インスブルック医科大学(Medical University of Innsbruck)は4月21日~27日、イシュグルの人口の79%に当たる約480世帯の大人1259人と子ども214人を対象に検査を実施。その結果、イシュグルの全人口の42.4%が新型ウイルスの抗体を持っていることが分かったという。
研究を率いたドロティ・フォンラール(Dorothee von Laer)氏は「イシュグルでは、これまで研究で明らかになった中で最も高い血清陽性率が確認された」と指摘。「イシュグルの住民が集団免疫を獲得したと結論付けるまではできなくとも、人口の大部分は(新型ウイルスに対する)防御力を持っているはずだ」と述べた。