暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#164

2021-03-01 08:15:02 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

・金利は一服する。マーケットは落ち着く(企業業績が良いので)、という声が多い中、ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイ社は余剰資金を自社株買いへと振り向けた先週。

…しかし、ウォーレン・バフェット氏の毎年恒例の”投資家への手紙”では、

          • 保有15社に、中国のBYDと日本の伊藤忠も。(前回の”日本の商社4社買い”は、バフェットの既有金鉱株の値を上げる為だった、という見方がありましたが)
          • 「米の衰退に賭けるな」⇐”強気の姿勢を崩すな”というアピール
          • 「生保が米国債を買っている」

と強気一辺倒。(じゃあ、何故自社株買い?)

…参考までに。

            • 日生基礎研:井出さん…本格調整となる瀬戸際。
            • ピクテ:松本さん…”業績相場移行前”で変動率にはガマン!
            • 野村:池田さん…スピード調整。
            • 日経FT:としまさん…過去10年、1000円以上の調整後の戻しは2~3日と、早くなってる。
            • ソニーFH:菅野さん…実質金利マイナスな今&バイデンFRBの巨額金融緩和で、米経済の腰折れリスクの可能性は低いと見られる。3月のFOMCで、①テーパリングを早期にやるのか(年内?)。②「2023年に利上げ」としているFRBだが、その”利上げの幅”に注目!どれだけ増えるかが重要。

《今後の懸念は、金利上昇&インフレ率の上昇》

⇒マイナス因になってくると見られている(インフレ率は3%を超えてくると見られる)。

⇒(~夏場まで)原油価格上昇後、サービスetc. 、CPIコアが上がってくると見られる。

⇒米議会下院で先週可決されたバイデンの巨額財政出動(上院否決⇒下院再⇒での成立と見られている)。&失業給付の特例を9月まで延長するとしているバイデン政権。

⇒故に、労働者減少。⇒ ①価格上げるか、②賃金上げるか。

⇒インフレ上昇、と見られている(マイナス)。

⇒故に、長期金利は1%後半~2%以上になると見られる。

⇒社債、エマージングが⇑と見られる(返済余力が”良い金利上昇”で「上がる」と見られていたが、”悪い金利上昇”となってしまう方向感な今なので、①社債の償還の体力が無くなってくると見られる、②新興国通貨株価がショック状態にこれからなってくると、みずほリサーチの方が仰っていました)。

《先週末の数値》

          • SKEW:136.23 (⇓5.84 ⇓4.11%)
          • VXN:34.06 (⇓2.10 ⇓5.81%)
          • LME銅:9077.0 (⇓335.50 ⇓3.56%)

 

  • イラン。先週、IAEAの査察を大幅に制限する措置に踏み切りましたが(米が経済制裁を解除しない限り、核開発の加速(60%濃縮を公表しているイラン)や査察制限を続ける、と米の歩み寄りを求めていたイランですが)。今朝のニュースで、イランが「米との会合には参加せず」という報道がありました。バイデンさんは参加を表明していたのですが。

 

  • 今週は、中国の全人代スタートや、米経済指標も重要。特に米1月雇用統計に大注目。

…市場予想は「20万人の増加」ですが。増加なら、米経済回復強いと見ての金利上昇へと。& 回復のピッチが速い or 回復幅⇑なら、インフレ懸念へと。

⇒3月FOMCでパウエルさんから「金利上昇(幅)は行き過ぎ」という言葉が出るかどうかにマーケットは注目しているようです。(マーケットの”自律調整”でインフレを抑えたいFRB。そこの裏を嗅いでいるマーケット。)

⇒「全雇用」に執着のFRB。しかし、インフレも雇用次第。

…今後のFRBの利上げ(の幅)に注目、とソニーFHの菅野さん。

先週、FF金利(フェデラル・ファンドレート…米の銀行が連邦中央銀行に預けている、無利息の準備預金のこと。政策金利としての意味合いが強い短期の指標金利(日本で言う”無担保コール翌日物))の先物が、「2023年の3月に利上げ」とFRBが表明しているのに、上昇し始めてきた。

⇒1週間の間に、利上げ見通しが9ヵ月も前倒しとなってしまった。故に”行き過ぎている”今のマーケット。

⇒3月のFOMCで、これに対して「牽制が出る」と見られているので、マーケットに織り込まれる時期が重要か(2年・5年物国債に神経質なFRBなので、牽制)。

 

  • ( 3/2 日本時間 PM 12:30 )予定の豪準備銀行(RBA)の政策金利発表。

…今朝のモーサテで、バルタリサーチの花生さんは「今後のマーケットは、”リスク発生のサイン”として豪$の値を注視すること」と仰っていました。「資源国通貨の豪ドルは米株と連動しているので & EU経済の回復が遅れているので、コロナ対策に成功している豪$が買われやすい & 原油価格急騰からの、豪ドル上昇だった」と。米テキサス大寒波で急騰した原油価格ですが、同時にリスク資産も急騰させていた面もあります。上がりすぎ豪$ vs 下がりすぎ米$。米実質金利と相関性の高い米ISM(今夜発表)に注目。

 

  • 今朝6:30過ぎ~トランプが演説。
      1. 「共和党の指導者となる」と”リーダー”をアピールした(明言しなかったが、24年出馬をほのめかした)。
      2. バイデンの移民政策を批判。
      3. 共和党は親トランプではないが、トランプの任期で中間選挙を乗り切りたいので。

 

 

 

 

 


よろしくお願いいたします。