2022年度<模擬面接特訓>受講の感想(54)(英語)(ドイツ語)
●植山先生
植山先生は、受験生や通訳案内士の方々への愛に溢れており、その温かいお人柄に触れるだけで幸せな気持ちになりました。
こんなに一生懸命に親身になって指導して下さる先生にお目にかかるのに、勉強も間に合わずに模擬面接試験に行くことが恥ずかしく、前の晩、日付を間違って連絡もせずすっぽかしてしまったという悪夢にうなされました。
もしかしたら一度しか会わない試験官に自分の不勉強がバレるのは恥ずかしくないけど、長いお付き合いになりそうな植山先生にバレるのはとても恥ずかしいし、何より申し訳ないという気持ちになり、植山先生との<模擬面接特訓>は本当に特別なものでした。
無理矢理このスケジュールを入れることで、自分を追い込み集中して勉強でき、更には本番前にダメダメなところを自分につきつけることが出来ました。私のような者にも、先生は優しく、足りないところを的確にご指導くださいました。
まずは、面接の前に、不安に思うような点があるか聞かれました。
何人かの方が書いておられたように、私もプレゼンで3題とも話すことが浮かばない状況になった場合が不安だったのと(これについては、みんな同じ不安を抱えている、先生だって例外ではないが、実は先生は大丈夫。なぜならたくさん引き出しがあって、どうとでもつなげられるから。つまりはそうなればよろしいとの意味)、外資の会社で日本人としての誇りをもってビジネスの世界で仕事をしてきたので、セミナー第2講の例のように、ホスピタリティを通り越して召使か奴隷のような対応までオファーすることが、性格上できないかもしれないし、それがバカ正直に出てしまうかもしれない不安について話しました。
先生は、一刀両断「まず、(通訳案内士とお客様の)関係は、対等ではないので」とお答えになり、はっとさせられました。(後に、その例とはお客様を背負ったり、自宅に招いて日本食体験をさせたり、お金を代わりに払ったり、という点です、と申し上げると、それは。。。お金の貸し借りは良くないけど、あとはロールプレイと割り切っては?詳しくは第2講の先生のコメントを読んで下さい、ということでした。)
その後、席を移して2回分の模擬面接をさせて頂きました。
勉強不足からくる日本事象のプレゼンがとても苦手であることに気づかされました。やはり、勉強していないことは喋れない。あと1日しか残っていませんが、できる限りキーワードを愚直に頭に叩き込もうと思います。
英語だけでなく、例を挙げる際、日本語での観光地名が出て来ず、自分でもびっくりしました。
他の方も書いておられたように、京都・奈良の世界遺産など自分のホームを作り用意して、そちらにつなげる戦略も御指南頂きました。
また、For example, などとして具体例を挙げて話を膨らますのも良いというご指摘も頂きました。先生とお話しているうちに、自分的には、例えば話し始めからいくつか決まった数の elements があれば、それを念頭に置いて時間を割り振ることができるけれども、例を挙げたりして広げるあるいは深堀りしてしまうと、取り止めがなくなり、上手く最後のランディングが出来なくなる危険があると感じ、最初にプレゼンの structure を考えることが重要だなと気づかされました。
そうすれば安心して具体例を盛り込むことができます。(例えば、英検1級の二次試験のときは、テーマに対する自分の考え、それに対する2~3の理由、最後に Conclusion というのが基本の structure でした。)また、先生からは「初めて日本に来た外国人観光客に日本を案内する観点から」を念頭に置いて、プレゼンすること、選んだ題について一方向だけから説明をするのではなく、多方向からの説明も加え、その特徴について網羅して説明してあげること、大局的なところから、範囲を狭めてくること(ネタばれ回避のためこんな表現になりました)等のご指摘も受けました。
また通訳案内士であることを念頭にプレゼンするというセミナー第5講からヒントを得て、自分としては最後の締めは「機会があれば、是非楽しんで(or 味わって or 見て)頂きたい」といったような文がいいのかもしれない、と感じました。このように、ご指摘を受けているやり取りのうち、何が必要かわかってきました。あと、話すことが思い浮かばなかったとき、黙るよりはと思い逸話を話しましたが、少しブラックジョーク的なネガティブな内容だったので、そういうことは話さない方がよろしいでしょう、との指摘も受けました。
プレゼンが終わり、外国語訳と困ったシチュエーション打開の問題では、不思議とあがらず自然に答えることができたように思います。先生のお話では、実際のシチュエーション問題はもっと長く複雑で、字も小さいということだったので、物理的な戦術面としては、老眼鏡を面接試験の部屋に持って行った方が良いと思いました。読めなければお話になりませんから。
あとは声をもっと大きく、ゆっくりと話すようにご指導を受けました。実際の試験では試験官と受験生の距離は約4.5mあるとのことですし、おそらくマスク着用のままだとしたら、もっと声を張らないといけないかもしれません。スマイルも大げさくらいにしないと、マスクで隠れてしまうかもしれませんね。本番の試験と違うところは、プレゼンの後と外国語訳の後の質疑応答がなかったことでした。
なるべく他の方が書いておられるものと重複しない内容を選んで書きました。実はドイツ語とのダブル受験なので、最後にドイツ語も少しやってみましょうとおっしゃっていましたが、時間切れとなってしまいました。
もう準備が間に合わなすぎるので、不安しかありませんが、今年のこの状況下で、初めての二次試験、やれるところまで諦めずやってみたいと思います。
ご指導誠に有難うございました。
もっともっと先生とお話していたかったですが、時間はきっちり始まり、次の方がみえてぴったり1時間で終わりました。その点でも素晴らしかったです。
以上