漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

もう、この島サ いっ旦離れた方が良かねェ?🐉

2024年11月25日 19時22分04秒 | 積年の謎解きジャーニー
  


 むしろ伝説といったら、
ディズニーランドと並び立つ
「交際中の男女が行くと
別れる伝説」

がしつっこく残る江の島。

 弁財天様がやきもちを
焼くからとの事
らしいのですが、
↑冒頭写真の加工部分下の
お二人のような方々は
イッ杯来ていました。



  


 18世紀の初めに活躍した
フランスの画家、
ワトーが作品の舞台とした
ビーナスの生誕地
シテール島。

 江の島には弁財天様の
裸像 (拝観料必要)があり、
ご利益の中に愛と美も
あるそうなので
弁財天様は日本のビーナス。
そして江の島は
まさしく日本のシテール島。


 人身御供伝説が
あったとしても、

江の島縁起からすると
弁財天様と龍が
出会って結ばれたのは
6世紀のどこかの年の話。

 何ぼなんでも
聖徳太子が政治参加
していた頃には
もう行われて無かったって
事でしょう。



  


 5月24日の空は
時間的には夕方でも
まだ暮れては行かず、
時々翳りながらも
穏やかな陽射し。
まだ居よっかな〜
まだまだ居たいな〜
とは思いました。


  


 でも、
また同じ橋を渡って
駅前まで戻り、
窓から海が見える店で
ラーメンと餃子を
美味しく食べて
帰りました。
家に着くと
真っ暗な夜でした。

 そして、
タイトルの如く、
「もう、この島サ
いっ旦離れた方が良かねェ?」

と思いました。
ゼッテー違うよ。

 というか、
そもそも
チューチェディって名前
どこから来てんねん!?

Ha―?

 弁財天の大本は
河を神格化したインドの女神
サラスバティーだし。
どう変形しても
チューチェディには
ならんさにッ!



  


 そんじゃ
いっ体どうなんねん?!
と、
もう1つ買ったお守りに
「どうか解明に辿り着けます
ように」

と、
私はお祈りしたのです。
す・る・と――。


⛩️ And then
もう、片っ端から調べ潰してく?
に続く

江の島チューチェディ⛩️ ⑤ 〜 あつまれ どうぶつの島だった 〜

2024年10月31日 08時35分25秒 | 積年の謎解きジャーニー

うわっ!
化け猫だ〜っ!!
 

 

  
 何だか分からないけど、
片瀬江ノ島駅前の建物の
2階からデカい猫の顔が
外を眺めていました。

1階では「道楽や ねこん家」
という飲食店が営業中。
なので、
ウェルカム猫?


  


 引くとこんな感じ。


  


 弁天橋入り口近くの
岸辺では鵜さん達が
ボートに乗っかって
のんびりしてました。


  


 ③で出て来た
絵馬をかける場所の
近くでは
すずめさんが
砂浴びしていました。


  


 今まで見た事が
無かったので
びっくりしました。
私的にはスクープ画像です。


  


 私が近付いても
全く動じた様子も無く
砂浴びを続けていました。


  


 鎌倉鶴岡八幡宮でも
リスは見ましたが、
ここにもいましたか!
すずめさん達と仲良し
なんでしようか?

 こちらは何しろ
すばしっこかったので
UMAっぽく写って
しまってます。


  


 島を下って来る時には
人懐っこい亀さん達の
いる池がありました。
淵に座っていると
本当に鯉みたいに
自ら寄って来るのです。

 人の話が
分かってるんでは?
と思えてしまう
くらい誰に対しても
淡々ながらも
フレンドリーな
もてなしっぷりでした。

 ーーしかしながら、

 江の島は
「猫島」という印象が
ありましたが、
駅前の窓猫以外の猫、
生身の猫とは
一匹とも出会えません
でした。
😿😿😿

 とはいえ、
お土産屋では
シッカリ猫クッキーが
売られていました。


 松潤&上野樹里共演の映画
「陽だまりの彼女」の印象で
今でもそれなりにいるかと
思ってたのにな。

 全体的に
江の島の動物さん達は
人馴れしているよう。
きっと神獣待遇
危害を加える人も
ほぼいなかったから
こうなんでしょう。

 それとも島の神々が
そうするようにと
動物達にオン・ザ・
ジョブ・トレーニング

(OJT)してるとか?!

 いにしえの人身御供の
言伝えはどうであれ、
現代では平和そのものな
この島。


 本当に
戦国妖怪伝説発祥の
島だったんなら
今でもそれなりに
怪しげな雰囲気を
感じ取れる筈。

それが微塵も、
これっぽっちも
無ーーーいっ!

…それって?



⛩️ And then
もう、この島サ
一旦離れた方が良かねェ?
に続く


江の島チューチェディ⛩️ ④ 〜 とはいえ、やはり観光も楽しんでみた 〜

2024年10月27日 09時37分53秒 | 積年の謎解きジャーニー
 江の島はこんなに、
こんなに素敵な場所なのに、
何故に17世紀英国の
書物に書かれた
謎の妖怪伝説の
舞台とされてしまったの
でしょうか?


  

 
 神社がある場所から
更に登って行くと、
サムエル・コッキング苑
に辿り着きました。

 コッキング氏は
維新後に商人として来日。
日本人女性と結婚し、
江の島のてっぺんに
別荘を建て庭園を造った
のだそうです。


  
  

 到着以前には
こういう場所がある事
すら知らなかったので、
入る予定は無かった
のですが、
無料だったし、
入り口のバラの美しさにも
誘われて見学して来ました。


  


 中にもバラが
沢山咲いている箇所が
ありました。


  
    


 中国風味の
あずまやもあって、
この空間は
異彩を放ってました。


    


 江の島内だけあって
庭園全体、
それから隣接する
亀ケ岡広場も
南国ムードムンムンでした。

  
  


 庭園を出て島を
下って行く時、
ヨットハーバーを
じっくりと眺めましたが、
南仏アンティーブの
港の写真↓と雰囲気が
似ていました。


  


 もし、
妖怪チューチェディが
江ノ島弁財天だとしたら
コッキングさん、
戦慄の妖怪伝説の島に
「知らぬが fotoqui (仏) 」
で住んでた
って
事なんでしようか?!


  


 同じく英国出身で
幕末〜明治に
日本と深く関わった
アーネスト・サトウ氏と
面識があったのかも
しれませんが、
そのサトウ氏は
チューチェディを
天照大神の事だと
したそうです。

 それに対して現代、
日英交流史を書いた
「菊とライオン」の著者
でもある島田孝右氏が
江ノ島弁財天説を
唱えていると、
他の方がXに投稿した
丁寧な記事にありました。

 それでも、
「名探偵コナン」を
毎週見て、
イチ時期シャーロック・
ホームズシリーズにも
ハマった事があり、
古畑任三郎シリーズは
もう何サイクルも見て、

現在は
「全領域異常解決室」
を楽しみにしていて、

江の島にも実際
行ってみた私には
サトウ氏説にも
島田氏説にも
敬意は払いつつも
違和感満々なのでした。


 ⛩️ And then
「江の島チューチェディ」⑤に続く


江の島チューチェディ⛩️ ③ 〜 弁天様&龍神様、私は御二方の弁護人になります!〜

2024年10月25日 12時26分06秒 | 積年の謎解きジャーニー
 その昔、
悪行により
恐れられた龍を
愛の力を以て
民のために働く
良き守護者へと
変えた弁財天。

 江の島内は
どこをどう取っても
その御二方の
愛の証の島でしか
無いという感じでした。



  


 大きな門の先には
龍神に囲まれた
弁財天と童子達の石像。


  


 何か階段を
登ってばかりいた
記憶があるけど
その後に見たのは
御二方の強い絆。


  


 白龍王池でも
様々な角度から
金運アップを応援する、
ビジネスパートナーと
しても我らは最強!

といった感じ。
 
 もう至る所で
これでもかこれでもかと
夫婦愛を見せつけて
くれていました。



  


 絵馬も沢山
かかっていましたが、
印刷されている
絵柄からすると
主たる祈願内容は
金運よりも
純粋に縁結び
なんじゃない
でしょうか。

 
  


 無記入の絵馬売り場。
写真撮影5分後には
すっからかんに
なってました。


 「今時の若者は
結婚も恋愛もせんで ( ´Д`)=3」

と中高年らが文句垂れて
ますが、
それ、嘘でしょ?!

 逆にアンタらが
アンタらの前時代の
抑圧に対抗・逃避する
ための高等魔術として
恋愛や性や結婚に
異様な程関心を
持ち過ぎてた
だけなんじゃ…?


 


 私もお守りを
買ってみましたが、
恋愛に限定しない、
広い意味での御縁を
得るためのアイテム
としてです。

 お守りを
この向きにして
じっと眺めてると
何かを思い出し
ませんか?

 あ〜、
「竜とそばかすの姫」か?
この手の話って
こういう構図に
なりがちなんかな?

 こうして見て回った
だけでも、
恐怖の妖怪
チューチェディ
= 江の島弁財天説
には違和感満々。


 そして、
どのような衝撃の結果を
得る事になったとしても
決意しました!

 この御二方の
愛に感動した者として、
御二方の神聖なる
弁護人となる事を。


 そして、
謎解きの旅を
続行する事を。


 ⛩️ And then
「江の島チューチェディ」④に続く


江の島チューチェディ⛩️ ② 〜 イチ応、観光も楽しんでみた 〜

2024年10月21日 12時03分31秒 | 積年の謎解きジャーニー
  


 お天気は雨か曇り。
なのに神社の前に
来たら急に晴れて来た!

そういう時は歓迎されてる
と人から聞いたり、
本やネットで読んた事が
ありませんか?


  


 江の島に行ったのは
今年5月終盤の頃。

 自宅を出て電車に乗り、
藤沢駅に着くまでの間
空はどんよりしてたのに、
乗り換えて片瀬藤沢駅へ
向かう途中から
次第に空が明るくなり、
駅に着いたら
写真の青空!

 
  


 弁天橋に行く途中、
「トビに注意」があった。
ここでも外で食べ物を
持ってるとさらわれる
のが多発してるのか?!

 そして、
冒頭写真の場所へ。
橋を渡っている時には
暑いくらいになってて、
どこの南国に
私は来てるんだ?

ってムード満々でした。

 
  


 遂に橋を渡り切り、

江の島や
ああ江の島や
江の島や


仲見世のお土産屋さんも
ひと通り見て回りました。

 こうして、
店の並びが尽きて、
二番目の赤い鳥居を
くぐり、
どっしりとした門も
通り抜け、
階段を登って行って
出会ったのは
ロバート・バートンの
おどろおどろしい
文とは全く違う世界。



  


 天女と龍との
種を超えた
美しい愛の物語
だったのです――。



 ⛩️ And then
「江の島チューチェディ」③に続く