次の本、
「京都花街 舞妓と芸妓のうちあけ話」(淡交社)1400円
3月初めに店頭に出ます。
~京都花街と長いお付き合いを続ける著者ならではの一冊~
おかあさん、芸妓さん、花街にかかわる人々が
実名で人生を語ります。
(ノスタルジックな思い出の写真も多数掲載)
舞妓さんも、芸、お座敷、舞台など、日常を語ります。
目次をご紹介しましょう。
第一章 芸
「大正・昭和・平成の祇園に生きて」 ~うちが育った大好きな祇園町~
祇園甲部 元芸妓 桃子 (中西桃子さん)
「芸こそ人生」 ~見て学び盗むもの~
上七軒 お茶屋「大市」 四代目女将・芸妓 福鶴 (多 弥栄子さん)
◆ 舞妓さんに聞きました 芸のお稽古はどんなですか?
◆京都花街 歴史をつくった奥座敷(その1)
東京遷都の後 都を再生させた “芸妓と舞妓の芸”
博覧会で世界に日本の芸をアピールした“都をどり”
第二章 美・礼儀・作法
「十五歳で芸妓 三七歳で女将 可愛い舞妓を育てる日々」
先斗町 屋方・お茶屋「丹美賀」二代目女将 舛田和代さん
「祇園の文化を未来へ 舞妓を育てるおかあさん」
祇園甲部 お茶屋 「つる居」 二代目女将 田中泰子さん
「数え年九歳で奉公 芸妓生活五七年」
先斗町 芸妓 三代治 (岸田武子さん)
◆ 舞妓さんに聞きました 別嬪さんになるには?
◆ 京都花街 歴史をつくった奥座敷(その2)
西洋人をも魅了した美の化身 富豪に見初められたモルガンお雪
第三章 粋な遊びの世界
「花街と重ねた八五年の春秋」
幾岡屋 五代目店主 酒井小次郎さん
「愛される“お説教”のお茶屋」
祇園甲部 お茶屋 「岡あい」 二代目女将 檜垣美代子さん
「中学三年生で住み込み 女将となり先斗町に生きる」
先斗町 お茶屋 「井雪」 四代目女将 中西超子さん
「内側と外側からの人づくり」
~芸を通したお客さんと芸舞妓との遊びの接点を大切に~
宮川町 お茶屋・屋方 「花傳」 女将 武田伊久子さん
◆ 舞妓さんに聞きました おもてなしで気をつけていることは?
◆ 京都花街 歴史をつくった奥座敷 (その3)
『一見さんお断り』が作る 粋な遊びの世界
お座敷遊び
第四章 恋・人生・文学
「数え年十三歳でお店出し 旦那さんと結婚して幸せな日々」
祇園甲部 元芸妓 加津代
「女学校を中退して芸妓に
旦那さんが建ててくれた南禅寺界隈の邸宅」
祇園東 元芸妓 つね勇 (植村日出子さん)
◆ 舞妓さんに聞きました 好きなお客さんとは、どんな人?
◆ 京都花街 歴史をつくった奥座敷 (その4)
幕末の京都花街 明日をも知れぬ男たちと芸妓の恋
◆ 京都花街 歴史をつくった奥座敷 (その5)
明治・大正・昭和 文学の生まれ出る花街
あとがき