こんばんは。
<気になる情報>
- FRBリリースで、3月末でSLR終了、と。米長期金利急上昇な今。FTだけが当てた(SLR終了を)。
…要注意な状況な今。米銀行のリスクアセットが増え(∴銀行の自己資本比率が減少し)、銀行という米国債の買い手がいなくなることから、これから米国債が買いづらい展開となり、バイデンの1.9兆$経済対策資金を捻出する術が無くなる & 赤字国債発行による米財政赤字膨張を呼ぶ状況になると見られています(悪いどころじゃない金利上昇)。来週は米2年債・7年債の入札があります&パウエルの発言も連日のようにあります。
しかし、歴史的に見てもまだ低すぎる米長期金利なので、更なる上昇余地があるので⇒∴今夜の米金利は更に上昇していくと見る、とマネックス吉田さん。
⇒銀行はバランスシートの健全性を保つために国債を売る必要が出てくるので、FRBが一昨日・昨日のFOMCで金融緩和を維持すると言っていたのは、このSLR終了を織り込んでの発言だったと見られる。
⇒∴今夜、FRB手腕を試すことになる米マーケット。
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- 米10年債金利と90日MAからの乖離率は異常値(60%近辺)な今なので、今夜でもう米10年債金利の天井は終わる、とも。BTCでも乖離率が50%を超えると1か月以内には⇓だったので ⇒∴米金利上昇は一旦ピークアウトして、今後は下がると見られる。
- 過去の金利急騰場面では、FOMCを前後して金利天井クライマックスを迎えてきていた過去の米なので。⇒∴行き過ぎた金利上昇というのはFOMC後に必ず下落している(今日の米は昨日の1.75%は超えず、今日は2番煎じとなり、ピークアウトとなる⇒来週からは金利は⇓へと向かう、と見られている)。⇒∴ドル円が日米金利差に連動している(=米金利と連動)。⇒∴$が下がっていくと見ている、とも吉田さん。
- 今回の金利上昇がスピード違反だったので、トレンドを考えると今重要な分岐点と見るので(52週MA)、
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- 2002⇒2005($底105円)
- 2007⇒2011($大底80円)
- 2015⇒2021($底106円)
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⇑米10年債利回りと52週MAの乖離が「5%以上が1か月以上」続いたとき。
吉田さん曰く、先行きの見立てとしては、
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- 3月後半から末にかけて、106円を下回る展開が来るか。
- 更にもう一段のドル安。1月に付けた102円。⇒新たなドル高トレンドが始まっている可能性がある今なのか。
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⇒今日の東京の状況では105円の方向に行く感じはしなかったのだけれども、SLRが3月末で終了というFRBリリースで、10年債金利上昇となると見るので、
⇒3月後半にも106円を下回ると、次は102円が大底となるので、継続的なトレンド転換に変わってくる可能性があると見ている、と吉田さん。
FRB「終了するが、景気を阻害しないように、銀行を傷つけないように、FRBは頑張る」とリリースあり。
しかし、「FRBは23年までに完全雇用を定着させると言っているのに、23年末まで金融緩和維持・ゼロ金利などありえない」というWSJ記事から、マーケットはパウエル議長を信用しなくなった。⇒∴昨夜のNYから10年債金利上昇へと。⇒∴インフレ懸念が強まってきた昨日今日。
∴ドル高トレンド転換に要注意。
よろしくお願い致します。