私がこの映画を観たのは20歳の頃でした。
ダスティン・ホフマン(ベンジャミン役)とキャサリン・ロス(エレーン役)が共演し、1969年には優秀監督賞を獲得しました。
また、サイモン&ガーファンクルが初めて映画音楽を担当し、サントラ盤「卒業」と「ミセス・ロビンソン」は、1969年のグラミー賞を受賞しています。
私には、アン・バンクロフト演じるミセス・ロビンソンの存在感が印象的でした。
40代後半、まさに成熟した大人のロビンソン夫人から誘惑され、あっさり陥落してしまうベンジャミンでしたが、娘のエレーンの出現により、ロビンソン夫人と決別することになります。
『サウンドオブサイレンス』、『ミセス・ロビンソン』、『スカボローフェア』などサイモン&ガーファンクルの唄うメロディも最高で、60年代後半に青春を過ごした私には忘れられない作品です。