漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

小泉八雲に肩透かし食らったので未完作品 (?) に強引にオチを付けてやった🐉

2024年12月01日 14時42分48秒 | 積年の謎解きジャーニー
 ラフカディオ・ハーン、
またの名は小泉八雲。
知名度高い昔話、
「雪女」「耳なし芳一」
ーーが収録されている
「怪談 (KWAIDAN)」の著者。

 明治23年に来日して
日本人女性と結婚したので、
その事が来年度後期朝ドラの
元ネタだという事です。

 八雲氏は来日する前、
既にベイジル・ホール・
チェンバレンという
言語学者が訳した
英語版「古事記」を読んで
いたようです。


 日本神話に興味が
あったというし、
チェンバレン氏と
サトウ氏は交流が
あったようなので、
その導線から八雲氏からも
何かチューチェディ情報
得られないかな?

と思いましたが、
無理そう。

 「怪談」の中にも
そういう話は無かったです。
図書館で借りた本は
八雲氏の英語作品の
日本語への訳し戻しで、
インパクトNo.1は
あの「耳なし芳一」でした。
 
 2番目に心に残ったのが
「鏡と鐘」という話。
寺の鐘の鋳造のために
鏡を差し出した若い女性が
後悔と執着と屈辱の中、
命を落とします。

 遺書には
「鐘を叩き割った
者へと霊力によって
大金を与える」と
あったため、
人々が続々と
寺の鐘を鳴らしに。
困った寺側は鐘を
沼に沈めてしまう
のでした。

 雰囲気変わって
その後の話。
お金に困った挙句、
沈んだ鐘の代わりに
手近な物を鐘に見立て、
「金が欲しい」
と叫んで叩いていたら
大金が得られた
という者が現れます。


  


 更にはそれを真似た
放蕩者の農夫が
白装束の女人から壺を
受け取るのでしたが、
八雲氏は壺に何が
入っていたかは
「私には言えない」と
ハッキリ教えてくれないで
ジ・エンドしてしまうの
でした。


 本体部分とは違い
ユーモアを漂わせてる
らしいので、
結末は「糞尿だった説」
があるようです。
その場合、
怠け者がラクして
儲けようとしたら
ギャフンな結末
あるある
です。

 しかしまあ、
これを肥やしとして
売ればそこそこお金は
得られるだろうし、

または、
それを期に心を入れ直し、
肥やしを使って
畑仕事に打ち込めば

いい作物が採れて
儲かり路線に乗れる
かもよ!

 だとしたら、
ある意味これも
「金」だった
という事に
なりますね〜ってか?!


⛩️ And then
音読みしただけ?
でも…こういうの結構スキだ!🌞

に続く

この記事についてブログを書く
« アーネスト・サトウとラフカ... | TOP | 音読みしただけ? でも…こう... »

Recent Entries | 積年の謎解きジャーニー