ごにょ。

日常生活の平凡な呟きとゲーム。だった(過去形

トリプルネガティブ乳癌手術から3年経過
もう一度猫と暮らすのが夢。

父断酒開始

2021-10-12 | 日常

この間2回目のコロナワクチンを受けた日の夜中、

寝ていたら玄関が騒がしくなって何事かと思ったら

家に警察が来てたーーー!!!!

なに!?なにごと?!!?

 

どうやら父が泥酔状態で夜中に雨の中傘も差さずにコンビニへタバコを買いに行っていたらしく、

泥酔状態なのでまともに歩けず(立っていることもままならない)転んで車道にはみ出して座り込んでいたところを通りかかった人が心配して110番してくださったらしく…

警察の方が連れてきて下さって住所を言えるかとか確認をしてたらしいんですが酔ってるので当然言えず。

しかも家に誰かいるかを聞かれて「いない」って答えていたらしく

(酔ってて私が仕事でいないものだと思い込んでる)

こんなに酔っ払っている状態で一人で家に置いておけないから署につれていくっていう話になっていたそうで、

酔っているので父親も

「こっちが酔っ払ってるのをわかってて住所を言えとか言ってくるのがおかしい!」

って警察にけんか腰で騒いでる最中に私が気付いて

玄関に出て警察の人と話をしてたんですがその間も

「自分は悪いこと何もしてない!!!!」

「署にいくんでしょ?いいよ行くよ!つれてけ!あんたがそう言ったんでしょ!」

って怒りながら警察の人に絡むので気が気じゃない…おとなしくしててってー!

テレビでよく見る酔っ払いのやつだ…

家だと一人で騒いでるだけだけど相手がいるとめちゃくちゃ絡むやつ…

 

お父さんいつもこうなの?って

「明らかにアルコール依存症だから今はよくても3~4年したらもっと大変になるよ。あなたが仕事してる時間は家にお父さんしかいないんでしょう、治療した方がいい。行きつけの病院とかないの?(病院に行くなら死んだ方がマシだって言う性格なのを伝える)うーん…あなた一人じゃ連れて行くの厳しいね。そういうの相談できるところがあるから、署に戻ったらそこの電話番号を教えるからそこに電話したら何かアドバイスとかもらえると思う」

 

って帰った後でわざわざ包括支援センターの番号を教えてくれた…いい人だ…

警察の人達が帰った後また外に出て転んで「起こしてくれー」って喚く父親…ダメな人だ…

 

その後も酒を飲もうとするのでとりあえず

今日はもう絶対飲ませない、と家に残ってたお酒を捨てたんですが

「また買ってくるだけだ」って言い張ってて酔っ払い話にならん…

「酒はやめないよ!減らしもしない!俺は悪いことしてない!向こう(警察)が言ってることがおかしい!」

って延々と喚く父親に腹が立って自分もキレた。

「じゃあもう老人ホームにでも入れて無理やり酒を飲めない環境に置くしかない。警察の人にこういう状態のお父さんを一人にしておけないって言われてるから!」

「ここは俺の家だから俺はここに帰ってくる」

「おばあちゃんの家はおばあちゃんのものだったけど施設から帰って来なかったね。お父さんも施設の人に言うだけ言ってみればいいんじゃないですか、帰してもらえるのかは知らないけど」

「そんなに俺を邪魔扱いするのか!!」

「家の中でやらかしてる分には今まで何も言わなかったけど。でも外で他の人に迷惑をかけて『自分は悪くない』って言い張ってる時点でもう駄目だよ。お父さんの判断はもう常識人のそれじゃないよ。自分では自覚がないからわかってないんだろうけど(略。汚物がついた服の着替えを拒んだりとかそういう今まであったこと色々)とか。アルコールの取りすぎでも認知症の症状になるんだって。お父さんは自分のことを普通だと思ってるかもしれないけど全然普通じゃないよ!」

というような会話を方言を交えつつ荒い口調で言い合った後

父親は拗ねてふて寝。

 

 

父親は私が注意しても全然話を聞かないので、

家の中で酔ってやらかす分にはもうしょうがないと諦めていたんですが

(転んだ拍子になのか最近は扇風機を根元から折ってた)

外で人様に迷惑をかけるのはダメだ…

 

 

とりあえず県外にいる姉に報告。

朝になったら警察の人に教えてもらった番号に電話して、病院を紹介されるなりなんなりしたら予約さえとれば病院に連れて行く日には姉も来て父親を病院に連れて行くのを手伝ってくれるということに。

 

翌日包括支援センターへ電話。

アルコール依存症はこっち、って精神保健センターの番号を案内されたのでそこへ電話をかけるも混みあっていてなかなかつながらない。

ようやく繋がって『本人に断酒の意志がないと厳しいけど、でもご家族としては病院に行って欲しいですよね…』ってアルコール依存症の治療をできる病院をいくつか紹介される。どうしても本人が病院を嫌がっているようなら保健所に保健士さんがいるので、連絡してお願いすれば一緒に説得してくれたりするらしい。

なのでとりあえず紹介された病院に電話してみたけど、

どこも同じで『本人のやる気がないと無理』ということだった。

なんとかして連れて行ったところで夜眠れる薬を出すとかしかできないので解決にはならないとのこと。

まあそりゃそうだ。

身内としては無理やり入院させて強制的にアルコールを抜いてもらうとかしてほしいけど、嫌がってる人間相手にそうもいかないよね。

 

 

今日はまだ酒を飲んでないらしい父親に

「アルコール依存症の治療をしている病院があるから、予約とるから一緒にいこ」

って説得しに行ったけど「行かない」の一点張り。

でも酔ってないから怒鳴ったりはせずおとなしかった。

昨日の出来事を覚えてるのか聞いたら覚えているそうな。

 

 

「警察の人に治療するよう言われているんだよ。

 お父さんを心配して相談窓口の電話番号まで連絡してくれたんだよ。

 お姉ちゃんもお父さんが病院に行く日に合わせて帰って来て付き添いしてくれるんだって。」

 

他アルコール依存症とアルコール性認知症の症状がほぼ全部当てはまってることとかを説明して

だから病院いこ!ってしつこく話をしていたら

 

「行かないよ。酒飲まなきゃいいんでしょ」

 

って言いだした。おお…?

断酒する気になったなら病院行くのもありじゃない?て聞いてみたけど病院は絶対に嫌らしい。

 

 

そのことを姉に伝えたら父には

「お父さんは自分の発言に責任が持てる人だから、もうお酒飲まないって言葉を信じるよ。って伝えて」

と言いながら

 

『お父さんにはそういうことにしておいて裏では動いてた方がいいと思う』

 

って言っていたけど病院が無理なら老人ホームしか思い浮かばない…

とりあえずこれで一旦話し合い終了。

 

コロナワクチン2回目の翌日で熱がある中いろんなとこに電話しまくって疲れたー!

電話が苦手なので電話をかけるということにめちゃくちゃ精神力がいるのです…

38℃までいくかと思いきや37.9℃になったあとは下がり始めて翌日の朝には平熱。

副反応は熱と関節痛くらいだった。

 

***

 

父親の「お酒飲まなきゃいいんでしょ」発言の翌日。

仕事から帰宅したらもう23時なのに父親が

「犬用の缶詰を買わないと」

「納豆も買いたい」

だの理由をつけて買い物へ行きたがり。

酒を買う気にしか思えん…と怪しんだものの、

拒んだら父親を信用してないと思われてしまうかと連れて行ったら

お酒売り場の前で立ち止まり動かなくなる父親。

「お酒見ると飲みたくなるだろうから見ないでくださーい」

って歩くよう促したら

「1本!1本だけ!!」

ってゴネて酒を手に取ろうとしだした。

 

「もう飲まないって言ったじゃん!お父さんの言葉を信じるってお姉ちゃんも言ってたでしょ、私もお父さんは頑張れる人だと思ッテルヨ…」

 

嘘をつくのが苦手なので語尾が棒読みになりかけた感はある(?

説得したら不服そうではあったけど納得してくれた。

 

酒を飲んでないので!

話が!

通じる!

すごい!!!!

 

帰宅したあとも

 

酒を飲んでないので!

白米を!

食べてくれる!!

 

いつもご飯はいらないって言っておかずしか食べないのに!

 

めっちゃ嬉しいんだが…?

 

テレビの音量を60とか70まで上げることもなくなったし

寝言で叫んだり怒鳴ったりもないし

夜も何回も何回も起きることがなくなって深夜に家が静かだすげえ…

方向転換できなくなった老犬が助けを求めてくるくらいで

ここ何日かめちゃくちゃ平和な夜を過ごしています。

 

でもタバコがなくなったらタバコを買いに行ったついでにやっぱり酒も買った、ってなりそうで心配なんだよなぁ。

頑張ってくれるといいな。

 

 

 

そういえば姉に父親の相談をしてた時についでに「乳がんでした」報告をしてみたら「誰が?」ってびっくりしてた。

ドッキリ大成功(*'ω'*)

いやドッキリではないけど!

手術が終わる前に父親が勝手に帰った話をしたら前もって教えてくれたら行くから次からは言いなさい、ということを言ってもらいました。

ありがてえー。