中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
部活のウェイトは大きい
中高一貫校は、当然のことながら高校受験がないので、受験勉強が必要になるのは受験校の場合、早くても高校に入ってからでしょう。(もちろん学校によって早くからいろいろ準備をさせる学校もありますが。)
ということは、実際に中学受験が終わって、次の受験が始まるまでには少し猶予がある。大学付属校の場合はもう大学受験が基本的にないわけだから、当然、これからの生活の中で受験勉強は必要なくなる。とすると、やはりかなりの自由時間が与えられるわけです。
で、その中核をなすのが部活です。これは小学校時代にはそこまで大きく意識されていないような気がします。しかし、中学に入ったとたん、部活中心の生活になりやすい。
ということは、その部活が本人にとって魅力があり、また楽しいものであることが非常に重要になるといえます。
例えばサッカーをやるとして、各校にサッカー部はあるけれども、施設も違うし、指導体制も違う。結構がんばって大会で勝ち抜いていこう、という姿勢のところもあれば、とにかく楽しくサッカーをやろうというところもある。(勝てないからそういう風になるという話もありますが。)
当然のことながら、子どもたちは子どもたちでサッカー部に対するイメージがあるわけで、それがもし現実のそれと合わなければ、また新たなことを考えていかないといけない。それはそれで新たな発見があるかもしれないわけですが、一方でがっかりすることもあるだろうと思うのです。
受験する学校を選択するにあたって部活は二の次、三の次になりやすいが子どもたちの学校生活の中ではかなり大きなウェイトを占める部分ではあるので、しっかり調べておくと良いでしょう。
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失敗を恐れる子
子どもたちはお父さん、お母さんが呆然とするような失敗を今までしてきたわけではありません。
むしろお父さん、お母さんの期待に沿うようにがんばってきた子が多いのではないかと思うのです。だから、受験の失敗を過大評価してしまうところがある。
漠然とした不安がそろそろ子どもたちにふりかかる時期です。
「落ちたらどうしよう」
実際に落ちたとしてショックはあるかもしれないが、しかし、また次の生活や勉強が始まっていくので、それをがんばればいいわけですが、そんなことはあまり想像がつかない。
だからただ漠然と失敗が怖くなります。
じゃあ、勉強すればいいじゃあないか、と思われるかもしれませんが、実は反対の動きになる場合もあるのです。
つまり「失敗は当然だった」という筋書きにする。
あんなに勉強しなかったら、そりゃ合格しないよね。とはっきりさせてしまうのです。
そんなばかな?と思われるかもしれません。
しかし、自分が一生懸命がんばって失敗するともう立ち上がれなくなる、という漠然とした不安がある場合、理由があるから失敗した、を選択することもあり得るのです。
ではどうすればいいのか。
まったく失敗を恐れなくなる方法は多分ないでしょう。
でも、失うものは何もない、ということを理解させることは可能かもしれません。
今までいろいろ勉強してきたからかなりいろいろなことができるようになったので、もう得るべきものは得てしまっている。
だから失うものは何もない。
まあ、言うことは簡単だが、「月謝もかかったし、講習費も高かったしなあ」と子どもたちは思っているのです。
でもここで失敗を恐れて何も動かなくなってしまっては元も子もない。
だから受験結果の失敗を恐れさせないようにしていきましょう。これは本人だけでなく、お父さん、お母さんも考えていかないといけない心構えかもしれません。
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むしろお父さん、お母さんの期待に沿うようにがんばってきた子が多いのではないかと思うのです。だから、受験の失敗を過大評価してしまうところがある。
漠然とした不安がそろそろ子どもたちにふりかかる時期です。
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実際に落ちたとしてショックはあるかもしれないが、しかし、また次の生活や勉強が始まっていくので、それをがんばればいいわけですが、そんなことはあまり想像がつかない。
だからただ漠然と失敗が怖くなります。
じゃあ、勉強すればいいじゃあないか、と思われるかもしれませんが、実は反対の動きになる場合もあるのです。
つまり「失敗は当然だった」という筋書きにする。
あんなに勉強しなかったら、そりゃ合格しないよね。とはっきりさせてしまうのです。
そんなばかな?と思われるかもしれません。
しかし、自分が一生懸命がんばって失敗するともう立ち上がれなくなる、という漠然とした不安がある場合、理由があるから失敗した、を選択することもあり得るのです。
ではどうすればいいのか。
まったく失敗を恐れなくなる方法は多分ないでしょう。
でも、失うものは何もない、ということを理解させることは可能かもしれません。
今までいろいろ勉強してきたからかなりいろいろなことができるようになったので、もう得るべきものは得てしまっている。
だから失うものは何もない。
まあ、言うことは簡単だが、「月謝もかかったし、講習費も高かったしなあ」と子どもたちは思っているのです。
でもここで失敗を恐れて何も動かなくなってしまっては元も子もない。
だから受験結果の失敗を恐れさせないようにしていきましょう。これは本人だけでなく、お父さん、お母さんも考えていかないといけない心構えかもしれません。
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学校選びと偏差値
Aという学校とBという学校があって、そのどちらかを選ぶ場合、子どもたちにとって一番わかりやすいのは実は、合格偏差値です。
Aが65でBが60だったら、Aの学校の方が良い学校だ、と多くの子どもたちが思うでしょう。
これまで長い間、偏差値だ、クラス分けだと数字で並べられてきたわけだから、当然のことながら、学校も数字で並べているわけです。
だから自分がBに合格して、友だちがAに合格したら「負けた!」と思う子もいるかもしれません。
学校には当然いろいろな側面があるわけで、数字ひとつではかれるはずもないわけですが、しかし、その数字に目を奪われるから、本当に自分に合うかどうか、などは考えない。
クラスも席順も組み分けテストで並べられてきたわけだから、学校も数字で並べてクラスのように感じている子もいるかもしれません。あと5ポイントでA中学だったのに、なんて感じでしょうか。
しかし、学校は塾のクラスとは当然違うわけです。設立の経緯も違えば、教育の方針も違う。そういうものを数字で並べても、何の意味もないわけで、むしろ学校の中身を良く見ていかないといけない。
でも子どもたちにはあまり違いがわからない部分はあるのです。
「どっち受ける?」
「どっちが高いの?」
「A」
「じゃあ、A」という場合と「じゃあ、B」という場合とあるでしょうが、でも、結局具体的に何がどう違うのか、良く考えさせないといけないし、親も考えないといけないのです。
そろそろ文化祭の時期ですが、ただ見に行く、ということだけではだめです。そこで何を見てくるべきなのか、親子で良く話をしてみると良いのではないでしょうか。
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これまで長い間、偏差値だ、クラス分けだと数字で並べられてきたわけだから、当然のことながら、学校も数字で並べているわけです。
だから自分がBに合格して、友だちがAに合格したら「負けた!」と思う子もいるかもしれません。
学校には当然いろいろな側面があるわけで、数字ひとつではかれるはずもないわけですが、しかし、その数字に目を奪われるから、本当に自分に合うかどうか、などは考えない。
クラスも席順も組み分けテストで並べられてきたわけだから、学校も数字で並べてクラスのように感じている子もいるかもしれません。あと5ポイントでA中学だったのに、なんて感じでしょうか。
しかし、学校は塾のクラスとは当然違うわけです。設立の経緯も違えば、教育の方針も違う。そういうものを数字で並べても、何の意味もないわけで、むしろ学校の中身を良く見ていかないといけない。
でも子どもたちにはあまり違いがわからない部分はあるのです。
「どっち受ける?」
「どっちが高いの?」
「A」
「じゃあ、A」という場合と「じゃあ、B」という場合とあるでしょうが、でも、結局具体的に何がどう違うのか、良く考えさせないといけないし、親も考えないといけないのです。
そろそろ文化祭の時期ですが、ただ見に行く、ということだけではだめです。そこで何を見てくるべきなのか、親子で良く話をしてみると良いのではないでしょうか。
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合格可能性20%未満
模擬試験を受験すると合格可能性という数字がはじき出されてきます。
この数字は概ね以下のようなイメージのもとで作られています。
模擬試験を主催するところでは、模擬試験の結果と合格者の追跡調査をします。追跡調査が充分でない場合でも、自塾の生徒は合格実績を出しますから、どこを受けてどういう結果であったのかのデータは毎年蓄積します。それを元に、上から受験生を並べて、初めて合格者が全体の20%を超えるところをA、80%を超えるところBとしてこの偏差値を用いて判定をしているわけです。
で、AとBの間は概ねそんなに大きくない。平均するとだいたい10ポイントぐらいでしょうか。
例えばBが65だったとすると、Aが57から58ぐらいになることが多いわけです。
もしそういうデータであれば、57未満はすべて合格可能性20%未満ということになります。
だからこの層が一番厚いわけです。で、もう少し差をつけてもいいんじゃないか、と思うものの、厳然とそういう切り方をされているから、57であろうと45であろうと、20%未満に変わりはないわけです。
ということで、この数字を見ることがこれから多くなるかもしれませんが、決してビビッてはいけません。
20%以上になる数値(すなわち図のA)はいろいろですが、それでもAとBの間は本当に狭いので、まずは当面Aをめざしましょう。
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なぜ学校別対策を急ぐべきなのか
子どもが受験する学校は5校~6校。
本当ならみんな同じ出題傾向になればいいわけですが、そううまくはいかない。それでも志望順位はあるわけだから、先に第一志望とか第二志望の学校別の出題傾向に合わせて勉強します。
何校合格しようと、行く学校はひとつなのだから、一番行きたい学校に入れればそれが一番良い、ということなのです。
ただ、学校別の対策をしていってもそれだけで終わるわけでは当然ありません。
ひとつのカラーを集中して勉強していくことによって枝葉は広がっていくわけです。
そしていろいろな出題傾向にもだんだん耐えうるようになってくる。第一志望以外の学校の入試問題にも対応できる力ができてくる、と言えるかもしれません。
しかし、それは時期の問題がある。
つまり東京、神奈川の場合は2月1日からだから、それに間に合わせないといけない。ただ、子どもによって早く仕上がる子もいれば、そうでない子もいる。
とすれば、少なくも第一志望の学校の対策は先にやっておけば、他の学校が間に合わなくても何とかなる。
だから、学校別対策を先にやるべきなのです。
学校別対策をすることによって、その傾向だけできるようになる、みたいな感覚を持たれる方がおられますが、そんなことはない。
いろいろなことがだんだんできるようになってくるものです。ただし、そこに時期的なずれがあるのは間違いない。
最終的にどの学校の問題をやっても大丈夫、くらいになるのが理想だが、そうならずとも「第一志望に出ることはある程度できる」ということでも入試はOKなので、そちらにターゲットをまず絞ってください。
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男子校、女子校、共学校
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本当ならみんな同じ出題傾向になればいいわけですが、そううまくはいかない。それでも志望順位はあるわけだから、先に第一志望とか第二志望の学校別の出題傾向に合わせて勉強します。
何校合格しようと、行く学校はひとつなのだから、一番行きたい学校に入れればそれが一番良い、ということなのです。
ただ、学校別の対策をしていってもそれだけで終わるわけでは当然ありません。
ひとつのカラーを集中して勉強していくことによって枝葉は広がっていくわけです。
そしていろいろな出題傾向にもだんだん耐えうるようになってくる。第一志望以外の学校の入試問題にも対応できる力ができてくる、と言えるかもしれません。
しかし、それは時期の問題がある。
つまり東京、神奈川の場合は2月1日からだから、それに間に合わせないといけない。ただ、子どもによって早く仕上がる子もいれば、そうでない子もいる。
とすれば、少なくも第一志望の学校の対策は先にやっておけば、他の学校が間に合わなくても何とかなる。
だから、学校別対策を先にやるべきなのです。
学校別対策をすることによって、その傾向だけできるようになる、みたいな感覚を持たれる方がおられますが、そんなことはない。
いろいろなことがだんだんできるようになってくるものです。ただし、そこに時期的なずれがあるのは間違いない。
最終的にどの学校の問題をやっても大丈夫、くらいになるのが理想だが、そうならずとも「第一志望に出ることはある程度できる」ということでも入試はOKなので、そちらにターゲットをまず絞ってください。
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テストのやり方を考える
模擬試験で子どもたちの解く様子を見ていると、スタート直後から鉛筆がカタカタ動く音が聞こえ始めます。
算数は最初に計算問題があることが多く、これを最初から一気に解き始めている、という感じなのですが、しかしまずしなければいけない音は問題用紙をめくる音だと思うのです。
つまりいったい何問出ているのか。最後の問題はどこにあるのか。どんな問題がでているのか。最初に全体を把握する。
その上で、これはできそうだな、とか、これはおもしろそうだな、という問題にしるしをつける。あるいはちょっと後回しにしようかな、という問題もあってもいいかもしれない。
一気に計算を始めると、うまくいったときはいいですが、答えが変な分数になったりすると、あせってしまいがち。
そこで時間をロスして慌ててしまい、最後のページを見過ごしてしまう、みたいなことも起こるものです。
急いては事をし損じる。
わけですから、すべての教科について、やはりまずは全体を見直して多少なりとも作戦を考えた方が良いでしょう。
良く言われるのは、国語は漢字から始めるという方法。
これもひとつの作戦ですし、問題文をすぐ読み始めるのではなく、問題から読む、という方法もあるでしょう。
試験時間は限られてはいるものの、逆にうまい使い方をすることで「取り得る点数を全部取る」ことにつながっていきますから、テストのやり方をぜひ考えてください。
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つまりいったい何問出ているのか。最後の問題はどこにあるのか。どんな問題がでているのか。最初に全体を把握する。
その上で、これはできそうだな、とか、これはおもしろそうだな、という問題にしるしをつける。あるいはちょっと後回しにしようかな、という問題もあってもいいかもしれない。
一気に計算を始めると、うまくいったときはいいですが、答えが変な分数になったりすると、あせってしまいがち。
そこで時間をロスして慌ててしまい、最後のページを見過ごしてしまう、みたいなことも起こるものです。
急いては事をし損じる。
わけですから、すべての教科について、やはりまずは全体を見直して多少なりとも作戦を考えた方が良いでしょう。
良く言われるのは、国語は漢字から始めるという方法。
これもひとつの作戦ですし、問題文をすぐ読み始めるのではなく、問題から読む、という方法もあるでしょう。
試験時間は限られてはいるものの、逆にうまい使い方をすることで「取り得る点数を全部取る」ことにつながっていきますから、テストのやり方をぜひ考えてください。
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過去問の得点から考えること
過去問をやって、採点してみる。最近の過去問集には配点もついていることが多いので、計算してみる。学校のホームページで合格点を見てみる。
まあ、そういうことは誰しもやって、「だめだあ」みたいなことが起こっているのではないでしょうか。
今のところ、まだそんなに得点力が上がっている時期ではないので、やはり開きがあるでしょう。でも、ただ開きがある、ではいけないのです。
ここから何をどう詰めればいいのかを考えないといけない。
知識を覚えるべきなのか。
算数のミスを減らすべきなのか。
漢字の練習をしてみるべきなのか。
もちろん、課題は複数あるでしょう。しかし、あれも、これもとできないから、当然、優先順位をつけて実践する。
その結果が、実はこの差を埋めていく原動力なのです。
例えば実際に点数を出してみると、国語の読解が足を引っ張ってる、という場合があるかもしれません。本来国語の読解はそう短期に身につくものではないが、しかし、このまま放置するわけにもいかない。とすれば、実際にすこしペースをあげて国語の読解の練習をしてみることだって悪い方法ではない。
実際に読解問題のコツがつかめて得点が伸びていく子どもも少なくないのです。
過去問の得点から、あと何をすればいいのかを具体的に決めていきましょう。
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第154回 緊張感に立ち向かう力
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ある程度は切り捨てる
できなかった問題を復習する、というのは大事なことですが、例えば、それをまた後で解き直して、本当に理解できたか、確認したいと思うことがあるかもしれません。
2回やってもできなかった問題があり、また答えを見て納得したとします。しかし、自力で解けなかったわけだから、もう一度どこかのタイミングでそれをやってみる、ということをしたい、かもしれない。
しかし、そうなるともうやらなければいけない問題が膨大にふくれあがる可能性はあるのです。
実際に今子どもたちが解いている問題は、どんどん増えています。過去問もあれば、模擬試験もある。塾での問題演習もあるかもしれない。
その中からできなかった問題をもう一度やり直す、のが限界でしょう。
それでもしんどいかもしれない。
ということになれば、もうこれはある程度切り捨てるしかないのだ、と思った方が良いのです。
それを全部やりきるならば、むしろ新しい問題をやらないことなのですが、たぶん、そんなことは不可能でしょう。
だから、2回目にできなかったら、まあ、それは仕方がない、ということにして、また似たような問題がでてくることを待てばいいと思います。
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平面図形の問題
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図形が苦手な子
平面図形にしても、立体図形にしても多くの問題はそこに図が表示されているので、文章題に比べれば図形の問題というのは問題の内容の把握はしやすいように思うのです。
しかしながら、図形が苦手だ、という子は少なくありません。もちろん基本的な問題はできるのですが、ちょっと複雑になるとできなくなる。
点が移動したり、平面図形が移動したりすると、あっという間にわからなくなる。あるいは立体図形を切断する、といわれると気持ちが悪くなる。
つまりそれは具体的に空間や図形を把握する力が欠けているのです。
例えば4年生に立方体の見取り図を書かせてみると、たぶんにひしゃげます。
これはやはりそれぞれの辺を平行に書く、というような技量がないので何となく書いてしまい、その結果としてひしゃげる。
自分で書いた図形が傾いたり、つぶれたりする以上、頭の中の図もそうなるわけで、図形の問題を解くのはなかなか厳しくなる。
もちろん練習が大事なのですが、最も重要なことは自分で図を描くことです。
問題に図が書いてあることので別に描かずとも考えられるわけですが、4年生や5年生のうちに描き慣れておくことは大事です。
まず問題の図をまねて描く、ということから始めると図形の描き方がわかってくる。こういうところを平行に書けば、きれいに見えるのね、というようなことが身についてくると、今度は自分で問題にない図も描けるようになります。
そうすると、空間把握能力も上がってくるから切断面がどこを通るかも見当がついてくるわけです。
最初はすごく時間がかかるかもしれませんが、そういうところをないがしろにすると、なかなか力がつかない。
面倒でも必ずノートに自分で図を描く練習をすると、次第に図形の問題はできるようになってきます。
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点が移動したり、平面図形が移動したりすると、あっという間にわからなくなる。あるいは立体図形を切断する、といわれると気持ちが悪くなる。
つまりそれは具体的に空間や図形を把握する力が欠けているのです。
例えば4年生に立方体の見取り図を書かせてみると、たぶんにひしゃげます。
これはやはりそれぞれの辺を平行に書く、というような技量がないので何となく書いてしまい、その結果としてひしゃげる。
自分で書いた図形が傾いたり、つぶれたりする以上、頭の中の図もそうなるわけで、図形の問題を解くのはなかなか厳しくなる。
もちろん練習が大事なのですが、最も重要なことは自分で図を描くことです。
問題に図が書いてあることので別に描かずとも考えられるわけですが、4年生や5年生のうちに描き慣れておくことは大事です。
まず問題の図をまねて描く、ということから始めると図形の描き方がわかってくる。こういうところを平行に書けば、きれいに見えるのね、というようなことが身についてくると、今度は自分で問題にない図も描けるようになります。
そうすると、空間把握能力も上がってくるから切断面がどこを通るかも見当がついてくるわけです。
最初はすごく時間がかかるかもしれませんが、そういうところをないがしろにすると、なかなか力がつかない。
面倒でも必ずノートに自分で図を描く練習をすると、次第に図形の問題はできるようになってきます。
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我が子に合う学校とは?
学校説明会が始まっています。
最近の私学は校舎も立派になったし、情報機器や実験施設も充実しています。また、芝生のグラウンドという学校も増えてきました。
で、逆に言えばそういう学校ばかりになってみると、いったいどの学校が我が子に合うのだろうか、疑問に思えてくることもあるかもしれません。
私はよくスクールカラーのお話をするのですが、やはり中学生、高校生の間は子どもたちの個性というものが光ってくる時期なのでいろいろなことが挑戦できたり、そういう機会が多い学校が良いと思っています。
どちらかといえば放任型、といわれるような学校ですが、しかし、それだと本当に成績が悪くなるかもしれない、と心配されて「管理型」の学校を選ばれる方も少なくありません。
その不安はその通りだと思うものの、しかし、結局本人がやる気にならないと勉強しないわけで、その動機はやはり「こういう道に進みたい」ということが明確になることだから、私はどちらかといえば放任型が良いと思っているわけです。
で、そういう考えはご家庭それぞれで良いのだと思うのです。
私が放任型がいい、と言っても、「そんな学校に行ったらウチの子はどうなるかわからない」と思う心配は当然あるわけで、だったらこういう学校を選ぶ、ということでいいのです。
この感覚はお父さん、お母さんだけが持てるものです。
そしてその感覚を信じた方が良い。
が、一番は
「私、こんな学校だったら行ってみたかった」
でしょうか。
我が子のことは飛んでしまっているかもしれませんが、案外そうでもないのです。その感性で選んでみると、案外、お子さんに合う学校を選ばれているだろうと思います。
お父さん、お母さんが子どもたちのことを考えて選ぶのだから、どうぞその選択には自信を持ってください。
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