恭 賀 新 年
年が明け、菩提寺の除夜の鐘が聞こえます。心のどこかに、清々しさを感じます。
昨年は、たくさんの方々にお世話になり、ありがとうございました。
今年こそ、世界中が平和で、誰もが毎日快く過ごし、満足できる年になりますように!
皆様のご多幸を祈念いたしております。
私事になりますが、文筆・写真の仕事を初めて、早くも24年が過ぎました。
今、こうしておりますのは、海外で、国内で、たくさんの方々に出会い、お力添えいただきましたおかげと感謝しております。
ヨーロッパ各地、国内各地の情景が、シャッターを切る度に頭に焼き付いていて、私の小さな脳が何GBあるのかわかりませんが、どんどん記憶が増えて行きます。
初めは、本を書くなんて私には夢のまた夢に思えました。
ご存知ないと思われますが、すでに勤め人の頃から、カメラ(一眼レフ)を持って、主に旅先でたくさん撮影しており、神奈川二科展などに出品して数年間、毎回「特選」をいただきました。文章よりも、むしろ、写真が先であったともいえます。
それはさておき、まずは通訳ならばと思ったのと、通訳の仕事がたくさん入ってきたので、ドイツ語通訳もお受けしておりました。
それでも幸運にも、始めてすぐに新聞や雑誌に記事をかかせていただき、たまたま通訳をしていた時に出会った東京書籍の編集長さんが「ドイツの本は、どうでしょう」とお話し下さり、最初の本「ドイツ地ビール夢の旅」が刊行されました。
気が付けば、日本語、英語の著書はもちろん、さらに英語の著書から翻訳されたフランス語、ポーランド語、ハンガリー語版もヨーロッパ、アジア、オセアニアの各地の出版社から刊行されており、エストニア(首都:タリン)における写真展と講演会では、エストニア語と英語の「カタログ」も刊行されて、著書は25冊を越えました。
時々、ドイツへも寄稿(ドイツ語の記事)しております。
ヨーロッパと国内で、TV・ラジオ出演や、「写真展(個展)」・「講演会」も多数させていただき、ありがたく、光栄です。
出会った方々から、多くのことを学ばせていただきました。
雨風、雪、寒波の中も、体調を崩したときも、取材・撮影を続けた苦労は(お医者さんにかかったことは多々あり、ドイツ/ワイマールでは、カメラを気にしながら暗がりを歩き、長い螺旋階段に気づかずに階段を20段くらいも転落して、救急車で病院へ運ばれたこともありましたが)、やはり、私にとっては大きなやりがいであり、忘れがたく、見方を変えればたくさんの楽しみもあり、充実した時間であり、かけがえのない貴重なものです。
本年も、早々に1月のツアーと取材で、いつもの親しい方々とお会いし、
さらに、新たにお目にかかる方々との出会いもあり、楽しみにしております。
今年も、ドイツ、その他のヨーロッパ取材はもちろん、国内取材も予定しておりますので、健康第一でやりがいのある歳にしたいものです。
本年もどうぞよろしくお願い致します。