別れの季節は、春と一緒に来る。

朝、マイナス５℃。
冷えた空気が青く澄みわたる。
今日も時折り、雪がちらちらと降りました。

蓼科のホテルに勤めているお嬢さんが、
結婚の報告に来てくれました。
蓼科から離れるとのこと。
彼女の明るい前向きな笑顔に会えなくなる
寂しさを感じながら「おめでとう」と祝福する。
「また遊びにきます」と涙を流して言ってくれました。
そうか、３月は別れの季節だった。

写真は、午後の森から見る音無川（３／２５撮影）。
今日は、茶色の土が多く顔を出す。

スキーシーズンも残りわずか。蓼科は、新緑、山菜、桜、高山植物が主役の季節に。

目覚めの景色が毎日変わる蓼科。
今朝は、雪の午後の森が窓の外に広がる。
冷え込んだ朝の雪は薄いパウダースノーで
久しぶりの除雪は楽しい。

大門街道は、名残のスキーヤーの車が列をつくる。
今日で終了したスキー場は、
・エコーバレー
・富士見高原スノーリゾート
３／３１（土）までが、
・ファミリーゲレンデ霧ヶ峰
４／１（日）までが、
・車山高原
・ブランシュたかやま
・蓼科東急スキー場
４／８（日）までが、
・白樺湖ロイヤルヒル
・白樺高原国際
・しらかば２in１
・ピラタス蓼科
・富士見パノラマ

写真は、青空と雪の大門街道。

天気もいろいろ楽しめる、蓼科の一日。

朝、ミゾレがアラレになり、
２㎜大の氷が降り注ぎ、
地面に当り、同じ角度で跳ね返り踊っている。
その後、晴れ間がのぞくも、昼前に小雪がちらつき、
また晴れの午後になる。
蓼科は、八ヶ岳・蓼科山・車山・霧ヶ峰の山麓。
天気もいろいろ楽しめる、山の天気です。
マイナス０．５℃の夜は、ストーブに足をかざす。
まだまだ寒い冬の蓼科。

野尻湖から蓼科に別荘の拠点を移されたお客さんが来店。
蓼科のスキー場のパウダースノーに満足されていました。

写真は、雪化粧した午後の森のマメザクラ（３/１９撮影）。

蓼科は、自然のオセロゲーム。茶→白→茶と一瞬に変わる。

朝から雪の天気予報を
なぞるように８時に雪が降り出す。
午後の森に薄いベールを掛け、
昨日までの茶色を白い森に変える。
夕方には、雨になり再び茶色の森に変わる。
自然のオセロゲームは、
一瞬、白の優勢であったが。

平塚から来られた常連のご夫婦は、
ブランシュたかやまスキー場のペンションに泊まり、
スキーを思いっきり楽しまれたとのこと。
夏の車山ハイキングの思い出をお聞きする。

写真は、橋から見る甲斐駒岳と仙丈岳（３/２０撮影）。
橋のギザギザカーブが、
甲斐駒と仙丈の間の鋸岳のように見えた。

どんな天気でも蓼科には似合う。

肌寒い曇り空。
白から茶色に変わった午後の森に
時折り強い風が吹き木々を揺らす。

大門街道は、いつもに比べ車も少なく、
お客さんは地元の方が多い。

「どんな天気でもいいのよ」
晴れても雨でも雪でも曇りでも、
蓼科の自然には似合うと
別荘暮らしのご婦人が話されていた。

明日は、雪になりそうだ。
写真は、八ヶ岳硫黄岳山麓の田園（３/２０撮影）。