元スパイ襲撃、ロシア関与の「可能性大」 英首相
3/13(火) 2:49配信 AFP=時事
元スパイ襲撃、ロシア関与の「可能性大」 英首相
英イングランド南西部ソールズベリーにある警察署付近で、非常線が張られた一帯から警察車両を移動させる軍関係者ら(2018年3月11日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)英国で発生したロシア人の元二重スパイ殺害未遂事件について、テリーザ・メイ(Theresa May)首相は12日、ロシアが関与していた可能性が「非常に高い」との見解を表明した。
【写真】事件で標的になったとされるロシア人親子
事件では4日、2010年のスパイ交換で英国に移住したセルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏(66)と娘のユリア(Yulia Skripal)さん親子が、イングランド南西部ソールズベリー(Salisbury)の商業施設にあるベンチで意識を失っているところを発見された。
メイ首相は議会で、英軍基地の専門家チームが事件で使用された毒物を分析した結果、ロシアが開発した軍用神経剤「ノビチョク(Novichok)」と特定されたことを明らかにし、「セルゲイとユリア・スクリパリに対する行為の責任はロシアにあった可能性が非常に高い」と表明。
さらに、「これは国家としてのロシアによるわが国に対する直接的行為か、あるいはロシア政府が壊滅的な被害を与えかねないこの神経剤の管理を怠り、他者の手に渡してしまったかのどちらかだ」という見方を示した。
メイ首相は、ロシアには「国家ぐるみの暗殺事件」の前例があるとも指摘した上で、「英国の町で兵器レベルの神経剤を使用したこの殺人未遂事件は、スクリパリ親子に対する犯罪というだけではない。英国に対する無差別で無謀な行為だ」と述べた。
メイ首相はロシア政府に対する報復措置の発表はしなかったものの、同政府に対し13日中にノビチョク開発計画に関する詳細を化学兵器禁止機関(OPCW)に開示するよう求めた。【翻訳編集】 AFPBB News
ロシアのプーチン大統領、2014年に旅客機の撃墜を命令
3/13(火) 11:02配信 CNN.co.jp
ロシアのプーチン大統領、2014年に旅客機の撃墜を命令
ロシアのプーチン大統領
(CNN) ロシアで2014年に開かれたソチ冬季オリンピックの開幕直前、旅客機が乗っ取られたという情報が入り、プーチン大統領が撃墜を命じた――。このほど公開されたドキュメンタリーの中で、プーチン大統領自らがそんなエピソードを披露した。
写真特集:2018年版、プーチン大統領カレンダー
ロシアでは18日の大統領選挙を前に、プーチン大統領の「英雄伝」が相次ぎ公開されている。
乗っ取りの情報は間もなく虚偽だったことが分かり、旅客機は撃墜を免れた。
新作ドキュメンタリー映画「プーチン」は、11日にソーシャルメディアで公開された。この中でプーチン大統領は、2014年2月7日、ソチオリンピックの開会式に向かう途中、安全対策本部から緊急を告げる電話が入ったと証言。「ウクライナからトルコのイスタンブールへ向かっていた旅客機が乗っ取られた。犯人はソチに着陸しろと要求している」という内容だった。
乗っ取られたとされるトルコ・ペガサス航空のボーイング737-800型機には、乗客110人が搭乗していた。犯人は爆弾を持っていると伝えられた。
同機に対応するため、戦闘機を出動させることが決まり、プーチン大統領は「計画に従って行動するよう」命令を出したという。
しかし5~7分後に新たな電話が入り、乗っ取り騒ぎは「酒に酔ったいたずら」だったと告げたという。
旅客機は無事、トルコに着陸した。
国営スプートニク通信によると、今回のドキュメンタリーの中でプーチン大統領は、自分の乗ったヘリコプターが2000年、チェチェン共和国の上空で攻撃されたというエピソードについても語っている。
ロイター通信によると、ロシア大統領府の報道官は11日、プーチン大統領が語った内容を確認した。
3/13(火) 2:49配信 AFP=時事
元スパイ襲撃、ロシア関与の「可能性大」 英首相
英イングランド南西部ソールズベリーにある警察署付近で、非常線が張られた一帯から警察車両を移動させる軍関係者ら(2018年3月11日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)英国で発生したロシア人の元二重スパイ殺害未遂事件について、テリーザ・メイ(Theresa May)首相は12日、ロシアが関与していた可能性が「非常に高い」との見解を表明した。
【写真】事件で標的になったとされるロシア人親子
事件では4日、2010年のスパイ交換で英国に移住したセルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏(66)と娘のユリア(Yulia Skripal)さん親子が、イングランド南西部ソールズベリー(Salisbury)の商業施設にあるベンチで意識を失っているところを発見された。
メイ首相は議会で、英軍基地の専門家チームが事件で使用された毒物を分析した結果、ロシアが開発した軍用神経剤「ノビチョク(Novichok)」と特定されたことを明らかにし、「セルゲイとユリア・スクリパリに対する行為の責任はロシアにあった可能性が非常に高い」と表明。
さらに、「これは国家としてのロシアによるわが国に対する直接的行為か、あるいはロシア政府が壊滅的な被害を与えかねないこの神経剤の管理を怠り、他者の手に渡してしまったかのどちらかだ」という見方を示した。
メイ首相は、ロシアには「国家ぐるみの暗殺事件」の前例があるとも指摘した上で、「英国の町で兵器レベルの神経剤を使用したこの殺人未遂事件は、スクリパリ親子に対する犯罪というだけではない。英国に対する無差別で無謀な行為だ」と述べた。
メイ首相はロシア政府に対する報復措置の発表はしなかったものの、同政府に対し13日中にノビチョク開発計画に関する詳細を化学兵器禁止機関(OPCW)に開示するよう求めた。【翻訳編集】 AFPBB News
ロシアのプーチン大統領、2014年に旅客機の撃墜を命令
3/13(火) 11:02配信 CNN.co.jp
ロシアのプーチン大統領、2014年に旅客機の撃墜を命令
ロシアのプーチン大統領
(CNN) ロシアで2014年に開かれたソチ冬季オリンピックの開幕直前、旅客機が乗っ取られたという情報が入り、プーチン大統領が撃墜を命じた――。このほど公開されたドキュメンタリーの中で、プーチン大統領自らがそんなエピソードを披露した。
写真特集:2018年版、プーチン大統領カレンダー
ロシアでは18日の大統領選挙を前に、プーチン大統領の「英雄伝」が相次ぎ公開されている。
乗っ取りの情報は間もなく虚偽だったことが分かり、旅客機は撃墜を免れた。
新作ドキュメンタリー映画「プーチン」は、11日にソーシャルメディアで公開された。この中でプーチン大統領は、2014年2月7日、ソチオリンピックの開会式に向かう途中、安全対策本部から緊急を告げる電話が入ったと証言。「ウクライナからトルコのイスタンブールへ向かっていた旅客機が乗っ取られた。犯人はソチに着陸しろと要求している」という内容だった。
乗っ取られたとされるトルコ・ペガサス航空のボーイング737-800型機には、乗客110人が搭乗していた。犯人は爆弾を持っていると伝えられた。
同機に対応するため、戦闘機を出動させることが決まり、プーチン大統領は「計画に従って行動するよう」命令を出したという。
しかし5~7分後に新たな電話が入り、乗っ取り騒ぎは「酒に酔ったいたずら」だったと告げたという。
旅客機は無事、トルコに着陸した。
国営スプートニク通信によると、今回のドキュメンタリーの中でプーチン大統領は、自分の乗ったヘリコプターが2000年、チェチェン共和国の上空で攻撃されたというエピソードについても語っている。
ロイター通信によると、ロシア大統領府の報道官は11日、プーチン大統領が語った内容を確認した。