2024年度<1次合格体験記> (3)(ポルトガル語)
●植山先生
スペイン語(2022年)、英語(2023年)に続き、三言語目のポルトガル語の一次試験に無事合格しておりました。強力な応援をありがとうございました。
しかし、勝って兜の緒を締めよというプレッシャーを感じております。
スペイン語を頑張ってきた者にとって、理解できるかどうかを確認するポルトガル語のマークシートの筆記試験よりも、アウトプットできるか試す口述試験の難易度の方が非常に高いと感じています。
多忙な日々ですが、人事を尽くした、と言える勉強をしていきたいと思います。冬の陣(第2次口述試験)まで、よろしくお願いいたします。
●ポルトガル語(メルマガ読者、無料動画利用者、無料教材利用者、<傾向と対策シリーズ>の資料と<解説動画>(YouTube)利用者)
【1】受験の動機
ハローの資料を活用させていただきながら、なんとか、スペイン語(2022年)、英語(2023年)、英語と試験を突破してきました。
今回、三か国語目としてポルトガル語にチャレンジしています。
学業、仕事柄、中南米とのご縁が多く、主に仕事で使うのはスペイン語でした。その次にご縁があった言語がポルトガル語でした。
これまでに勉強する機会は何度かありましたが、やらなくなるとレベルが落ちていくことの繰り返しで、ここで一念発起して勉強し直そうと考えました。
ブラジルは音楽をはじめとする文化、地理、歴史的多様性にあふれており、非常に興味深い国の一つです。
リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの際に、事前準備や現地で磨いたポルトガル語を再度使えるものにしたい、通訳案内できるレベルにまで上げ、維持していきたい、との思いから受験しました。
【2】第1次筆記試験
<ポルトガル語>(合格)
<日本地理>(免除)
<日本歴史>(免除)
<一般常識>(免除)
<通訳案内士の実務>(免除)
<ポルトガル語>(自己採点:84点)(合格)
<試験会場、試験の様子>
同じ教室の 受験者は10人に満たないようでした。イタリア語などと同じ教室でした。回答用紙の色が受験言語によって違いました。
試験の難易度は、昨年よりも難しく感じました。
特に難しかった点は、大問4の日本についての問題で、通訳案内士として知っておくべき良い問題だったと感じています。引っ掛け問題も多く、ポルトガル語の知識だけでは太刀打ちできないものでした。文法的な間違いに気づければ、それで選択肢を減らす方法もあったかもしれないのですが、試験中は内容に集中しすぎてその点は失念していました。
ポルトガル語は年度によって難易度の差が大きいのですが、おそらく昨年と同じ出題者のように感じました。
<勉強方法>
2016年リオデジャネイロオリンピックの際は④⑤で勉強し、一通り会話が成立する程度までのレベルには達していました。しかし、その後使う機会が極端に少なく、だいぶん忘れており、文法書を見ても新しく学ぶ単元のように感じることも多々ありました。
筆記試験の2週間ほど前に、NHK出版で下記の①が発売されたことを知り、すぐに教科書を切り替えました。
スペイン語版を持っており、よくまとまっていると信頼しているシリーズでした。安心して取り組める参考書のおかげで、効率よく文法の総復習ができ、一通りはやったという気持ちで挑めました。良い決断をしたと思います。
また、Flashcard Deluxeでポルトガル語の単語帳を作る、Duolingoでポルトガル語のアウトプットの練習をするなども行いました。Amazon Primeで見れるポルトガル語映画や動画、YouTubeなどを浴びるように見て、少しでも自分のポルトガル語経験値を増やすよう努めました。
文法の参考書:
① これならわかる ブラジル ポルトガル語文法: 入門から上級まで 福嶋 伸洋 著 NHK出版
② 世界の言語シリーズ 11(ポルトガル語)
平田惠津子,鳥居玲奈,ロジェリオ・アキチ・デゼン 著 大阪大学出版会
③ スペイン語からポルトガル語へ 富野幹雄 著 大学書林
④⑤ ブラジル人による生きたブラジルポルトガル語 初級・中級の二冊
兼安 シルビア典子 (著) 同学社
単語:
ポル語る ポルトガル語学習サイト
魚の名前、調理器具の名前など、現地で使われている単語集が役に立ちました。たまたま知り合いのポルトガル語の先生も監修に名を連ねておられたので、安心して活用できました。
ハローの資料:
単なる外国語だけの試験ではなく、日本に関する知識も必要となるため、全体的な復習と傾向把握のために直前資料を全て確認、視聴しました。特に世界遺産関連のまとめに重点を置いて復習しました。
映像資料:
外務省監修 Japan Video Topics - Português
Mohamad Hindi等の食についてのチャンネル
(下記を利用しました)
●<第1次筆記試験問題>
●<Flashcards Deluxe>(暗記カードアプリ)を使い倒せ!
●第1次筆記試験<合格体験記>(2019年度~2023年度)
●<最終合格体験記>(2018年~2023年)
●2024年度受験用<日本地理>の傾向と対策(資料)
★2024年度受験用<日本地理>の傾向と対策(動画)【YouTube】
●2024年度受験用<日本歴史>の傾向と対策(資料)
★2024年度受験用<日本歴史>の傾向と対策(第1講)(動画)
★2024年度受験用<日本歴史>の傾向と対策(第2講)(動画)
●2024年度<一般常識>の傾向と対策(資料)
●2024年度<一般常識>の傾向と対策(補足資料)(その1)
●2024年度<一般常識>の傾向と対策(補足資料)(その2)
【3】ハローのメルマガ、動画、教材、<傾向と対策シリーズ>などで役に立ったこと
単なる外国語だけの試験ではなく、日本に関する知識も必要となるため、全体的な復習と傾向把握のために直前資料を全て確認、視聴しました。特に世界遺産関連のまとめに重点を置いて復習できました。
【4】第2次試験に向けての<決意表明>
勝って兜の緒を締めよ!
スペイン語をある程度やってきた者にとって、ポルトガル語のマークシートの試験は受かる可能性がやや高いと考えております。
口述試験では、スペイン語との違いをしっかり意識しないといけません。
- スペイン語とポルトガル語の違いを明確に理解する
- 幅広い語彙
- 深い文法知識
- 発音の精度を上げる
スペイン語もポルトガル語も、非常に奥の深い言語です。
完璧は難しと割り切って、人事を尽くし、天命を待とうと思います。
私の目標は通訳案内できるレベルにまで上げ、維持していくことです。
三言語目、なんとか合格できるよう、勉強を続け、二次試験に向けて準備を進めます。
【5】ハローに対するご意見、ご希望、ご感想
いつもありがとうございます。
植山先生の激励のおかげもあり、一次突破が叶いました!
地理、歴史の今年の問題を解いてみて、知識のてこ入れが必要なことも痛感しました。
冬の陣に向けて、ハローの二次対策も活用させていただきます。
今年もよろしくお願いいたします。
以上