今は、受験シーズン、真っ只中。
いや、最後の追い込みか。
私が受験したのは、XX年前だった。
早朝から何度か東京へ出向くのは、それだけでエネルギーが必要だった。
(私は人ごみが、今も昔も、嫌い)
雪がかなり降った日もあった。
雪の中、遅れてはならじ。
某大学へ突進。試験会場へ、まさに駆け込まんと欲す・・・。
と、その時、
腕っ節のよさそうな、相撲部かレスリング部か(?)
と思しき
体育会系男子学生が、突進してきて、
私の前に仁王立ち。両手を広げて、せき止めた
ここは、安宅の関か、逢坂の関か・・・
体育会系男子:
「あ~、ダメダメ。付き添いはあっちね!入れませんよ!ここから先は。受験生だけです」
私:
「エエッ? 私が受験するんです。早くしないと、遅れちゃう」
(私は必死であった)
体育会系男子:
「・・・受験票、見せてください」
私:
(イライラしながら)
「これです!」
体育系男子:
(写真付き受験票と、私の顔をよくよく見比べながら)・・・
「なら、いいですよ!」
よっぽと老けて見えたのね。
現役・高校三年生というのに・・・。
今もそうだが、寒いと、私は頬がほてって困る時がある。
それを、若い頃はかなり気にしていた。
だから、ちょっと白くお化粧して、白いタートルネックのセーター、黒のタイトスカート、真っ赤なロングコートに、赤いエナメルの大きなバッグを持って、受験に出向いたわけだった。
、
いや、最後の追い込みか。
私が受験したのは、XX年前だった。
早朝から何度か東京へ出向くのは、それだけでエネルギーが必要だった。
(私は人ごみが、今も昔も、嫌い)
雪がかなり降った日もあった。
雪の中、遅れてはならじ。
某大学へ突進。試験会場へ、まさに駆け込まんと欲す・・・。
と、その時、
腕っ節のよさそうな、相撲部かレスリング部か(?)
と思しき
体育会系男子学生が、突進してきて、
私の前に仁王立ち。両手を広げて、せき止めた
ここは、安宅の関か、逢坂の関か・・・
体育会系男子:
「あ~、ダメダメ。付き添いはあっちね!入れませんよ!ここから先は。受験生だけです」
私:
「エエッ? 私が受験するんです。早くしないと、遅れちゃう」
(私は必死であった)
体育会系男子:
「・・・受験票、見せてください」
私:
(イライラしながら)
「これです!」
体育系男子:
(写真付き受験票と、私の顔をよくよく見比べながら)・・・
「なら、いいですよ!」
よっぽと老けて見えたのね。
現役・高校三年生というのに・・・。
今もそうだが、寒いと、私は頬がほてって困る時がある。
それを、若い頃はかなり気にしていた。
だから、ちょっと白くお化粧して、白いタートルネックのセーター、黒のタイトスカート、真っ赤なロングコートに、赤いエナメルの大きなバッグを持って、受験に出向いたわけだった。
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