goo blog サービス終了のお知らせ 

Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年8月2日(火) さらに広く深く 「個展」

2011-08-02 | 講演/写真展 海外にて
昨日も一昨日も、写真やら、最終的な講演原稿の準備やら、展示方法について、
こちらでの準備や、現地(タリン+ブダペスト)とのやりとりが続き、
息つく間もなく過ぎ、このまま9月に突入しそうな状況。

東京の皮肉な友人が常々言う、
「自分で書いてたら、あなた、もはや作家じゃないのよ!」
「自分で撮って、自分で整理してたら、もはや、カメラマンじゃないのよ!」
という声が、遠くから聞こえてくるような気分であった。

人にやらせて、大量生産して、売れ~・・・
今や外見が9割なのだから、調べたり書いてる閑があるのなら、
エステに通うなり、そっちへ時間を割くべきだ! という、
彼女の言うところの「世の常識」を、早く理解しろというわけである。
(もう一人の私である「伊達屋酔 狂子」によれば、「常識」といのは、いつの時代も、良識や論理性を求めるには非常に難しい意味合いを内包しているものである。)

さて、元の話に戻ると、
写真と一口に言っても、
1、美術館のスクリーンで流しておく写真、
2、講演の時に見せる写真、
3、カタログに使う写真、
4、A1以上おのパネルにして写真展に使う写真をそれなりに選び、
整理し、キャプションや原稿をつける。

ブダペストやタリンでは、
私の展覧会と講演会のために、
ボランティアで、
大使夫妻、大学の先生方、
キュレータやデザイナーの方々など、
地位のある方々がスタッフに頼まずに、
自らスポンサーを探したり、
オープニングセレモニーの準備をしたり、
招待状やポスターのデザインをしてくださっている


私以外は皆、地元の外国の方々である。
「いっしょにやりましょう!」
そういう一体感は、むしろ外国で感じる事が多い。
とても幸せな気持ちになる。


そして、二十代の大学生の頃からそういう外国の方々と出会い、
お付き合いさせていただき、
海外との交流がずっと続いているのだと改めて思う。