西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

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突っ込みどころ満載の映画「メガロドン」その2 ネタバレ注意?

2022-12-09 15:23:55 | Weblog
 さて、また「メガロドン」の凄いところの話である。
 いきなり冒頭に日本語字幕だけでなく英語字幕も表れた。わたくしはビックリしてリモコンの字幕ボタンをいじったが、どうも潜水艦のクルーが英語をしゃべっていない。ロシアの兵隊さんがアメリカの機密情報を探って、なぜかメガロドンを覚醒させたらしい。あとから誰かがそう言っている。
 だがロシアの潜水艦は何もしていないようだし、メガロドンにその潜水艦の後ろをガジガジとかじられて、あえなく沈没。潜水艦艦長とあと2人が前方に逃げて遮断壁みたいなもので自分たちだけ助かろうとする。しかし深海4000メートルだったと思う。その潜水艦をアメリカ海軍の戦艦?駆逐艦なのかよくわからない装備の貧弱な軍艦が見つけて「海で困った人は助けるのだ!」と特殊潜水艇で救助に向かう。
 凄い! 深海で怪しげなことをしている潜水艦に乗っている生きているか死んでいるかわからない人を助けに向かうのである。海軍の船長は退役間近い大将とちょっとひと悶着あったけど、大将以外みんな助けに行く気満々である。アメリカ海軍は海で困っている人を見捨てないのだ。
 この頃からやたら「イエス、サー!」という言葉が出てくる。アメリカ海軍の艦長ー軍人なのに太っているーがワンフレーズ言うたびに部下は「イエス、サー!」とパブロフの犬のように答えるので、観ているわたくしもその「イエス、サー!」期待してしまう。アメリカ海軍は礼儀正しいのだ。
 わたくしがこの作品で一番驚いた場面はアメリカ海軍の特殊潜水艇がロシア潜水艦とドッキングしてロシア兵を助けるところである。深海4000メートルで完璧にドッキングして海水が一滴も入らないのだ。これはアメリカ海軍の特殊潜水艇とロシアのガジガジ齧られた潜水艦はワンセットとしか考えられない。いろいろ言ってもアメリカとロシアは仲が良いのではないのか?
 この場面と同じくらい凄いのがアメリカの軍艦である。特殊潜水艇がメガロドンにアレコレされて動かなくなって、その駆逐艦もどきが特殊潜水艇をなぜかワイヤーで引き揚げられようとする。地引網漁なのか?ところがその作業でこの軍艦が電源停止になってしまう !この軍艦は電気がちょっとしかないのかな?
 前回、この作品はアメリカ海軍リクルート映画だと思ったが、それとともにミステリーまみれの映画でもある。普通に考えると分からない箇所が全編満載?である。
 例えば特殊潜水艇がメガロドンにガジガジ齧られたロシア潜水艦を発見して、それがモニターにも写し出されている。しかし特殊潜水艇の船長であるヒロインは沈没している潜水艦がどこの国のものか分からない。わたくしは軍事のことほとんど知識がないが、アメリカ海軍の上級位であろう軍人が怪しげな潜水艦がどこの国のものか、分からないものなのだろうか? それとも人命救助の使命のためには、そんなことはどうでもいいのか? 謎が深まる展開ばかりだ・・・。
 やはりアメリカ海軍に入るには崇高な使命感とこの映画のミステリーを解明できる程の知性が必要なのだろう⁇
コメント
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