房総閑話

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メマツヨイグサ(雌待宵草)

2019-07-23 10:51:59 | 写真
マツヨイグサは4種類(学名からは5種類)知られています。

マツヨイグサ
メマツヨイグサ
コマツヨイグサ
オオマツヨイグサ

ですが、晩春から秋にかけて夕方に咲く背の高い黄色い花は、それはマツヨイグサの中のメマツヨイグサでしょう。




メマツヨイグサ。漢字で、雌待宵草。学名は。『アカバナ科マツヨイグサ属の2年草の種』です。実際は多年草らしいです。明治時代に北アメリカから渡来した帰化植物です。




メマツヨイグサの特徴のひとつは、茎とガク片までの器官の花柄が長く見えるところです。ガク片の下側の膨らんでいる部分は花柄ではなく「花托」と呼ばれている花柄と花びらをつなぐ器官です。どの植物も被子植物なら花托はあるのですが、これだけ目立つ花托は珍しいでしょう。イチゴの花托はガク片より外側の花びらの中にあり、果実になるところです。ハスの花托は花びらの中心部にあり花びらの中に見ることが出来ます。

長い花柄じゃなくて長い花托です。



花はしぼんでも赤くなりません。



下から順に咲いていき、上のほうが咲いているときにはもう下のほうは種が詰まった蒴果が出来ています。



なんと立派なメマツヨイグサ。枝分かれしていますね。



メマツヨイグサは茎が赤味を帯びます。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)

メマツヨイグサの花びらは重なり合っていますが、花びらに隙間があるのをアレチマツヨイグサといいます。メマツヨイグサの変種ではなくマツヨイグサ属の種です。
アカバナ科は花びらが4枚が基本なので、重なっていれば花びら1枚1枚が大きいか花が全開していないかのどちらかです。どうも、メマツヨイグサの花は幾分すぼんでいて、アレチマツヨイグサの花は全開しているようです。


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