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「 トリストラム・シャンディ 」 の悪口バキューン!
― で、
「 小説ではありませんね。 」
「 単なる作文です。 」
「 日常の出来事とその感想を細々綴っても退屈なだけ。 」
…なんて言っていました。
それで、ハリソンさんが擁護するような事を言って、
ウォルポールさんからシャンディ氏との関係を怪しまれて
しまうのでしたが ―― 。
人が一生かかって努力した果てに、
もしかしたら到達できるかもしれない境遇に、
最初っからいるウォルポールさんにも、
トリストラム・シャンディさんの気持ちは分からない
かもしれませんな ―― 。
でも、その一方で、シャンディさんの方でも、
ウォルポールさんのコンプレックスをつっ突くような事を、
実はズケズケと書いていたりしたのでした。
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