おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 入札ラッシュだった今週の米国債。それぞれ無難に入札堅調で、米長期金利も下がってきたものの、なかなかナスダックだけは上昇とはならなかったが。今日はやっとナスダックも上昇。
…バイデン大統領の1.9兆$経済対策(今朝成立)で、一人15万円現金給付からの”個人消費が伸びる”マーケット期待から、ダウ・SP500は史上最高値を更新(ダウは連日の史上最高値)。ナスダックも、「来週の米20年債入札も無難&堅調であれば、マーケットに安心感が広がり、ナスダックは更に上昇方向へと」ともSMBC日興セキュリティーズアメリカの大関さん。しかし、米では2022年に中間選挙があるので、法人税増税etc. の”増税”は難しいと見られていること(故に1.9兆$の財源はどこから?)、
& FTC委員にリナ・カーンさんを、NECのテクノロジー・競争政策担当の大統領特別補佐官にティム・ウー氏をそれぞれ指名したバイデン大統領。二人とも米大手IT企業規制論の急先鋒な存在で、マーケットは「バイデンがGAFAM規制に布石を打った」と受け止めていましたが、これは民主内極左・左派へのバイデンによるリップサービスだと受け止められ始めているようです、一番注目すべき人事は①FTC委員長が誰か、②「反トラスト局長」が誰か、が鍵となるので。
& 新規失業保険申請件数も4ヵ月ぶりの減少となり、今後さらに強い経済指標故の一段の米長期金利上昇となってくれば、米マーケットの”余剰資金”で動かされている”景気敏感株的”日本マーケットには”先行き不透明”となる、と日経FT。
& 国内の今年の衆院選挙や来年の参院選挙等、政局不安etc. もありますが、それよりも来週の日米金利イベント(FOMC、日銀政策決定会合での「点検」)での米国債リスクが出てくるかどうかに注目。
…「SEC(米国証券取引委)は10日に、SPAC株への投資に異例の注意喚起をした」という日経記事。企業の上場時のSPAC創設者や初期投資家の名前欄には、投資会社や起業家らの名前に加え、上場とは無関係な俳優の写真etc. も結び付けている、として。
…中国の全人代が閉幕。先週からの上海総合の大幅続落(習近平と李克強副首相の確執が嫌気されて)との見方もありましたが)は昨日は大幅反発へと。(今年の全人代で香港の”一国二制度”が実質無くなり、&民主党員が選挙に立候補できなくなった)
…EUではJ&Jのワクチンを承認、英アストラゼネカのワクチンを一時停止した(副作用で血栓報告例が増)。
…ECB理事会は、ラガルドの言葉が多すぎた様相(内部事情暴露しすぎ)。&理事会内での意見のすり合わせが軟調だったと見られることなど、今後のユーロには懸念、と。
よろしくお願いいたします。