紅葉の八ヶ岳に行ってきました
9月29日(月) 晴れ
土曜日に急遽決まり、慌ただしい出発となりました。
4時前出発して赤岳山荘の駐車場に着いたのが6時40分。南沢を歩き始めると予想しなかった紅葉が盛りで、皆シャッターを押すのに忙しい。見上げれば八ヶ岳のシンボル大同心・小同心が見えて心が弾む。行者小屋で早いランチをすませ、阿弥陀岳を目指す。途中今夜泊まる展望荘が見えるが遥か遠い。コルに登り上がると、富士山の秀麗な姿が目に飛び込む。
ザックをデポして急なザレた登山道、岩場、梯子を登る。途中ウラシマツツジの赤に元気づけられ御料局三角点のある阿弥陀岳山頂(2,805m)に着く。先日噴火して大惨事になった御岳山が、勢いよく噴煙を上げているのがよく見える。360度の大パノラマを堪能して落石に注意しながら慎重にコルまで下山する。
中岳(2,700m)から赤岳に向かう、ここでは、いそがし家さんの山仲間の事故の話が出る。あれから何年たったでしょうか・・・・
気を引き締め赤岳への岩場を、クサリを頼りに登る。何時か登りたい格好のいい権現岳への分岐からもうひと登りすると赤岳神社の祠がある赤岳南峰(2,899m)に出る。頂上小屋のある北峰は前回ラーメンを食べたテラスはなく様変わりしていた。
ここから展望荘までの下山は、常緑樹とダケカンバの黄色のキャンバスに影赤岳が映し出されるが、急坂下りで楽しむゆとりもなく、やっとの思いで展望荘に着く。
展望荘ではマイカップが手渡され、コーヒー、お茶、お湯は飲み放題。料理はバイキングで食べ放題。おまけに五右衛門風呂にシャワー付き。談話室から見えた夕日が綺麗でした。
9月30日(火)
夜中からの強風がおさまらず、出発時間を30分遅らす。
横岳に向かう途中地蔵尾根の分岐にお地蔵さんが鎮座している。横岳は十何年前に登った時の記憶とは全く違っていて、結構厳しい岩登りでした。
横岳山頂(2,829m)では割れたプレートにテープを貼って記念撮影。登山道がなだらかになるとお花畑場所が囲いで保護されていて、その中に沢山のイワヒバリがいました。「花の横岳」ここで以前、チョウノスケソウを見たと光っちから話がありました。
硫黄岳山荘では小屋の外で休憩するつもりでしたが、若いお兄ちゃんに「風があるから中で休んで下さい」と声をかけてもらう。ぜんざいを食べたが甘すぎず美味しかった。小屋前に皇太子殿下の赤岳登山の記念碑があり、その際ここで宿泊されたそうで、色々の写真を見せてくれました。
硫黄岳(2,760m)までは大きなケルンが道案内をしてくれます。昨日、今日と辿った峰々が一望でき、何度も足を止め眺望を楽しみ、カメラに収めました。山頂の爆裂火口跡は迫力があり、だだっ広い山頂の片隅には雷から身を守る小さな避難小屋がある。
赤岩の頭からは、眺望はなく樹林の中をひたすら赤岳鉱泉へと向かう。赤岳鉱泉に到着、ランチをすませ、駐車場までの北沢は時間が結構長く感じられました。
駐車場から美濃戸口まで車で走っていると、一人の登山者が一点を見ているのでその視線の先を見ると、熊?猪?鹿?馬?何だか分からないが、逃げるでもなし林の中をのそのそと歩いていました。
もみの湯で汗を流し、帰路に着きました。
※ 車窓から見た大きな動物の正体はカモシカの子供のようでした