おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- SLRについては「これから数日のうちに発表をする」に留めたパウエル。
…民主内での反発が強い様子のSLR延長。FOMCは無難に通過(昨夜パウエル発言前は、米10年債金利が1.68%まで上昇していましたが)。
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- バイデン大統領の1.9兆$経済対策で、「米GDPは前年比⇑6.5%と強くなる」。
- 利上げは時期尚早、「23年末までゼロ金利維持」&「資産購入プログラムも続ける」
- CPI上昇は”一時的な物である”(2020.3-4月の物価上昇率が低かったため)。「今年の一時的な物価上昇は、政策金利見通しに影響を与えない点に注意してほしい」とも。
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”SLR特例措置の延長”についてパウエルの言及は無かったが、米10年債金利は低下。米JPモルガン・チェースBは「FOMCで発表が無くても、”特例を延長しない”という意味ではない」という声が多いとの事(日経)。
会見でSLRへの質問が出たが、パウエル議長は「詳しい説明を避けた」とも(日経)。一方、FT(フィナンシャルタイムズ)の記者は「SLRは3月末で打ち切る」と見ていました。
ワクチン&1.9兆$で景気持ち直すが、「今後2-3年の経済は不透明」ともパウエル。
「見事に乗り切った」とマーケットは見て、∴買い安心感が広がった今日。しかし、コロナ後は速いペースでのダウ・SP500の上昇なので、⇒雇用が早い時期に戻ってくると見られ、やはりテーパリング議論はどこかのタイミングで戻ってくる、と日経FTとしまさん。
…パウエルで買い安心感が広がったマーケットだけれど、地に足付いたFT記者の意見も少しまるっと。
「21.22年の経済見通しを上方修正したのに、インフレリスクを軽視しすぎではないか?」
…新興国以上のGDP上昇率を見通しているのに、量的金融緩和策を維持するという事は、
∴長期にわたりマーケットを過熱させると見られ、
∴投機資金が米に流入し続ける、という事。
∴バブルを助長するようなものだ、とも。今後のFRBの懸念としては、
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- ドットチャートを見ると、FRB内に対立があると見て取れること。
- 1.9兆$への見解が「個人消費上昇」と偏っている事(まだ使い道は分からないのに)。⇒「何が起こるか分からない」という事を想定していない。
- 1.9兆$で一斉にサービス業が盛り返してくると見られ、∴インフレリスクが高まる、という事を織り込んでいない。
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∴マーケットの注目点は、米にどのくらいの投機資金が流入してくるのか、という事(流入の規模が注目)、&SLR措置を3月末で切るのか(⇒米国債大暴落とマーケットは見ている)。
FT記者曰く、「パウエルの”銀行支援”という言葉は驚異的!」と。今までの講演では出てこなかった文言なので、今後は株価の大幅上昇と見られ、ミニバブルの様相(BTC・トークン・SPACが特に)はすぐには終わらないだろう、とも。⇒いつテーパータントラムとなるか。
…検索の百度(バイドゥ。”中国のグーグル”との呼び名)が、香港に重複上場へ…米大手IT規制を見据えて。
⇒今後は、中国当局の規制対応という問題が出てくる(当局は情報統制したいので)。
…英:グリーンシル一族が、破綻前に220億円分の株を売却していた、という報道。
…英外相が「最低限の核保有は必要」と再アピールをしたこと。何か再アピールしたい理由が?
…今日:英イングランド銀行政策会合。
…「必要に応じて何らかの措置をとる」と中国。⇒「日米2+2は悪意ある攻撃だ」として。
「ウイグル・台湾・南シナetc. 内政干渉するな」とも。相手の報復方法をマネしがちな中国の報復方法。
& LME銅が8960.50(⇓184 ⇓2%)、と急落しているのは何故だ。香港の選挙制度の変更で(全人代で決定したことに対し)、米が中国に対し通貨における新制裁を科したことに関係あるのか(中国は「米は卑劣だ、すぐに撤回しろ」と)。⇒アラスカでの米中対談がより一層ピリピリしてきた、とマーケット。
よろしくお願いいたします。