畑の脇に6月、7月になるとよく見ることが出来る花です。
畑と道路の境に列して咲くムラサキクンシランです。
ムラサキクンシラン。漢字で、紫君子蘭。学名は。『ヒガンバナ科アガパンサス属(ムラサキクンシラン属)のアフリカの種』です。ムラサキクンシランは和名で、アガパンサスはギリシャ語をカタカナで表記したもので同じことを意味しています。アガパンサスの意味は「花を愛する」ですが、満開になるまでも可愛い花です。
つぼみ袋が割れて花のつぼみがこぼれるように現れます。
つぼみの色が濃くなって膨らんでいきます。
外側になる花の花柄が伸びていきます。
花序はどんどん拡がっていきます。
ちょっと花序の説明をします。
このような花序を散形花序といいます。散形花序は無限花序のひとつです。
無限花序は花が下から上に順に咲いていく花序で、上から下へ順に咲いていく花序を有限花序といいます。
散形花序は茎の先端の1箇所から花柄を伸ばして傘のような形になる花序です。
花序は花の集まりの形を表しています。ひとつひとつしか咲かない花は単頂花序といいます。
太い茎の先端に多くの花を咲かせます。
ムラサキクンシランは、明治時代中期に観賞用に輸入された南アフリカ原産の帰化植物です。
このムラサキクンシランは園芸品種名では「アフリカヌス」と呼ぶそうです。
上から見たムラサキクンシランです。
(Canon IXY DIGITAL 510IS)