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中学受験で子どもの人生は決まらない

入試が近づいてくると、だんだん御父母のプレッシャーも大きくなってきます。

ただ、毎年申し上げていますが、中学受験で子どもの人生は決まりません。

まだまだ先の長い話で、いろいろな機会がある。

うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある。

しかし、うまくいかなくても、そのあと、またがんばってうまくいくときもあるし、その逆もある。

多くの生徒を見てきましたが、まあ、いろいろあるので、そんな中学受験の結果で決まるような人生を誰も送っていません。

だから、この受験は本人が本人なりにがんばればよい、と思っていてください。

そして、結果が出たら、その後が大事。

合格したら油断することなく、また努力してほしいし、うまくいかなかったら、そこから反省してまた何かを得てもらいたい。

いずれにしてもプラスにする、ということを考えていきましょう。




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附属校の方が良くない?

中学受験 算数オンライン塾
10月31日の問題


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家で勉強したいと言い出したら

この時期、塾に行きたくない、という子が出てきます。

「え、いじめられてるの?」と心配になるかもしれませんが、実はそうではない。

自分の課題が明確になってきたので、そこに手を打ちたいからです。塾に行っていれば良い、というのは本人の意識がまだまだ受け身である証拠。

一方、意識が上がってくると、「ここを解決しないと受からないなあ」という思いが段々募ってきて、それで家で勉強したい、ということになるのです。

つまり、それは非常に良い兆候。

だから、本人が納得のいくような段取りを取ってあげることが大事です。本人の意識が成長した証拠です。




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受験勉強はきりがない

フリーダムオンライン 中学受験チャンネル 2024 洗足学園第2回 算数5





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1回目で落ちて、3回目で合格する子

本番は、それぞれの学校で、やはり力の似通った子どもたちが受験します。

まあ、それほど大きく力が分かれるとは考えにくい。それぞれがこれまでの成績をある程度考慮した上で受験しているわけですから、受験層はかなり近いものだと思った方が良いでしょう。

だから、ちょっとした差で合否が分かれる。

良く引き合いに出すのは複数受験機会がある学校。第1回、第2回、第3回と定員を分けて募集する。そうすると、まあ、第1回が普通はやさしくて、第3回が難しい、ということになるわけですが、そのやさしい第1回に落ちて、第3回に合格する、というケースも多々見られる。

そういう子は第1回では多分、ミスをしたり、力が出なかったところがあるのでしょう。しかし、さすがに受験機会が増え、かつこれで最後だ、という思いもあるから、第3回目で力を発揮してしまうこともある。

したがって、これからはいかに自分が取れるはずの得点を落とさないようにするか、に注力すべきです。




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ねじれ国会

中学受験 算数オンライン塾
10月29日の問題


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この時期、子どもたちの様子をしっかり見ておくことが大事な理由

さすがにこの頃になると、子どもたちの顔つきも変わってきて、頑張っている様子がよくわかりますが、一方で、え?と思うことも出てきます。

ちょっと帰りが遅いなあ、と思ったら友達と漫画の立ち読みをしていたり。かと思うと、何人かのグループにいじめられていることがわかったり。消しゴムや鉛筆を隠された、という初歩的なものから、結構手の込んだいじめまで、そのくらい知恵がまわるなら勉強しろ、とつい、言いたくなりますが、それが小学生と言えるところでもあるのです。

ですから、これから先、最も大事なことは良く子どもと話をし、良く観ておく。

気になることがあったら、塾の先生に早目に相談するのも大事です。

残りの期間で、体調を崩すことなく、本人なりに精一杯頑張ったと思えるようにしないといけない。

試験前日に「よくやった、これで悔いなし」ぐらい言えると合否は別にして、確実に子どもたちは成長したわけで、そのためには本人ができることはがんばってもらうとしても、本人だけでは解決できないことに注意してください。

もうひとつ気をつけないといけないのが、利き腕の骨折。

どういうわけか、この時期に骨を折る子が増えるのです。

元気な男の子には、ちゃんと注意させておくことが大事です。




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家で勉強しないから塾に行かせる

フリーダムオンライン 中学受験チャンネル 2024 芝第1回 算数5





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本人ががんばったと思うことが成長につながる

子どもたちにとって、自分の勉強で突破する初めての入学試験が中学入試です。小学校入試は基本的には文字を習っていない、という前提での入試ではあるので差がはっきりしない部分がありますが、中学入試は点数にしても偏差値にしてもまあ、はっきりしている。

はっきりしているということは自分ががんばったことに対する結果が見えるということです。

がんばったけれど合格しなかった、ということもあるだろうし、がんばって合格したということもあるでしょう。

できればがんばって合格してもらいたいのだけれど、でも合否に関してはやはりいろいろなことがあるから、一概に成績通りに入るかとはいえないところもあります。

しかし、がんばった経験というのは、これは明らかに自分で納得できるものです。そういう気持ちがやはり子どもたちの自信になっていく。

もともとはネガティブなことばが出やすい。「うまくいかない」とか「できない」とか。しかしそれを越えてがんばったということになると、「これもできるかもしれない」と思えるようになるのです、

がんばったという経験は、合否にかかわらず、子どもたちの成長に直接つながっていくので、残りの期間、本人が「がんばったんだ」と思えるように仕向けていきましょう。




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ここからはやるべきことに集中する

中学受験 算数オンライン塾
10月27日の問題


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小学生の受験勉強ですから

夜遅くまで勉強する、といってもそう、ムリがきくものでもありません。

しかし、夜遅くまでやっている子もいますが、しかし、ホントのことをいうと、それは疲労興奮という状態であって、実際に脳がフルに活動しているわけではないのです。

だから何となく起きているわけですが、しかし朝から学校に行き、夕方から塾に行き、それで家に帰って遅くまで勉強って、それはなかなか身体がついていかない。

あまり長い時間やっていても、実は効率が上がっていない場合もあるのです。

小学生の勉強はやはり集中した時間をいかにつくるか、の方が大事です。

例えば40分なら40分と決めて、その間にこれだけの問題を解くとか。30分間でテキストの2ページを覚えるとか。

よくダラダラする子にはタイマーをかけて勉強させます。

30分でも集中できれば、それなりの力はついていく。逆に3時間やっても、全然という場合もあるから、やはり短時間で集中して勉強して、早めに寝るようにした方が良いでしょう。

これからは、寝たあとの時間を有効に使っていくのがコツです。




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過去3年以内の過去問とレベルはそう大きくはずれない

フリーダムオンライン 中学受験チャンネル 2024 サレジオ学院A 算数4





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問題、ちゃんと読んだ?

過去問の採点をしていて、あとからチェックをしてみると問題の読み違いは結構あります。

割と頻繁に起こるのが「正しいものを選ぶ」「まちがったものを選ぶ」の取り違い。

読む前に本人が「正しいものを選ぶ」と決めて解いている感じがする場合もあります。

「ちゃんと読んだ?」

「え、はい!」

「まちがったものを選ぶんだよ?」

「え、うそ!!」

ということは度々起こります。

まあ、気をつけてとは何度も言っていますが、これも急ぎの虫のせい、なのです。




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知識は書いて確認する

中学受験 算数オンライン塾
10月25日の問題


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本番に照準を合わせる

中学入試というのは基本的に、その日のテストの出来で決まります。

内申とか、これまでの学習履歴が選考の過程で使われることはまずない。だから、その日できたか、できないか、で決まる。

ということは、やはりその日に向けて、これから気持ちがしっかり乗ってくるかどうかは、合否に向けて大事な要素になります。

これまで長いこと受験勉強をしていると、やはりここで疲れてくる部分がある。

まだやるの?みたいな気持ちになりやすいわけですが、一方、あまり勉強してこなかった子は、ここでやらなくてどうする?みたいな感覚は持っているところはあるので、最後追い込みにかかってくる。

合格ラインを突破するには相当な努力が必要ではあるが、やっていないことをやるからその分、成績は上がりやすい。

東京・神奈川の解禁日まであと100日を切りましたが、ここから「絶対に合格する」という強い気持ちを持って勉強してほしいと思います。




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写真の準備

フリーダムオンライン 中学受験チャンネル 2024 筑波大駒場 算数2





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過去問を続けていれば

過去問を始めて、なかなか合格ラインに届かない、という子も少なくないでしょう。

しかし、これは練習を続けて行くことで、少しずつ近づいていく。

大事なことは、あきらめずに、ていねいに勉強すること。

わからなかった、できなかった、問題のやり方をしっかり復習し、知らなかったという知識をちゃんと覚える。

それだけで変わってきます。

同じ問題は出ないと言いますが、問題を作る人は同じ人たち。しかも作問の方針は一貫しているから、やはり慣れていくほどに点数は取りやすくなっていくのです。




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行かせて良い安全校を見つけるのは親の仕事

中学受験 算数オンライン塾
10月23日の問題


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イライラしても

この時期になっても、まだ本気になっていない、とか。

やりなさいと言っておいたことが、帰ってきてもできていない、とか。

繰り返しミスをしないように、ルーティンを決めているのに、守らないとか。

まあ、イライラの材料はたくさんあるかもしれません。

でも、受けるのは本人なので、親がイライラしても仕方がないところはあるのです。

本人が本気になるまで待つ、というのも大事なことです。

このまま、最後まで同じだとしても、まあ、親がイライラしてストレスをためるだけ損。

なので、あとはドンと構えていきましょう。




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誰が見ても正しい字を書く

フリーダムオンライン 中学受験チャンネル 2024 中大横浜 第1回 算数4





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