中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
張り切る子

新学年が始まって、「よしいよいよ僕の番だ」とばかりに張り切っている子がいます。
大いにがんばってもらいたいと思います。まずそう思ってくれたことがエライ。褒めてあげてください。
それなりに目標も決まっているだろうし、勉強をしようと思っているのであればなおさら良い。そういう気持ちを大事にしてあげることです。
ただ、それが口ばっかり、という子も中にはいます。
やるよ、と言ったはいいが、全然進んでない。でも、そういう子もだんだんやるようになってくるのです。
目標がある以上、合格したい。その気持ちがだんだん大きくなってくれば必然、勉強の優先順位は上がってきます。ですから、まず張り切る子にしていくことが大事。
そのためには褒めて育てることが一番。
勉強している内容を見ながら、褒める点を見つけて褒めてあげていくうちに、子どもたちもペースをつかんでいきますから。


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30クラスもあると

1学年の編成で30クラスという校舎があります。
でちょうど真ん中でいうと15番目か16番目。あと何クラス上がらないといけないのか?と途方にくれるところもありますが、しかし、突破しないといけないのは志望校の合格点だけです。
組み分けがどのクラスであろうとも、入試には影響がない。組み分けの試験を学校に届けるわけではないからです。
大事なのは、いかに入試で合格点を突破するかだけ。そのためにいろいろなやり方を考えていけばよいのです。
入試問題を見ていれば、「こういう問題は出ないな」というのがだんだん見えてくるでしょう。出ないものをやる余裕はありません。
むしろよく出るものをやっていくということが大事。
どうしてもクラス分けに親も子も敏感になりがちですが、テストはむしろ答案が大事。
何を間違えたのか、どうして間違えたのかをしっかり正していくことで、確実に合格点が取れる子に成長していきますから、しっかり復習をしてください。

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できることしかできない

新学年が始まって2週間ほどが経ったかと思います。
新しい学年になると、授業が増えて、さらに課題や宿題が増えます。しかし、授業が増える以上、家での勉強時間が減るわけだから、基本的にかなりきつくなることは間違いない。
それでもがんばってやっている子どもたちもいるのですが、しかし、それが難しい子も少なくはないのです。
で、ここが大事なことですが、「できることしかできない」ので、できることをまず丹念に積み重ねていくことが大事です。
ただ、終わらせるために、適当に答えを書くようになったら、何のプラスにもならない。逆に覚えていない、ということを明確にしておけば、あとからやることの中にプラスしていけばよいのです。
がんばってもなかなか終わらない子はいます。こういう子どもたちを急がせてもあまり効果はない。むしろミスが多くなったり、いい加減になったりするだけ。
それよりは量は少なくても確実にわかったということを積み重ねていった方が結局は近道になります。
力がつけば少しずつ早くなる。だから終わらないのなら、終わりませんとはっきり塾に言いましょう。
別にさぼってできなかったわけではないのですから。


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習い事は英語一択?

英語入試がジワジワ広がっています、という話をしたばかりなのですが、「習い事は英語一択」というお話を聞きました。
これから先、大人になって英語ができないと困る。
英語入試が中学受験でも使えればそれに越したことはないが、高校受験でも大学受験でも英語ができると有利。
他の習い事は将来役に立つかわからないが、英語は必ずプラスになる。
というのです。
まあ、確かにそういうところもあるでしょうが、「同時通訳機ができたりして」とか、言いませんでした。
子どものやりたいことをまず優先するのが一番だと私は思っています。それがいろいろな面で子どもたちの成長を促す。それでいろいろなところで活躍できる機会もあるだろうし、人間的にもいろいろ成長の可能性があるでしょう。
最近、スケートリンクがにぎわっているそうです。

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子どもの成績が悪かった時に

組み分けテストや実力テストの成績が出てきて、「なに、これ!」と思うことがあるかもしれません。
あんなに勉強しなさいと言ったのに、とか、ちゃんと授業受けてるのかしら、とかその前にすでにお母さん、お父さんがキレている場合がある。
しかしねえ、本人だって、本当は良い成績を出したいんです。でも、うまくいかなかった。
だからそういうとき、まず最初に「子どものすることだから」という言葉をつぶやいてください。
そうそう、まだそう完璧ではない。だからこれから練習しよう、勉強しよう、で良いのです。
親がキレてしまうと、子どもたちにとってはただ怖いだけです。最早別にどうこういう場合ではなく、早くこの時間が過ぎ去ってくれないかなあと思うだけの話。
本人がちゃんと冷静に聞けるように、親も冷静に話せるタイミングまでしっかり待つことが大事。
ですから、まず最初にこうつぶやいて、自分を落ち着けてください。


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第522回 なぜ塾は宿題が多いのか?
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じわじわ広がる英語入試

2022年首都圏の中学入試で146校で英語入試が行われたそうです。
基本的に4教科入試が多いのですが、しかし、英語単独の入試があったり、算数と国語と英語というパターンもあります。
ただ全体的には英検2級程度ぐらいをひとつの目安にしているところがあり、小学校で習った英語をどうするか、というような話ではない。だとすると、やはり小さい時から英語は勉強していないといけない、ということになるわけですが、しかし、その成果がどのくらい出るかで、英語入試を利用するか判断すればよいという感じでしょうか。
英検の取得で加点されるというシステムの学校もありますし、小さい時からスタートして、まあ、そこそこ2級レベルの力がある、ということになれば、英語入試も考えてみれば、ということになるのですが、中学受験の塾に入るタイミングも早くなって、それどころではない、という話もあり、ますます小学生受難の時代になってきました。
もう少し、負担を減らせないのだろうか、と思ってしまいますが…。

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国語はコツコツ積み上げる

組み分けテストの対策で一番手が抜かれやすいのが国語でしょう。漢字やっておしまい。
読解なんて、練習しなくたってできる、と豪語している子も中にはいるようですが、しかし、やはり所詮子どもの経験智はまだまだ。だからちゃんと積み上げていかないといけない。
土台、語彙にしろ、物語の背景にしろ、論説文の論旨にしろ、読んでいくうちにだんだん身についていくものでもあるのです。
だから今国語ができない、という子はコツコツ積み上げていきましょう。
なにウサギと亀と同じこと。相手が練習しなくたってできる、ぐらいに言っているときはチャンスなのです。きちんと毎週一定量の読解を積み上げていけば、国語は母国語ですから確実にできるようになる。
そして、ここが大事ですが、問題文も日本語ですから、すべての科目にわたってプラスになるのです。
国語の点数が悪い、というのなら、ここからスタートすればよいだけのこと。毎週1本か2本、塾の教材以外に問題文を読み、解いていく練習を続けていけば、半年後には情勢はかなり変わってくるはずです。
また国語はこれ以外に上達する方法はない。なので、予定表にしっかり組み込んでください。


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名門校を渡り歩いた子

首都圏の子どもたちは、首都圏にとどまって中学受験をするケースがほとんどでしょう。
しかし、地方の子どもたちで中学受験を志す子どもたちは、全国の学校を渡り歩く傾向があります。寮のある学校は全国にあるし、また親がいっしょに引っ越すということになれば、確かにどこでも受験できる。
テレワークの普及は逆にそういう可能性も生んでいます。都会の家族が地方で生活できることもあるが、逆に地方の拠点にいた家族が首都圏や関西圏に出てくることも当然可能なのです。
だから寮のあるなしに関わらず、いろいろな学校を受けている子どもたちはいるのです。
結果もなかなかすごい。灘と開成に合格したとか、そういう話は割とよく聞きます。しかも家は東京でも大阪でもなかったりする。学校が決まったところで、これから家をどうするか考えていくのだろうと思いますが、まあ、そういう受け方もできるのは確かにその通りでしょうか。
首都圏の子どもたちは割と首都圏にとどまることが多いが、寮生活はなかなか子どもたちの精神面を鍛えるところもあり、むしろ過保護な状況から脱するという面では良い部分もある。
そういう意味で受験をもう少し広い範囲でとらえてみるのもひとつの手かもしれません。

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平成20年以来の受験者数

毎年2月1日の受験者数を森上研究所が発表しています。
2022年2月1日受験者推移
これによると今年は平成20年以来の高水準の年になっていて、平成20年以来42000人を突破、受験率も14.7%と平成27年以降7年連続の上昇となりました。
コロナ禍で、休校になったときの私立と公立の対応の違いや、大学受験実績などを考えると、中学受験ができる環境であるならば、まず中学受験をさせてみようというご家庭が増えたということなのでしょう。大学受験の内容もかなり厳しくなってきて、早稲田慶應の一般入試の難しさなども伝わってくると、早めにいろいろな行動を起こした方が良い、というのは確かにその通りの部分があるでしょう。
しかし、やはり中学受験はお金がかかる。
3年間の塾代は250万円をこえる試算がありますし、その後もなんやかんやと年間100万円近くかかります。そう簡単に出せる、というものでもない。
しかし、それでもなんとかせねば、という流れになってきているのは事実でしょう。ただ、過熱すればやはり無理が通り始める。
いわゆる受験の常識は、本当に子どものためになるわけではない部分があります。中学受験は本来親がしっかりコントロールして子どもへの弊害を防ぐことができるからメリットがある。
が、過熱化すると「とはいってもやらないと」という感じになってきて、子どもたちの負担もまた史上最大といえる状況になってきています。
この辺、ぜひお父さん、お母さんに上手にコントロールしてもらいたいと思います。


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言わないと勉強しない

言わないと勉強しない子、いますねえ。
まあ、他のことの優先順位が高いだけのことです。ゲームとか、テレビとか、友達と遊ぶとか。
受験勉強はそれに比べれば「やりたくない」「おもしろくない」「どうせできないし」…。
否定的な感情に包まれているに加えて、お父さん、お母さんから言われるとプチ反抗期ですから、「うるせえなあ」「言われたからやる気がなくなった」とか。
それで頭きちゃうと、さらにバトルが進行して、結局勉強時間なくなります。
問題は誰が受験したいのか?ということ。つまり親がそうであって、子がそうではないとすると、そのギャップを埋めない限り問題は解決しません。
本人は高校受験でもいいとか、そう思っている場合は、なおのことそうなりやすい。そういう場合は別に中学受験しなくても本当は良いのですが。
だから怒らないで、まずなぜ中学受験をした方が良いのか、ということをお互いに話してみると良いのです。それがないのに勉強しなさい、といってもあまり意味がない。
で、そういう話し合いをして、その中で何が問題なのかを探っていくことが大事です。
例えば、実際に授業の内容がわかっていないから、自信がなくてやらない、ということもあるでしょう。
塾の先生と合わないということもあるかもしれません。そういう具体的な問題がある場合はそこを解決しないと、前進しません。
ただ、勉強しなさい、と言ってもうまくいかないことが多いのです。それに「勉強しなさい」と言われて勉強する子はできるようにはなりません。
みんながやる気になって勉強して僅差の勝負をやっているわけだから、そんなことで勝ち目が出るわけがない。
本人がフルにやる気になって何とかなる勝負なのですから、そこをまず引き出すことが大事。
なぜやる気にならないのか、よく探ってみてください。

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力のつりあいに関する問題
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習い事やスポーツをやめたくない




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