先日、キムジャンというものを見に行きました。冬から春にかけて食べるキムチを一家総出で漬ける年中行事です。場所は下宿のおばさんの旦那さんの実家(ソウル北西郊外)でした。そこには広い畑があり、その横に巨大テントの農作業場があり、漬け込み作業はそこでやっていました。すでに畑で収穫した白菜を塩漬けし、コンテナに積んでありました。朝7時から作業をしていたそうで、私たちが行ったときはキムチのタレもほぼ出来上がっており、最後に赤トウガラシの粉を大量に投入していました。タレの中には千六本に切った大根がたくさん入っていて、大根を切るだけでも相当時間がかかりそうです。
白菜の葉っぱ一枚一枚にこのタレをなすりつけていく作業は見ているだけでも大変そうでした。タレが服についてもいいように、みんな青い使い捨ての合羽のようなものを着てゴム手袋をして作業していました。行く前は、私も漬け込み作業を手伝いたい!くらいの意気込みだったのですが、こんな重装備が必要だし、みんなとても忙しそうだし、やっぱりお邪魔虫だと思い、見学だけさせてもらい帰りました。
昼ご飯はそこの近くで「エゴマのうどんとすいとん」を食べました。ここもテントの食堂ですが、下宿のおばさんが薦めてくれたので行ってみました。おつゆにすったエゴマがたくさん入っていてトロみがあり、なかなか美味しかった。
今、ソウル市内にあるチョンゲチョン(清渓川)という人工的に整備された川で燈籠祭りが行われています。青森の五所川原からも「立ちねぷた」が一基、はるばる来ていました。どの燈籠もとてもきれいでした。最後の人形は、同じ燈籠祭りの一角に展示されていたもので、紙で作られているようでした。tonbo