登山家の野口健さんがこのたびセブ島より遺骨収集の旅から帰られ、その内容を自身のブログで書かれているのを発見しました。ぜひごらんいただきたいと思います。
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2008/0323.html
フィリピンは中国と並んで日本人の兵隊さんが多くなくなられた場所です。先日のテレビでも見ましたが、終戦末期のレイテ島を巡る米軍との戦争で、多くの兵隊さんがなくなりました。またレイテ島からセブ島に逃げた日本の兵隊さんの多くが戦死された様です。
私も知らなかったのですが、その方々の遺骨がそのまま現地で放置されており、日本人の方が遺骨収集を行っているというものです。遺骨の多くは海側に面した場所にあり、味方の援軍を期待しながら、なくなられたという、忘れてはならない現実があるようです。
フィリピン人の多くは日本兵に悪意を抱いていますが、日本兵と親密にしていた年老いたフィリピンの老人が遺骨収集に協力しているとの事です。セブはリゾート地としてのみ捉えがちなわれわれ日本人ですが、そのような事があった事は忘れてはいけないと思います。