ほぼ毎晩、夢を見ます。
そして、朝起きて「夢を見たけど、どんな内容だったっけ?」と、ほとんど覚えていない
のです。
強烈な印象の夢だったら、記憶の底に刻まれるのか覚えているのですが、ほとんど忘れて
しまうのは、夢が大した内容じゃないからでしょう。
でも忘れることがほとんどの中には、強烈に記憶に刻み込まれているのもあって、なかな
か忘れられないのもあります。
その最たる夢は、何かの事件に巻き込まれて、自分の首がチョン切られて川を流れていく
内容です。
「ああ、俺は首を切断され、流されていくのだなあ」と、ぷかぷか流れに浮かぶ感覚を伴
って、生々しく感じたもんです。
何ともはや醜悪な怪奇小説のようだけど、悲しいとか怖いとか痛いとかの感情はなく、と
ても客観的な?穏やかな気分で見ることができました。
もう何十年も前に見た夢だけど、決して消え去る事のない「夢の記憶」です。
他に繰り返して見る(悪)夢は・・・
・大学生のころ遊び惚けて、ほとんど講義に出ていなくて期末試験で何も書けなくて、これ
では卒業できず就職もおぼつかないと焦りまくっている
・ゴルフしていてミスショット、石ころだらけの林に打ち込んで脱出しようと四苦八苦して
いる
・新入社員時代に、仕事がはかどらず時間ばかり無駄に過ぎ去ってうなされている
思えば、みんな失敗に絡む「悪夢」、よほどトラウマになっているんでしょうね。
西條奈加さんの小説だったかな、夢を忘れないために枕元にメモ帳を置き、前夜に見た夢を
書き留める僧侶がいたが、あれはよい方法だなあ、と感じ入ったものだ。
メモして夢の記憶が残っていったら面白い日記になるかも、と思うけど実行に至っていない。
畑中恵さんの名作「しゃばけシリーズ」(日本ファンタジーノベル大賞受賞、新潮文庫)は、
愛すべき妖(あやかし)がたくさん出てくる楽しいファンタジー時代小説ですが、その中に夢
を見ている人の中に侵入してその人の夢を食べる獏(バク、小説では「場久」)という妖がい
ます。
夢の中に勝手に入り込まれたら困るけど、面白い設定だと思ってシリーズを愛読しています。
あなたはどんな夢を見ていますか。
♪…陽水は歌っています。
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?
宝塚大橋の彫刻