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自共公助,弧状列島,17/6おひとり様->17/6赤字年金生活

2019-01-15 08:13:09 | 連絡
2017/6/14, 自助、公助、ヘルシー料理、自炊で頑張る、「ひとり分の年金」、年金だけで支出を賄うのは難しい、おひとり様、赤字年金生活、ファイナンシャルプランナー、深田晶恵:「3度目の崖」があるのは、夫婦で暮らしているケースだ。2人で暮らしている間は2人分の年金が受け取れる。しかし、どちらかが亡くなると原則として「ひとり分の年金」となる。(1)【ケース1】は、前述Aさん夫婦の例である。夫婦2人のときの世帯年金収入は約276万円。Aさんが亡くなると、専業主婦だった妻が受け取れるのはAさんの遺族厚生年金と妻自身の老齢基礎年金で、年金額は約168万円。年100万円以上も収入がダウンする。(2)ここで少し遺族年金の解説をしよう。Aさんの妻が受け取る遺族年金は、夫であるAさんの老齢厚生年金の4分3に相当する90万円。年金制度は「同じ種類の年金は1つだけ」という考え方が基本にある。夫死亡後は「夫の老齢厚生年金の4分の3」の遺族厚生年金と、自分の老齢基礎年金を受給することになる。 中高年の女性が「ダンナが死んじゃったら、遺族年金はダンナがもらっていた年金の4分の3」と言っているのをたまに耳にするが、これは正確ではない。遺族厚生年金は、「夫の老齢厚生年金(2階部分)の4分の3」であり、夫の老齢基礎年金(1階部分)は含まれないのである。Aさんの妻は年168万円の収入だけで暮らしていけるだろうか。12で割ると、1ヵ月あたり14万円となるが、実際には固定資産税や冠婚葬祭費などといった「年数回の支出(毎月は出ていかないが、1年を通じてどこかで発生する支出のこと)」があるので、月14万円使えるわけではない。「年数回支出」を差し引くと、1ヵ月で使えるのは多く見積もっても10~11万円だろう。 一方、支出は1人になってもそれほど大きく減らないものだ。暮らし方にもよるが、毎月の家計の赤字額は夫と2人のときより拡大するのは避けられない。退職後の生活設計の相談に来たご夫婦に「老後は夫婦セットで長生きするのがお金の面でいいのですよ」と冗談っぽく言うと、しばらくして「妻が健康に気を使ってヘルシー料理を作ってくれるようになりました」とメールをもらったことがある。(3)【ケース2】次は、Aさんが妻に先立たれた場合を見てみよう。夫婦2人のときに世帯で約276万円の年金収入があったのが、妻死亡後は約198万円。夫が先立つ【ケース1】の168万円に比べると、Aさんが受け取る年金額はやや多いが、それでも年198万円だけでは暮らしていけないだろう。妻に先立たれ、食事の支度ができない男性が1人残されると、生活費が膨らむケースが多い。何年か前、年金生活がスタートしてわずか1年で奥さんを病気で亡くしたという男性が相談に来たことがある。家計の状況を見せてもらうと「1ヵ月の食費の予算」、「週末1回だけの外食(夕飯)の予算」とある。「お食事、ご自分で作っているのですか?」と尋ねてみると、「料理を作ったことがなかったもので、妻が亡くなったあとは、毎日外食とコンビニ弁当ばかり。そんな生活をしていたら、年金では支出が賄えなくなり老後資金がどんどん減って、通帳見たら怖くなっちゃって。それから料理の本を買い込んで、自炊をがんばっています。六十の手習いってやつですよ。土曜日だけは、近所の居酒屋で一杯飲む。これくらいの楽しみがないとね~」。支出状況を把握し、大幅な赤字という現実に目を背けず、家計の立て直しをしたその男性は、とても立派だと思い、そのように伝えた。夫婦2人分の年金を受け取れたのはわずか1年だったので、「ひとり分の年金で、この先も大幅赤字が数十年続いたら、お金が足りなくなる」と危機感を持ったのだろう。一般的に男性は女性に比べて、現役時代の収入が高く、働いていた期間が長いため、女性より年金額は多い。それでも「ひとり分の年金」になると、年金だけで支出を賄うのは難しいのが現実だということを知っておいてもらいたい。夫婦が同時期に亡くなる確率はきわめて低い。夫であれ妻であれ、いずれは「おひとりさま」になることを念頭に、老後のマネープランを立てる必要がある。
 https://diamond.jp/articles/-/131693?page=5