解しました。

 上図には写っていませんが、鳥居の手前右側にかつての表参道の山道がとりついていて、それが昭和の初め頃までの正参道であったため、参詣者の大半はこちらから境内に入っていたそうです。現在も参拝登山道として使われていて、登山客が何人か登ってきていました。

 なので、現在の三ツ鳥居が建つ正参道は、戦後に観光駐車場が設けられてからのルートであるのか、と推測しました。後で三峰山博物館にて話を伺ったところ、いま観光駐車場となっている地域には、江戸期までは神社の奉仕田畑や社家が並んでいた、との事でした。現在の三ツ鳥居は戦後の建立だが、それ以前の古い木造の鳥居がやや奥にずれた位置にあったそうで、つまりは神社に奉仕する人々の道の通用門であったらしい、ということでした。

 

 なので、現在の三ツ鳥居が新しい感じがするのも納得出来ました。柱裏の奉納銘文を確かめると、昭和42年の寄進建立とありました。寄進元は横浜の三峰講のひとつ「魚又講」である事も分かりました。鳥居前の「お犬様」ことオオカミ像も同時期のものかと思いましたが、台座の奉納碑文には昭和45年の建立とありました。

 つまりは戦後に現在の観光駐車場が整備されて、参詣者の大半がそちらから入るようになって正参道が奥宮遥拝殿脇からの旧ルートよりこちらに変更になった後に、この三ッ鳥居とオオカミ像が相次いで寄進建立された、という経緯であったようです。
 だから、現在は地形的にもいったん登ってから左折して下って随身門に至るという、神社にはあまり見られない変則的な参道コースになっているわけです。

 

 三峰山博物館に立ち寄ってかつて諸建築に祀られていた仏像等を見学しました。三峰山博物館は、秩父宮ゆかりの建物ということもあって内部は撮影禁止でした。それで、外観も撮り忘れましたが、まあ良いか、でした。その代わりに、上図のごとく三ツ鳥居の前にて記念の自撮りをやりました。それだけでもう、大満足でした。

 三峰神社、大変に興味深くて面白く、そして心が洗われる清浄の聖域でした。ゆるキャン聖地巡礼でなくても行く価値は大いにあります。関東では人気のパワースポットだというのも、境内に居る間はずっと不思議な「気」に包まれていた感じを強く持ったので、よく理解出来ました。仏教で言うところの「山中他界」の好例でありましょう。

 

 鳥居前の売店、大島屋に立ち寄って昼食休憩をとることにしました。志摩リンもここに立ち寄っているからです。

 

 志摩リンが見つけた名物「みそポテト」の販売コーナーはお休みでしたが、上図のように作中そのままの外観でした。

 

 内部は手前が物販コーナー、奥が食事処になっています。入って正面の奥は御覧のようにテーブル席が並びます。

 

 そして左奥には座敷席があります。志摩リンが食事をとったのも座敷席なので、そちらへ移動しました。

 

 座敷席の外にはベランダがあり、そこにもテーブル席が設けられています。秩父山系の景色を眺めながら食事が楽しめます。

 

 ですが、この日は気温が高めであったためか、ベランダのテーブル席はガラガラで、客の殆どは室内のテーブル席についていました。そこが、室内エアコンに近い範囲であったからでしょう。  (続く)

 


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