「ほかのひとには、言うなよ。」
と、
毎回、くぎを さされまくり。
それも、5寸くぎではなく、12すん くぎで、さされまくりだ。
当店の、営業時間は、
午前11:00~深夜2:00頃まで なのですが、
あさは、09:00頃に、シャッターを あけていた、
いままでは。。。。。
当店は、シャッターを、あけると、そととの、くぎりがない。
ドアも なければ、かべも ない。
そとと、なかの、くぎりが、なにひとつない。
つまり、そとに、いてるようなものだ。
なので、営業時間は、午前11:00 から なのだが、
あさの、09:00 に、シャッターを、ガラガラガラっと あけてしまえば、
いつでも、だれでも、はいってこれる。
そこへ、キョウフの びんぼうがみが やってくる。
この びんぼうがみは、
52歳の、おっさんだ。
毎日、やってくる。
とにかく、毎日やってくる。
それも、朝09:00に、シャッターを、あけると、
いつのまにやら、イスにすわって、新聞をよんでいる。
時間は、つねに、09:10頃だ。
初めの頃は、1番目の、お客様を、
「当店の営業時間は、11:00 から ですので、11:00に お越し下さい」
と、
かえしてしまうと、
げんが、わるいので、
当店は、がまんして、入ってもらっていた。
その日 その日の、1番目の、お客様は、だいじに しなあかん。
そう 思い、がまんした。
ところが、この、52歳の、おっさんは、毎日、毎日、やってくる。
はじめのころは、気にも とめなかったが、
とにかく、毎日 毎日 やってくる。
お客様が、とても、すくない、 当店にも、ようやく、
常連が できたと、よろこんだ。
ところが、途中から、つけを、しだした。
当店に、たいざい している 時間も、毎日、5~6時間と、
長い。
1杯、100円で、売っている、しょうちゅうのみずわり(焼酎の水割)を、
朝、9:00頃にきて、昼の、3:00頃から、4;00頃までの あいだに、5~6杯、
のんで、かえっていく。
1杯、100円の 焼酎水割を、5杯 のんで、500円を、はらい かえっていく。
かぞえて みて からだと、もう、40日ちかくなる。
かぞえてない日を、たすと、もっと ながくなる。
その、びんぼうがみの、おっさんは、かねが、なくなると、当店に、つけをして、
かえっていく。
本日、2012年7月12日木曜日も、200円だけ、つけを、していった。
今日の、滞在時間は、11:00~15:30の、4時間30分だ。
この、びんぼうがみのおかげで、店のシャッターも、
朝9:00に、あけず、11:00に、あけるようにした。
シャッターを、11:00に、あけるようにした、はじめのころ、
もめた。
しかし、いろいろ、とうてんも、へりくつをこね、11:00 に、あけることで、
両者、和解した。
かこの、未払いは、無いにせよ、
ただいまの、つけの、合計金額は、3,000円を、こえている。
1杯、100円の、焼酎水割を、5時間くらいかけて、5~6杯のみ、
つけを、していく。
あては、いっさい、たのまない、たのんだことがない。
この、おっさんに、12寸くぎを、うたれている。
「ぜったい、だれにも いうなよ、ばれたら、かっこをるいやないけ」
と、
ぼくは、だれにも、言わないと、約束をした。
硬い(かたい)、堅い(かたい)、固い(かたい)、やくそくだ。
ぼくは、まもりとうしている。
だれにも、しゃべっては、いない。
かいて いるだけだ。
ちゃん ちゃん。
このはなしは、くれぐれも、だれにも、言わないで下さい。
おねがい、します。