高梨は1回目を終えて100・5メートルの117・5点でトップに立った。2回目も96・5メートルを飛び、合計227・1点をマークした。高梨の優勝は2017年2月16日に通算53勝目を挙げてから14試合足踏みしており、実に13カ月ぶり、15戦ぶりの優勝となった。これまでのトップは男子のシュリーレンツァウアー(オーストリア)の53勝だった。

 高梨は英語でのインタビューで「本当に驚いている。1本目は良かったけれど、2本目はタイミングが遅れ、上体が浮き上がった。だから、本当にびっくりしている。本当に幸せです」と語った。

 既に個人総合優勝を決めているマーレン・ルンビ(ノルウェー)は93・5メートル、95・5メートルの合計221・7点で3位、ダニエラ・イラシュコ・シュトルツ(オーストリア)が224・1点で2位だった。

 平昌五輪代表の伊藤有希(土屋ホーム)は5位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は12位、岩渕香里(北野建設)は20位だった。