暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#179

2021-03-19 22:47:09 | 日記

こんばんは。

 

<気になる情報>

  • FRBリリースで、3月末でSLR終了、と。米長期金利急上昇な今。FTだけが当てた(SLR終了を)。

…要注意な状況な今。米銀行のリスクアセットが増え(∴銀行の自己資本比率が減少し)、銀行という米国債の買い手がいなくなることから、これから米国債が買いづらい展開となり、バイデンの1.9兆$経済対策資金を捻出する術が無くなる & 赤字国債発行による米財政赤字膨張を呼ぶ状況になると見られています(悪いどころじゃない金利上昇)。来週は米2年債・7年債の入札があります&パウエルの発言も連日のようにあります。

しかし、歴史的に見てもまだ低すぎる米長期金利なので、更なる上昇余地があるので⇒∴今夜の米金利は更に上昇していくと見る、とマネックス吉田さん。

⇒銀行はバランスシートの健全性を保つために国債を売る必要が出てくるので、FRBが一昨日・昨日のFOMCで金融緩和を維持すると言っていたのは、このSLR終了を織り込んでの発言だったと見られる。

⇒∴今夜、FRB手腕を試すことになる米マーケット。

      • 米10年債金利と90日MAからの乖離率は異常値(60%近辺)な今なので、今夜でもう米10年債金利の天井は終わる、とも。BTCでも乖離率が50%を超えると1か月以内には⇓だったので ⇒∴米金利上昇は一旦ピークアウトして、今後は下がると見られる。
      • 過去の金利急騰場面では、FOMCを前後して金利天井クライマックスを迎えてきていた過去の米なので。⇒∴行き過ぎた金利上昇というのはFOMC後に必ず下落している(今日の米は昨日の1.75%は超えず、今日は2番煎じとなり、ピークアウトとなる⇒来週からは金利は⇓へと向かう、と見られている)。⇒∴ドル円が日米金利差に連動している(=米金利と連動)。⇒∴$が下がっていくと見ている、とも吉田さん。
      • 今回の金利上昇がスピード違反だったので、トレンドを考えると今重要な分岐点と見るので(52週MA)、
          • 2002⇒2005($底105円)
          • 2007⇒2011($大底80円)
          • 2015⇒2021($底106円)

⇑米10年債利回りと52週MAの乖離が「5%以上が1か月以上」続いたとき。

吉田さん曰く、先行きの見立てとしては、

          1. 3月後半から末にかけて、106円を下回る展開が来るか。
          2. 更にもう一段のドル安。1月に付けた102円。⇒新たなドル高トレンドが始まっている可能性がある今なのか。

⇒今日の東京の状況では105円の方向に行く感じはしなかったのだけれども、SLRが3月末で終了というFRBリリースで、10年債金利上昇となると見るので、

⇒3月後半にも106円を下回ると、次は102円が大底となるので、継続的なトレンド転換に変わってくる可能性があると見ている、と吉田さん。

FRB「終了するが、景気を阻害しないように、銀行を傷つけないように、FRBは頑張る」とリリースあり。

しかし、「FRBは23年までに完全雇用を定着させると言っているのに、23年末まで金融緩和維持・ゼロ金利などありえない」というWSJ記事から、マーケットはパウエル議長を信用しなくなった。⇒∴昨夜のNYから10年債金利上昇へと。⇒∴インフレ懸念が強まってきた昨日今日。

∴ドル高トレンド転換に要注意。

 

 

 

 

 

よろしくお願い致します。


株価予想日記#178

2021-03-19 08:02:18 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • パウエル議長の一昨日の発言に反して、マーケットは「インフレ懸念がある」と見ての、昨夜の金利上昇NY。米10年債金利は一時1.75%(2020.1月以来)、30年債金利も2.5%を突破(2019.8月以来)。政策金利を反映する2年債金利も大幅上昇。⇒パウエルさんを無視してインフレ観測が高まっている米マーケット。

…金利上昇からの、ナスダックは3%超のマイナスだった今日。一昨日のFOMC発表でパウエル議長が「2023年末までゼロ金利を継続する」と明言したにもかかわらず、マーケットは足元の人件費高騰・輸送費高騰etc. インフレへと繋がる材料が多いと見ての、「FRBは臨機応変に対応を変えてくる(テーパリングを始める)」予測からの、金利上昇へと繋がった模様で。

人件費・輸送費の高騰が価格へと転化される事態を材料にし始めてきたマーケット(悪いインフレ材料)。しかし、午後には金利上昇は一段落しましたが、SLR措置延長するかどうかという爆弾も残っているし & 景気期待で買われていた原油もここのところ5日続落(在庫が4週連続で増加している)ですが、短期的にはコモ&BTCは強く、ここの資金がどこにどう流れていくのか。∴「将来のインフレを高めてしまうのではないか」と、まともなマーケット。

…      ①フィスコNYの平松さんは、

          • 米10年債金利の上昇観測は根強く、$は底堅いと見られる(ドル高)。
          • 英イングランド銀行政策決定会合で「金融引き締めはしない」と明言し、∴ポンドは売り優勢へと(”インフレ対策で引き締めをしてほしい”が最近のマーケットの共通事項。もう”助けてくれる”がマーケット上昇因とはならなくなってきた?他力本願ではなく、まともになってきたマーケット)。
          • 米の21年経済成長見通しを6.5%へと引き上げたOECD&FOMC。∴米10年債金利上昇の一因となったのですが、ここにバイデンの1.9兆$経済対策も加わるので、&パウエルの”金利上昇懸念はない”的発言だったので、$買いは続くと見られるが、「米約7%の経済成長は続かない」と、持続は不可能、と平松さん。

②バンカメストラテジストの山田さんは、

          • 世界経済はV字回復と見る⇒∴景気敏感株が活況な今。セクターローテーションが上手く回っていて、マーケットに買い安心感が広がっている今。
          • しかし、企業業績はピークな今(6月が天井と見られる)。⇒「年後半は減速する」とも。
          • 最大のテールリスクは、コロナウイルス<米の金利上昇(インフレによる金利上昇)。

去年:コロナ禍でのFRBゼロ金利政策による低金利で、ナスダック成長株に資金が大量流入した。

今年:10年債金利上昇がネガティブ因となってくる懸念。⇒∴米マーケットは10%⇓の調整が入ると見られる。

          • 米10年債金利の危険水域は「2%」と見る向き多勢な米マーケット(バンカメは1.8~2.0%。適正は1.5%と見ている)。⇒FOMC後のパウエル会見で米国債の需給バランスを説明しなかったことが、昨夜NYの金利上昇因とも。
          • 年末予測は、米SP500:3800 &グロース売り(リスクオフでの)。日本:32000。⇒SP500に流入しやすいが、やや弱く、米1.9兆$での景気の良さ(CPI⇑)は年後半に日本に優位性が移ってくると見られる、と。
          • 為替:バイデン1.9兆$での金利上昇からのドル高 ⇒しかし、”財政赤字・貿易赤字”拡大での「双子の赤字」で、年央にかけて調整が入ると見られている。

③野村証券の池田さんは、

「すぐには引き締めには転じない」を明確にしたFOMCパウエル議長。

⇒真に受けると、”流動性相場から、緩やかに業績相場へと移行していく”と見られる。

⇒∴日本のリビジョンインデックス(上方修正ー下方修正)の値が高い今、更なる上方修正圧力が続くと見ての(米失業率が増加しても、FRBが金融緩和を続けるので)、夏までに日経平均31000に迫る、と。

米ISM・フィラデルフィア製造業景況感が良。金利上昇は鎮静化へと見ての。

…米中外相会談がアラスカで始まりましたが。バイデン政権1年目は”米中対立”を演じ、その後は徐々に距離を縮めていく(融和へと)、と見透かしているマーケット。

EUと一緒に人権問題で対中制裁をしていくとした米ですが、世界がこぞって”インド太平洋”を狙っているのは習近平”後”か。

…仏・パリetc. での再ロックダウン(第3波)&変異種ウイルス感染拡大中の米。

NY昨夜の金利上昇の因でもあった仏の再ロックダウンですが、EU当局が英アストラゼネカを「安全」と発表 ⇒伊・仏・独etc. アストラゼネカのワクチン接種再開したものの、インドでの生産に遅れが生じている。

…海底光ケーブルの入札で、最安値を提示した中国企業の入札を無効にしていた日米豪。⇒∴米 vs 中国&FBの対立が鮮明になってきた、との報道。

…地銀株250億円を売却へ~日本生命。(8割を純投資している日本生命)

 

 

 

 

 


よろしくお願いいたします。