暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#172

2021-03-10 08:11:43 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • 米3年国債の入札堅調で、マーケットに安心感が広がり、ハイテク上昇 & 金融・エネルギー下落

…東京でつけていた109円台も、108円台へと。&原油は続落、金は4日ぶり反発。

ナスダックは一時20%⇑だったけれども、直近では短期売買のモメンタム投資家が増えており、グロースを手放してバリューへと入っているので乱高下に注意、と米野村証券カネマツさん。

          • 米10年債:1.533% (⇓0.061)
          • 米2年債:0.162% (±0)
          • ユーロ$:1.1897
          • WTI原油:63.79

(AM5:30で2年債0.164(⇑0.002)微2年債売り。10年債は設備投資、2年債はファンド資金として利用されてる金利)

…今朝のワールドニュースでは、全人代での習近平の発言内容が伝えられていました。

「海警局の行動や人民軍の軍事力&情報力をハイレベルなものにしていく」「デジタルとプラットフォームに力を注いでいく」& IT業界内の”独占にも牽制をしていました。

…OECDが成長率予測を上方修正。中国は若干下方修正。日本は若干上方修正、しかし、他国に比べてかなり見劣りする成長率です(ワクチン普及率が低く(そもそも手に入れられない)、今後もスローと見られていることから、日本の成長は期待できないと見られている)。

昨日の日本の2月工作機械受注は大幅上昇(⇑36.7%)の1000億円超えでしたが(19ヵ月ぶり)。内訳は「外需が大幅増。内需は大幅減」という構図でした(しかも内需の受注減少は27か月連続となりました)。米中対立ハイテク懸念からの、”脱海外依存”ブームでの、台湾TSMC & 韓国サムスン人気。日本の半導体の立ち位置が危ぶまれている今。

…為替。明日以降も米で国債入札が控えている事 & 中国・米の2月CPIが出てくるので(ここのところの上海の大幅続落が気になります)、米大寒波での原油上昇がどう金利に影響するか。”1.6%”が重要なのでは。

…来週のFOMCで、経済の正常化へと向くのか or 金融緩和政策を維持するのか。今朝のモーサテの「プロの視点」はNYのホリコさんでした。

以前からの「米マーケットは2月半ばに調整入りした」という筋はブレていない、といつものように強い胆力。

            • 金融を引き締めているのに、なぜ株価が上がるのか。謎。
            • 今の米マーケットは、中身が無いのに上昇してる。謎。
            • 金利上昇がきっかけでの、マーケット下落(”1.6%達成”ではなく、”1.6%までの到達スピードがスピード違反”だったので)。

①金融引き締めで、

          1. マネーストック(M1)が、今年に入って横這い
          2. $指数上昇
          3. GOLDが軟調に

⇒しかし、ワクチン普及で楽観が広がり「景気回復」と見るのは合理的だが、航空・ホテル・レジャー銘柄etc. まだワクチン接種が始まったばかりなのに”コロナ後”を完全に織り込んでしまっている今(第4波懸念を織り込んでいない、など)。

⇒∴今後の上昇は限定的と見られる。

②株上昇の質が良くない。

ゲームストップ株etc. ロビンフッダーなどによる一部の小型銘柄転がし的な。

            • 20~21.1月までは、大手IT株が牽引してきた。
            • 1月以降、小型ハイテク株が釣り上げている。
              • ”コロナ後”を完全に織り込んでいるハイテクマーケット
              • バイデン政権人事で、FTC(連邦取引委員会)の5人の委員の一人にコロンビア大学のリナ・カーン准教を指名するという報道。大手IT企業批判の急先鋒な存在。過日に競争政策を担当する大統領特別補佐官に、巨大IT企業の解体を訴えるコロンビア大学のティム・ウー教授を起用。IT規制強化に布石を打った、と米政治専門サイト・ポリティコが報道。

③…①・②ゆえに、”次へのエネルギー”を溜める時期な今。

変動幅が大きい日々が続くと見られる今年のナスダック(年内)。しかし、長期的には「上昇していく」と見ているので、押し目で。

⇒(1.9兆$経済対策による)長期金利上昇による調整局面は、一部は最終局面に差し掛かってきているが、マーケット全体的に見るとまだまだ調整局面の最中と見る、とホリコさん。

⇒「リスクを、責任を、”しっかりとる”という姿勢を見せているトップ(CEO)」がいる企業が買いだと、ホリコさん。

…中国に続き、EUも半導体製造の脱アメリカ・脱アジアへと。20兆ユーロ分をEU圏内での製造へと転換(脱海外依存へと)。

(昨日のモーサテでは、中国成都市は日本の半導体企業をまるっと誘致しようと日本企業用工業団地を作って待っているという特集をやっていましたが(しかし、技術流出の懸念から、まだ1社もいない))

 

 

 

 

 


よろしくお願いいたします。