日記の夏枯れの穴を埋める「雑学事始」。今回は第7集です。
生活に役立つネタや、クスッと笑っていただけるものがあれば、幸甚の至り。
さあ、そこのお暇な人、よろしかったら寄ってらっしゃ~い。
★アイスクリームは賞味期限の表示を省略している。マイナス18度以下に保存されているので、
品質変化や細菌の繁殖がしにくいので半永久的に同じ状態に保ち続けることができるから。
因みに賞味期限はその期間内で美味しく食べられることができる。消費期限までなら食品を安全
に食べることができるということ。
<蛇足の一言> 人間の賞味期限は80年前後、アイスクリームより丈夫で長持ち??
★オリンピック・マラソンで、車に乗って1位になった選手がいる。第3回夏季セントルイスオ
リンピックで、米国選手が途中で脱水症状になって倒れたが、通りかかった車に乗せてもらって
残り8キロ地点で車が故障、降りて走りゴール。つまり途中を「キセル行為」したわけで、何食
わぬ顔で表彰台に立っていたら車の運転者が駆け付け申し出て不正が発覚、2位の人が金メダル
になったという。のどかな時代のオリンピックだったのだねえ。
<蛇足の一言> 「キセル」とは喫煙具キセル(煙官)の吸い口と先端のたばこを詰める部分は
金属(カネ)でそのほかはカネじゃない(つまりタダ)というしゃれ。
★55年かけてゴールしたマラソンランナーがいた。明治45年(1912)のストックホルムオ
リンピックで日本の金栗四三選手。
レースの途中熱中症で倒れ通りかかった農民に介抱され、気付いたときはレース終わった折、そ
のまま帰国、行方不明として処理された。
ストックホルムの55周年式典でオリンピック委員会が当時の記録を調べていて金栗選手のこと
が判明、記念式典に招待してゴールさせた。ゴールを切った時は54年8か月6日5時間
32分20秒3と、オリンピック史上最も遅い記録となった。
<蛇足の一言>55年過ぎてゴールさせたオリンピック委員会はあっぱれ。
★オリンピックで記録が出ても公認記録ににならないものがある。
追い風が2メートル以上の場合、追い風参考記録として処理され、公認にはならない。主に100、
200メートル短距離、110メートルなど障害のほか、走り幅跳び、三段跳びの種目。
長距離ではコーナーを回るため、追い風にも向き風にもなるため影響ないと考えられている。
<蛇足の一言>長距離では追い風参考がないとは、知らんかった。
★タケノコ医者という言葉を知ってますか?藪医者よりもっとひどい医者のこと
を言います。
タケノコは藪にも至らない未熟医者という意味。
そのほか落語家の桂枝雀さんの古典落語「夏の医者」に、次のようなものがある。
・土手(どて)医者=藪以下の全く見通し効かない医者、
・雀(すずめ)医者=これから土手に向かって飛んで行こうとする医者、
・紐(ひも)医者=これにかかったらまず助からない医者のこと。
<蛇足の一言>兵庫県の養父(やぶ)の医師は名医だったが、養父出身と偽って
名医と称した医師がいた。その医師はいい加減だったので、養父が藪になったと
いう説がある。
<蛇足の一言>テレビドラマで「赤カブ医者」というのがありましたが、立派な
医者でしたなあ。
★古代エジプトでは猫を神聖な動物として崇拝していた。殺したり例え事故でも
死に至らしめた人は死刑になったそうだ。紀元前6世紀ごろ、エジプトを攻めた
ペルシャ軍はエジプトの抵抗で攻めあぐねた時、猫を抱いて盾として進軍、エジ
プト軍の抵抗を封じたという。
<蛇足の一言 だから我が家ではカナ姫を最上級の待遇をさせていただいている>
★カタツムリは生まれた時から殻を持っている。生まれたては渦がひと巻半で、
成長に従って渦が増えていく。飼っているカタツムリの殻が壊れた時、傍にコン
クリート片を置いておく。殻の修復に必要なカルシュウムは、コンクリートから
補給する。賢いねえ。
<蛇足の一言>カタツムリにこんな知恵を与えたのは誰だろう。
🌸ノーセンカズラの赤い炎🌸