米国防長官が中国批判演説、太平洋で「1インチたりとも譲歩せず」
8/27(木) 13:33配信
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ロイター
8月26日、エスパー米国防長官(写真)は、米国は太平洋で指導役を担う責任があり、自らの政治体制がより良いと考えている他国には「1インチたりとも譲歩しない」と述べた。写真は7月ワシントンでの代表撮影(2020年/ロイター)
[27日 ロイター] - エスパー米国防長官は26日、米国は太平洋で指導役を担う責任があり、自らの政治体制がより良いと考えている他国には「1インチたりとも譲歩しない」と述べた。中国を念頭にした批判だ。
長官はハワイで演説し、たとえ約束を繰り返し反故にしている中国が積極的な軍近代化を追求するとしても、ルールに基づく国際秩序を中国に尊重させるため同国と協力することを望んでいると述べた。
また、中国は国際法順守の約束に従ってこなかったとしたほか、世界に力を誇示したいと考えていると付け加えた。
「CCP(中国共産党)のアジェンダを進めるため、人民解放軍は今世紀半ばまでに世界クラスの軍になろうと積極的な近代化計画を引き続き追求している」と指摘。「これは疑いようもなく、南シナ海、東シナ海、および中国政府が自国の利益に重要だとみなしている地域における人民解放軍の挑発的行為を伴うだろう」とした。
ただ、米国は中国抑止を目指す一方、「願わくば、国際ルールに基づいた秩序とより協調する路線に中国を戻すため、同国との協力を続けたい」と望んでいると述べた。
長官は、インド太平洋を「中国との大国競争」の中心地と表現。ただ、それはロシアとも一緒だと付け加え、中国のプレゼンスは今や世界に及んでおり、米国は世界で両国に対処できるようになる必要があるとした。
「米国は指導する責任がある。われわれは相当長い間、太平洋国家であり、インド太平洋国家だ」と指摘。「政府の形態、人権に対する見方、主権に対する見方、報道の自由・宗教の自由・集会の自由に対する見方、これらあらゆる事柄について、われわれの多くが共有しているものよりも自らのがより良いものだと考えている別の国には1インチたりともこの地域でわれわれが譲歩することはない」と述べた。
長官はまた、中国は新型コロナウイルス流行に対する世界的な取り組みを妨げていると批判した。
北朝鮮については、米国は完全かつ検証可能な北朝鮮の非核化を引き続き追求すると説明。米軍は北朝鮮に対して常に準備を整えておく責任があるとしつつも、北朝鮮指導部との対立を解消するにはこうした外交アプローチが進むべき道だと語った。
米政府の南シナ海関連制裁に反発 中国
8/27(木) 18:16配信
38
時事通信
【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は27日の記者会見で、米政府が南シナ海の軍事拠点化に関与した中国人や中国企業に対する制裁を発表したことについて「内政干渉であり、断固反対する」と述べ、対抗措置を取る方針を明らかにした。
趙氏は「中国が自国の領土で建設活動を行うのは完全に主権の範囲内だ」と主張した。
米軍艦の南シナ海航行非難 中国
8/28(金) 6:18配信
91
時事通信
【北京時事】中国軍南部戦区の李華敏報道官は28日、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島周辺を米軍のイージス駆逐艦「マスティン」が27日に航行し「中国の主権を著しく損なった」として非難する談話を発表した。
南部戦区の海空戦力がマスティンを追跡し、警告したという。
中国は米国が問題起こすことを容認せず=国防省報道官
8/27(木) 18:15配信
19
ロイター
8月27日、中国国防省の呉謙報道官は記者会見で、中国は米国の言いなりにはならず、米国が問題を起すことも容認しないと言明した。写真は中国の国旗。北京で2019年5月撮影(2020年 ロイター/Jason Lee)
[北京 27日 ロイター] - 中国国防省の呉謙報道官は27日の記者会見で中国は米国の言いなりにはならず、米国が問題を起すことも容認しないと言明した。
米中高官による軍事交流に向けた前向きな雰囲気を醸成するために米国が現実的な措置を講じることを期待すると述べた。
偶発的な衝突のリスク高まる、対話の維持が必要=台湾総統
8/27(木) 18:07配信
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ロイター
8月27日、台湾の蔡英文総統は、南シナ海や台湾周辺の緊張で偶発的な衝突のリスクが高まっていると指摘、判断ミスのリスクを防ぐため、対話を維持する必要があると主張した。写真は台北で12日撮影(2020年 ロイター/Ann Wang)
[台北 27日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は27日、南シナ海や台湾周辺の緊張で偶発的な衝突のリスクが高まっていると指摘、判断ミスのリスクを防ぐため、対話を維持する必要があると主張した。
総統はオーストラリア戦略政策研究所主催のフォーラムで「すべての関係者が衝突のリスクを慎重に管理する必要がある。中国政府が地域の大国としての責務にふさわしい自制を続けると期待している」と述べた。
総統は、国際社会が香港情勢や中国の南シナ海軍事化を注視しており「その結果、台湾海峡情勢にも関心が高まっている」と発言。
「地域で軍事活動が拡大していることを踏まえると、今後もアクシデントのリスクが非常に懸念される。したがって、すべての関係者が対話とコミュニケーションを維持し、誤解や判断ミスを防ぐことが重要だ」と述べた。
総統は、台湾の防衛力を強化する必要があると主張。「これは現状を踏まえれば、力と抑止は相関関係を持ち得るためだ。軍事的冒険主義のリスクを減らすことにもつながる」と発言した。
総統は「中国が互恵関係に貢献する限り、中国と対話する用意がある」とした上で、中国は民主主義が台湾の将来を決めることを受け入れる必要があると述べた。
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アングル:再燃した米中対立、台湾TSMCのしたたかな戦略
〔アングル〕米中「第1段階」通商合意、険しい両国関係に希望の灯ともさず
中国・オランダが関係強化 米にらみ多国間主義支持
8/27(木) 10:41配信
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時事通信
26日、ハーグで、中国の王毅外相(左)を迎えるオランダのルッテ首相(AFP時事)
【北京時事】欧州歴訪中の中国の王毅外相は26日、オランダのハーグでルッテ首相と会談し、両国関係を強化することで一致した。
中国外務省が27日発表した。王氏は両国が「一国主義による世界に対する攻撃や挑戦に手を携えて対応すべきだ」と述べ、トランプ米政権をけん制した。
ルッテ氏は国際社会の課題に各国が協力して取り組む多国間主義への支持を表明し、「欧州、中国、米国の3者は意思疎通や協調を強化しなければならない」と応じた。米中の「デカップリング(分断)」については「どちらの利益にもならず、そもそも実現しない」と中国の立場に同調した。
8/27(木) 13:33配信
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ロイター
8月26日、エスパー米国防長官(写真)は、米国は太平洋で指導役を担う責任があり、自らの政治体制がより良いと考えている他国には「1インチたりとも譲歩しない」と述べた。写真は7月ワシントンでの代表撮影(2020年/ロイター)
[27日 ロイター] - エスパー米国防長官は26日、米国は太平洋で指導役を担う責任があり、自らの政治体制がより良いと考えている他国には「1インチたりとも譲歩しない」と述べた。中国を念頭にした批判だ。
長官はハワイで演説し、たとえ約束を繰り返し反故にしている中国が積極的な軍近代化を追求するとしても、ルールに基づく国際秩序を中国に尊重させるため同国と協力することを望んでいると述べた。
また、中国は国際法順守の約束に従ってこなかったとしたほか、世界に力を誇示したいと考えていると付け加えた。
「CCP(中国共産党)のアジェンダを進めるため、人民解放軍は今世紀半ばまでに世界クラスの軍になろうと積極的な近代化計画を引き続き追求している」と指摘。「これは疑いようもなく、南シナ海、東シナ海、および中国政府が自国の利益に重要だとみなしている地域における人民解放軍の挑発的行為を伴うだろう」とした。
ただ、米国は中国抑止を目指す一方、「願わくば、国際ルールに基づいた秩序とより協調する路線に中国を戻すため、同国との協力を続けたい」と望んでいると述べた。
長官は、インド太平洋を「中国との大国競争」の中心地と表現。ただ、それはロシアとも一緒だと付け加え、中国のプレゼンスは今や世界に及んでおり、米国は世界で両国に対処できるようになる必要があるとした。
「米国は指導する責任がある。われわれは相当長い間、太平洋国家であり、インド太平洋国家だ」と指摘。「政府の形態、人権に対する見方、主権に対する見方、報道の自由・宗教の自由・集会の自由に対する見方、これらあらゆる事柄について、われわれの多くが共有しているものよりも自らのがより良いものだと考えている別の国には1インチたりともこの地域でわれわれが譲歩することはない」と述べた。
長官はまた、中国は新型コロナウイルス流行に対する世界的な取り組みを妨げていると批判した。
北朝鮮については、米国は完全かつ検証可能な北朝鮮の非核化を引き続き追求すると説明。米軍は北朝鮮に対して常に準備を整えておく責任があるとしつつも、北朝鮮指導部との対立を解消するにはこうした外交アプローチが進むべき道だと語った。
米政府の南シナ海関連制裁に反発 中国
8/27(木) 18:16配信
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時事通信
【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は27日の記者会見で、米政府が南シナ海の軍事拠点化に関与した中国人や中国企業に対する制裁を発表したことについて「内政干渉であり、断固反対する」と述べ、対抗措置を取る方針を明らかにした。
趙氏は「中国が自国の領土で建設活動を行うのは完全に主権の範囲内だ」と主張した。
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8/28(金) 6:18配信
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時事通信
【北京時事】中国軍南部戦区の李華敏報道官は28日、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島周辺を米軍のイージス駆逐艦「マスティン」が27日に航行し「中国の主権を著しく損なった」として非難する談話を発表した。
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8/27(木) 18:15配信
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ロイター
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偶発的な衝突のリスク高まる、対話の維持が必要=台湾総統
8/27(木) 18:07配信
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ロイター
8月27日、台湾の蔡英文総統は、南シナ海や台湾周辺の緊張で偶発的な衝突のリスクが高まっていると指摘、判断ミスのリスクを防ぐため、対話を維持する必要があると主張した。写真は台北で12日撮影(2020年 ロイター/Ann Wang)
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総統は、国際社会が香港情勢や中国の南シナ海軍事化を注視しており「その結果、台湾海峡情勢にも関心が高まっている」と発言。
「地域で軍事活動が拡大していることを踏まえると、今後もアクシデントのリスクが非常に懸念される。したがって、すべての関係者が対話とコミュニケーションを維持し、誤解や判断ミスを防ぐことが重要だ」と述べた。
総統は、台湾の防衛力を強化する必要があると主張。「これは現状を踏まえれば、力と抑止は相関関係を持ち得るためだ。軍事的冒険主義のリスクを減らすことにもつながる」と発言した。
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〔アングル〕米中「第1段階」通商合意、険しい両国関係に希望の灯ともさず
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8/27(木) 10:41配信
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26日、ハーグで、中国の王毅外相(左)を迎えるオランダのルッテ首相(AFP時事)
【北京時事】欧州歴訪中の中国の王毅外相は26日、オランダのハーグでルッテ首相と会談し、両国関係を強化することで一致した。
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